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2005.05.02

風邪の効用??

しつこい風邪と仕上げにはインフルエンザまで抱え込み、咳と痰が止まらずに歌いにくい日が延々と続いた今年の冬。ようやく風邪ともサヨナラして、気持ちよく歌える春がやってきた~~と思ったのもつかの間。またまた、風邪を引いてしまいったのです。どうして、どうして? 栄養は十分足りてるし、お布団はちゃんとかけて寝てるし、うがいも手洗いもちゃんとしているし、喉ガ冷えないようにスカーフもしてるし、なーんで、なんで、こんなにしょっちゅう風邪をひいちゃうんだろう??

また、痰が喉に絡んで歌いづらい日が始まる。まるでゴミが詰まったリコーダー(なんてものがあるかどうか知らないが)を吹いているように、声といっしょに雑音が出てくるような不快感を感じながら歌う。そんな情けない日が数日間続いた。

冬の間、風邪に悩むわたしに、友達が一冊の文庫本をプレゼントしてくれた。

「風邪の効用」 野口晴哉著  ちくま文庫

野口整体の創始者である筆者が、体にとって風邪とは何か、をこんこんと説いている。整体の知識のないわたしにはわかりづらいところが多かったが、風邪の効用というタイトルの意味するところは、「人は体のどこかに無理や偏りがあるときに風邪を引く。風邪は、その無理や偏りを是正する効能がある」ということらしい。

うーん・・・ほんとかな? 半信半疑で読んでいた。

そういえば、この冬の長い長い風邪からようやく抜け出したとき、風邪をひく前よりも喉が楽になって、力を入れなくても声が出るようになったことに気がついた。特に高い音を歌うときが、今まで経験したことがないぐらい楽だった。力まなくても自然に歌えるという感じがして、歌うことがとても楽しい春だった。

そして、今回の「春の風邪」。数日間、うっとうしい咳と痰とつきあって風邪が去ってみると、また今回も風邪をひく前よりも歌いやすくなったような気がする。本当に歌いやすくなったのか、単に風邪が治って普通に歌えるようになっただけなのか、はわからないけれど、歌うのが楽になったなあ、前よりもだいぶ楽しく歌えるようになったなあ、と歌っている本人が感じられるのだから、これはやっぱり「風邪の効用」と言えるのだろうか?


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» 病み上がりの記 その2 [旅限無(りょげむ)]
■二年前に「ちくま文庫」で復刻されたので、随分と多くの人が読むようになった野口晴哉(のぐち・はるちか)さんの『風邪の効用』という本を御存知の方が、拙ブログの読者の中にもいらっしゃるのではないでしょうか?乱読多読の日々の中で、友人の整体治療家の親友から、初版本を手渡されている身としましては、今回の貴重な「病の体験」に関して、この本にぜんぜん触れないというわけにも参りません。野口さんの本の多くは、口述筆記や講演記録が多いのですが、実際に肉声を... [続きを読む]

受信: 2005.05.06 12:15

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