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2005.07.29

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

大好きな歌。FESTA DO INTERIOR
この歌を、きょうのライブでは
パーカッション担当のお兄さんにギターを弾いてもらって
歌うのです。

そうなんです。
パーカッションのお兄さんは
ギターがとっても上手なんです。

というわけで。
フェスタ・ド・インテリオール。
ギター弾かなくていいから、
思い切りたのしく歌ってしまおう!

例によって(?)
鏡に向かって歌う練習をしているうちに・・・・

不思議な歌を思い出しました。
フェスタ・ド・インテリオールによく似た歌。
たしか、デズニーかなにかの映画に出てくる歌。。。。

調べてみたら、ありました!
メアリー・ポピンズの中の

「スーパーカリグラジフィリックスエクスピアリドーシャス!」

魔法の呪文のような愉快な歌です。
これをフェスタ・ド・インテリオールの真ん中で歌っちゃおうっと。

それから、大真面目に練習を始めました。
なにしろ、舌をかみそうな魔法の呪文。
舌がもつれて、なかなか正しく発音できません。
正しくいえないと、きっと呪文の効果はないだろうから、
英語の勉強をしていたころのように、
大真面目に発音練習。

それだけではありません。
歌の合間に

Um diddle diddle diddle, um diddle ay!

という合いの手みたいなのが入ります。
しかも4回くりかえし。
これが・・・・口が回らないばかりか・・・・

息が続かない!

じっと立ったまま歌っていても
息が続きません。
駅からの帰り道、歩きながら歌おうものなら、
酸欠(?)で頭がくらくらしてきます。

これはいかん!
口の体操に加えて
息を吸う練習もせねば。

愉快な歌を大真面目に練習するももこさんです。

そして、お兄さんとの練習の日。
大真面目の練習の甲斐あって、
どうにかこうにか、
息継ぐ間もない「Um diddle diddle diddle, um diddle ay」4回も
歌えて、ほっとしていたら・・・

「それ、8回歌ってください」とお兄さんが言うじゃないですか!

え? 8回!!!???

フェスタ・ド・インテリオールに戻る合図として
8回歌うように、ということらしいのだけれど・・・・

4回でも息も絶え絶えなのに・・・
8回歌ったら、倒れちゃうか
はたまた舌を噛むか・・・

さてさて。
数時間後にはこの歌を歌っているはずです。
無事に、
そして楽しく、
最後まで歌いとおせるでしょうか????

魔法の呪文、もう一回唱えておこうっと。

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!!!

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2005.07.28

触っちゃダメー!

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

大好きな歌、ROSAのギター。三拍子のこの曲をもう何年もこのように弾いている。

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

美しい歌。ギターのコードもきれい。ギターを弾いてうたっているとしみじみ幸せになる歌。

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

あるとき、気がついた。右手の指を弦に当てた状態で弦をはじいている。ベースの音を弾く親指も、ポロローンとコードを弾く人差し指、中指、薬指も弦に当てておいて、そこからはじいている。

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

もちろん音は出るのだけれど、もしかしたら、弦から指を離しておいて、弾くときだけ弦をはじく方がいい音がするのではないかしら? クラシックギターの曲を弾くときは、そうするように教えてもらった。指に弦を当てて「準備」しておくのではなくて、その音を出すときに弦をはじくといい音がするのだ、とギターの先生に教わったじゃない? もしかして、ROSAのギターも同じことじゃないかしら??

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

親指はわりとすぐに弦から離しておいても弾けるようになった。

問題はポロローン担当の三本の指。弦に触れて準備しておかないと、不安で不安でなかなか"ポロローン"と弾きだせない。それでも勇気を出して、指を弦から離して弾いてみる。たまに成功すると、今までに聞いたことのないような澄んだ音がする。

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

しかし、指を弦に当てておかないと、なんとも心細く、また、音をはずしてしまったり、弦をかすめて「カサカサ」っという聞き苦しい音が出たりで、なかなか気持ちよく弾けるようにはならない。歌を歌い始めると、歌のほうにも神経がいくので、右手の動きはますますおぼつかなくなる。

ポン・ポロローン
ポン・ポロローン

右手の指が「弦離れ」をして、美しいROSAを奏でる日はまだまだ遠いようです・・・・

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2005.07.16

知らぬはももこばかりなり・・・だったりして

あーあ、またやっちゃった・・・

目の前のパソコンの画面には"新規アカウント設定"ウィンドウが開いている。"新規アカウント"を作る気などサラサラない。メールソフトを閉じようとしてたのに・・・

時間がない時に限って"新規アカウント"を作っちゃうのよねえ。まったくもー! とぶつぶつ文句を言いながら、"新規アカウント設定ウィンドウ"を閉じて、わたしの意志に反して出来上がってしまった"New Accout01"フォルダを削除。

「本当に"New Account01"を削除してよろしいですか?」とパソコンに念を押される。「はいはい、もちろんです。だって、新しいアカウントなんか作る気、なかったんだもーん!」と言いながらOKのボタンを押す。

月に2,3回はパソコン相手にこのやり取りを繰り返す。その原因は・・・・

ショートカットキー


弱視のわたしは、普通の視力の方々と同じようにマウスを使ってパソコンを操作します。マウスの矢印ポインタは特大のサイズにしていますが、それでも、一度見失うと見つけるのがけっこう大変なのですね。

それで、できるだけマウスを使わなくても操作がはかどるように、何種類かのショートカットキーを愛用しています。

ウィンドウの切り替えにはAltキーとTabキー。
保存するならCtrlキーとS。
パソコンを終わらせるときはWindowsキー、U、もう一度U、の順番で・・・・

また、ショートカットキーと言えるかどうかわかりませんが、プルダウンメニューの中でしょっちゅう使うものは覚えておいて、キーボードから操作するタイプがいくつか・・・

フォントの変更は、AltキーとO、続いてF。
検索するときはAltlキーとEを押して、続いてF。
印刷するときはAltキーとFを押して、続いてP。
などなど・・・

わたしを混乱させるのは、「終了」のキー操作がソフトによって違うということ。インターネットエクスプローラはAltキーとF、続いてC。今使っているメールソフトはAltキーとFまではいっしょですが、次に押すのはX。

メールソフトを終わらせようとしてAltキーとFを押してからCを押すと、それは「新規アカウント作成」をしてしまう操作なのです。かくして、月に2度か3度、それも急いでいるときに限ってメールソフトに新しいアカウントを作ってしまう・・・

紛らわしいじゃありませんか?
ややこしいじゃありませんか?
そそっかしいももこさん泣かせじゃありませんか?

なんで、キー操作をどのソフトも共通にしといてくれないんだろう? せめて終了の仕方ぐらい共通にしといてくれればいいのにー! まったくパソコンってのは優しくない機械だわ!

メールソフトに作っちまった新規アカウントを削除するたびに、フツフツと腹を立てていたわたし。

ところが、です。

今、この文章を書くにあたり、あらためてショートカットキーを調べてみたら・・・・

なんと! どんなプログラムも瞬時に終わらせるオールマイティの終了ショートカットキーを発見いたしました!

AltキーとF4

わたしのキーボードでは、F4キーは、四つずつグループになっているファンクションキーの左端の塊の右端ですから、手で触ってすぐ押せます。

これさえ覚えておけば、もう二度と、いりもしない「新規アカウント」を作ってしまうことはない!! まるで
世紀の大発見をしたような気分です。

もしかしたら・・・知らなかったのはわたしだけ・・・?

毎日使ってるパソコンだけど、ときどきは初心に返って勉強してみるものですねえ・・・

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2005.07.15

♪二度とかけてこないで~♪

いつもニコニコしているはずのももこさんですが、きょうは久しぶりに怒っています。

プンプンプン! いったい何なのよーー!

いつも出かけてばかりのももこさんは、きょうはひとりでお留守番。留守番していると、かかってくる、かかってくるセールスの電話。

マンション、お墓、金融商品、エステ・・・・

いつもニコニコまあるい性格のももこさんは、こういう電話は一通り相手の話を聞いてあげます。せっかくかけてきたんだし、いきなりガチャンと切るのも気の毒な気がするので。たいていの電話の主は、立て板に水で原稿を読み上げるごとく話すので、相づちもそこそこに聞いています。その上で、「今は興味がないので必要ありません」と言って電話を切ることにしています。これで問題が発生することはめったにない・・・

めったにないはずなのですが・・・・

きょうは問題が発生してしまったのです。

お留守番の昼下がり。クーラーをつけて、気分よく弾き語りの練習をしていたももこです。今度のライブでは何を歌うかなあ・・・などと考えながらギターを弾いて歌う至福の時間。

そして、今、かなり気にいっているブラジルの歌、ROSAを美しく歌っているところへ・・・電話が鳴りました。ももこの部屋の子機の呼び出し音ははビバルディの「四季」。ピシンギーニャの名曲も電子音のビバルディにはかないません。

もーー! せっかくいいところだったのにいい!

「もしもし・・・?」
「○○様のオタクでいらっしゃいますか?」
「そうですけど?」

電話の主は若いお兄さん。どうやら、電話センターみたいなところで大勢でいっせいにセールスの電話をかけているような雰囲気が受話器の向こうから伝わってきます。さてさて、今度は何のセールス??

「お母様はいらっしゃいますか?」

しめしめ。このせりふを相手が言ってくれると電話はすぐに切り上げられるのです。ももこは見た目も幼いけれど、電話の声もかなり幼いので、中学生のお嬢さんが電話に出ちゃったと、相手が勝手に勘違いしてくれることが多々あります。こういうときは、このひとことで片付くはず・・・

「母は今、留守なんですけどー」

しかも、母が今留守なのは本当だし・・・

「ああ、そうでしたか。ではまた後日かけなおさせていただきます」と言って電話は切れるはずでした。たいていそうなるはずなのです!

ところが。

「オヨメサマでいらっしゃいますか?」

え? オヨメサマ? なんだか妙な日本語ねえ。まあ、いいか。適当に答えておこう。

「ええ・・・」

この時点で、ももこは急速に不機嫌になっておりました。大好きなROSAを歌っていたところに割り込みの電話。しかも、相手はここまで、自分を一切名乗らない。

「本日はですねえ。。○○様のお住まいの、えーと、これは何て読むんですか、この住所?」
「はあ?」
「△△って読むのかな、この地域にお住まいの皆様にご案内のお電話をかけさせてもらってるんですよー」

要するに家賃収入を見込めるマンションはいかが?というお話。それにしても、マンション売ろうっていう人が、「この地域」の地名が読めなくてどうするの???

「あ、マンションですね。うちはマンションを買う予定はないですから」と言って電話を切ろうとしました。
ニコニコ電話のももことしてはかなり不機嫌な声で。

すると。

「お金がないってことですかー?」と言うじゃないですか。ずいぶん失礼なセールスねえ、と思ったけど、せっかくそういう言葉を言ってくれたので

「ええ、お金がないからマンションは買いません。」
と言って、電話を切りました。

あーあ、ROSA、どこまで歌ってたんだっけなあ・・・・と思うまもなく、また電話が鳴るじゃないですか!

「もしもし?」
「さっき、電話切られちゃった者ですけどねー!」

なんと! セールスお兄さんはリダイヤルしてきたのです。これは初めての経験です。

「お金はまったくかからないんですよー」とお兄さん。

そんな素敵なマンションなら、そんなに目の色変えてセールスしなくてもお客は集まるでしょうに・・・それにしてもシツコイなあ・・・ここは、ニコニlコももこは引っ込めて、コワーイももこおばさんに変身せねば。

「マンションの話にはまったく興味がありません。もう二度と電話をかけてこないでください!」と断り、まだ何かまくし立てているお兄さんをほったらかしにして電話を切りました。

お兄さんはあきらめなかったのでしょう。また電話が鳴りました。ももこの部屋にビバルディが鳴り響きます

ピ ピッピッピ ピピピー
ピピ ピッピッピ ピピピー
ピピ ピーピピ ピッピ ピッピッピー・・・

1分ほど鳴り続けてビバルディは止まりました。

やれやれ・・・ROSAを歌う気分はすっかり失せてしまいました。わたしの幸せな歌の時間はどうしてくれるのよー!

セールスお兄さんもお仕事で大変なんでしょうけどねえ。そもそも平日の昼下がり。電話がつながる家は少ないでしょうから、やっと受話器を取ってくれた相手を逃さないゾっていう意気込みもわからなくはないけれど。

でも、迷惑!!この上ない!!!

そうだ! こんどこういう電話がかかってきたら、受話器に向かって歌ってあげよう! この歌・・・


♪夜更けの電話
♪あなたでしょう
♪話すことなど 何もない
♪Making good things better
♪いいえ、済んだこと

♪二度と、かけてこないでーー!!

(「オリビアを聞きながら」)

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玄米、最高! とももこおばさんは叫ぶ

我が愛するフォークシンガー玄米君が、6月末のNHKの熱唱オンエアバトルで見事!放送された。大ファン(のわりに最近ライブにいけなくてごめんね、玄米君)のわたしは、この日のために、パソコンに録画する方法を練習しました。ももこのパソコンのハードディスクにはギター弾いて歌う玄米君がしっかり保存されているわけです。

ライブ活動まっしぐらの玄米君。毎日のように自分の掲示板に書き込みをしています。この書き込みを読むのが、ももこおばさんのひそかな愉しみ。(なにしろ21歳だからねえ。おばさんっていう気分になるのです、玄米君の話をするときは・・・)

そして、昨日の玄米君の書き込みに、ももこおばさんは、またも大感動してしまったのでした。あまりにも感動したので、ここにご紹介いたします。


「バンドくみたいなあとか、思います。けど、ギター一本って、ほんと、すごい力ですね。5、6弦でベース音をだして、1、2、3弦のリフで、ギターソロもできるでしょ。あと、ミュートしたり、ボディー叩いたり、そしたらドラムでしょ。ギター一本で、バンドの出来上がりですよ。ほんとすごい。ギターって。で、僕がボーカル。一人で4人分。すごすぎ。
だから、もっとギター弾きたいって、思いました。弾き語りたいですね。すごい可能性もってますからね。ギターって。もっと、もーーーっといろんな曲つくりたいし、ライブしたい。昨日2時間しかねてないけど、お目目がぱっちりです。そして、酔ってます(またかい)。」


玄米君はギターがとても上手い! 一曲、一曲の雰囲気をギター一本で表現し分けるところに、研究熱心さを感じます。イントロを弾いたところで、その曲の世界を感じさせてしまう。同じ曲も、日によって、違う雰囲気の曲に聞かせてしまう。きっと、いろいろな音楽を聴いて、いろいろなギターを耳から吸収してきたのだろう。

この書き込みを読んだとき、彼が本当にギタ-で歌うことに賭けているのだな、と改めて感じました。「弾き語り」という言葉で表現するには、彼の歌はあまりにも破天荒でスケールが大きいけれど。彼の溢れるばかりの曲作りとライブのパーフォーマンスをがっちり支えているのは、彼のギターなのだと思う。

そう。玄米ライブの魅力は、彼が自分でも言っているように、なんだか息のあったバンドのライブを聞いているような気がしてくるところ。そこにはフォークギター一本と玄米の歌しかないはずなのに、聞いている方は、いつの間にかぐーっと引き込まれて、ノセられてしまう。この力は、玄米君のまさに天性の才能なのだろう。

オンエアバトルにはかっこよさげなバンドが並んでいた。ラップあり、ポップスのユニットあり、妖しいビジュアル系あり・・・ その中で、ひとりステージに立った玄米君。普段着(ほんとに普段着のままだった・・・・)の玄米君は、いつものライブと同じように客席をぐんぐんと巻き込みながら「目覚まし時計はいつ眠るーーー!」と熱唱した。ももこおばさんには、やっぱりこの日の出演者の中で、玄米君がいちばんかっこいいなあ!と思えてならなかった。

玄米君。21歳。ライブ活動まっしぐら疾走中。
8月には2枚目のCDが出来上がるとか。
CD発売記念イベントは8月8日(月)、代々木ラボにて。

聞きにいくからねー! 玄米君!


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2005.07.04

鐘の音が鳴るのはいつの日か・・

「じゃ、まずチューニングしましょうか」と先生。
「8回まわして、5回反対にまわすんでしたよね」とわたし。

この間から習い始めたのは、6弦をDに下げて弾くニ長調の曲。その6弦の下げ方を前回教わったののです。

「まず8回まわして、もう一度反対にまわすと、だいたいDに近い音になります。それから4弦と合わせます。直接一音下げるよりも、この方法だと6弦が狂いにくくなります。」
「なるほどー!」

最近、先生の言うことには、いちいち「なるほどー!!」と感心するももこさんです。

で、前回教わったとおり、8回まわして、5回反対にまわして、微調整して、準備完了。

「あの、このごろ何かと忙しく、ちょっと復習しただけで、まだ全然弾けないんですけど・・・」(実は、ここだけの話・・・先生には内緒だけど・・・レッスンに出かける前の30分で、前回のレッスンの録音を聞きながら3回練習しただけだった・・・)

この間から習い始めたのはブラジルの作曲家ペルナンブコの「鐘の音」。ショーロ風の明るい曲で、いつか弾いてみたいな、と思っていた。先生に相談したら、「ちょっと難しいけど弾けないことはないかなあ・・」とのことだったので、あまり魅力を感じない練習曲を覚えるより長続きしそうだな、と思って挑戦してみたのです。

とはいえ、クラシックの曲を覚えるのは大変です。楽譜を見ながら一つ一つの音が何弦の何フレットをどの指で押さえるのかを確認し、右手はどの指で弾くかを考えて・・・・わたしにとってはピアノの曲を暗譜する以上に大変な作業。弱視のわたしは、一通り暗譜をしないと練習すらできないわけで、新しい曲の覚え始めは、楽しみというより、苦痛です。

最近、弾き語りは弾き語りでやってみたいことが次々出てくる。放っておくと弾いて歌うほうに時間を割いてしまいます。気持ちはクラシックの曲を覚えたいと思っても、ついつい、とりあえずはすぐにできてしまう弾き語りばかり練習してしまう。

何とかしなければ、と考え付いたのが、先生に弾き方を全部教わって、その録音を聞きながらしょっちゅう練習するという方法でした。

サンバのセンセイにギターを習いに行き始めたころは、レッスンをことごとく録音して家で練習していました。センセイはギターを弾きながら、コードネームとコードの押さえ方を言ってくれます。その録音を何度も家で聞いて覚えていました。最初は、コードネームを言いながらギターを弾くのが大変そうだったセンセイも、そのうち上手に(?)なって、サンバのリズムに乗ってコードネームで歌う「エ・バイアーナ」や「ウ・アニャン」など楽しそうに歌ってくれたっけ。今でも我が家には、当時のレッスンを録音したカセットやMDがたくさんあります。もう、聞くことはないでしょうが、捨てられないんです夜ねえ。

最近はコード譜を見ればだいたい弾けるようになったので、以前のように何でもかんでも録音して覚えるということはしばらくなかったけれど、クラシックのややこしい曲を覚えるために、久しぶりに「センセイの説明を聞いて暗譜」する方法を復活させたのです。

そうして、レッスンの録音を3回だけ・・・だってほんとに忙しかったんだもん・・・・直前に聞いて復習してみると、思ったよりはなんとか弾けるような気がしてきました。

「先生、この曲、意外とそれほど難しくないかもしれないですね」
「それはですね、ももこさん。今はゆーっくり弾いているからです。ゆっくり弾くぶんにはこの曲は簡単です。でも、ショーロらしいテンポで弾くとなると、ポジション移動が多くて難しいんですよ」

むむむ。ということは、暗譜してだんだん楽しく弾けるようになるころに、実はなかなか楽しく弾けないという難関が待ち受けているわけか・・・・

さてさて。ももこさんのギターから鐘の音が響くのはいつになることやら・・・・

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2005.07.03

わたしのフェスタ・ド・インテリオール

違うんだってば!

心の中で叫んでいた。大好きな歌。フェスタ・ド・インテリオール。これもまた大好きな風船を手に持って歌いながら、「違う違う! わたしが歌いたいフェスタ・ド・インテリオールはこれじゃない! 赤い風船が似合うフェスタ・ド・インテリオールはこうじゃない!」と心の中で叫んでいた。

フェスタ・ド・インテリオール。マルシャのメドレーの定番の歌。わたしも、この歌を歌いながら踊るのが大好きだった。元気一杯に大声で歌うのが大好きだった。

でも、いつもどこかに違和感を感じていた。本当にこんな風に歌いたいの? こんなに大きな音が欲しいの? サンバは、フレヴォーは、マルシャは、大きな声で歌わなきゃいけないの? 

わたしに歌えるサンバはないの?
わたしに歌える楽しいマルシャやフレヴォーはないの?
赤い風船を持って、のどかに歌うマルシャはないの?
優しい声で軽やかに歌うサンバはどこにあるの?

混乱を抱えたままサンバのセンセイのところに行ってみた。

「あのね。大好きなフェスタ・ド・インテリオールを、わたしらしく歌いたいんだけど、どうしたらいいの?」と聞いてみた。

「Moraes Moreira を聞いたこと、ある?」
「誰? そのひと・・・」
「フェスタ・ド・インテリオールを作った人」

何と言うことだろう。大好きなフェスタ・ド・インテリオールの作曲者の名前をわたしは知らなかった・・・

「いっしょに見てみようか。とっても楽しいから・・・」

そして、センセイと見たMoraes Moreira のDVD。

一曲目は"Canta Brasil"
ステージにはMoraes Morais ただひとり。ガル・コスタの熱唱で有名なこの歌を、そしてサンバのライブではパーカッション総動員で、「できる限り速く」という速度記号が譜面に書いてあるかのごとくに賑々しく歌われるこの歌を、彼はギター1本で、まるで懐かしいフォークソングでも歌うようにさりげなく歌う。かっこもつけず、叫びもせず、ただただ普通の声で歌う。

それでも、彼の歌うCanta Brasil は心地よいサンバ! ほっぺたが緩んでしまう、体が動いてしまうサンバ! のびのびと歌いながらも、ズンズンと前に進んでいくサンバ!

「カンタ・ブラジル・・・・こんな風に歌ってよかったの???」
「そう。みんな速く歌いたがるけどね。」
「こんな風に歌っていいのなら・・・歌っていたのに・・・・あきらめていたのに・・・カンタ・ブラジル・・・」

そして。

パーカッション、ドラム、ギター、ベース、トロンボーン、アコーディオン、バイオリンやチェロという編成でMoraes Moreira が歌うフェスタ・ド・インテリオール。

あなたは、どうしてわたしのイメージの中のフェスタ・ド・インテリオールを知ってるの? と聞きたくなるような歌だった。

フェスタ・ド・インテリオール。田舎のお祭り。夏の終わりのブラジルの6月。サン・ジョアンのお祭りの日に、広場に集まって、焚き火を燃やして、子供達はつぎはぎの田舎者の衣装を着て、大人達は甘くて強いお酒「ケンタオン」を飲み、みんなでフォホーを踊る・・・ 

フェスタ・ド・インテリオール。「夢の世界の戦争のお話。爆弾が破裂して飛び出したのは愛だった」と歌う。花火がドーンと上がって、ハート型の花が夜空に咲くような、のどかで、ユーモラスで、かわいい歌。

そのフェスタ・ド・インテリオールを、作曲者Moraes Moreira は、その通りにのびのび愉快に茶目っ気たっぷりにギターを弾いて歌う。大勢のバックのミュージシャンも、皆、優しい音で叩いている。弾いている。軽やかに楽しげ。決して大音響というわけではない。けれど、聞いていると、いっしょに焚き火の回りの輪に加わってフォホーを踊りたくなる。

なんて普通で、何て楽しいんだろう!

こんな風にやマルシャやフレヴォーをを歌えるのね。
こんな風に楽しいサンバを歌えるのね。

Moraes Moreira

ジョアン・ボスコのように奔放でもなく。
ジョイスやガル・コスタのようにかっこよすぎず。
ルイス・ゴンザーガのように泥臭くなく。
ベチ・カルバーリョやアルシオーネのような迫力の声でもなく。
ごくごく普通のギターと歌で自分の世界をつくってしまう。軽やかで、歯切れよくて、ユーモラスで。優しくて暖かく。そして、丁寧に作られた世界。

ずっと求めていた世界を見せてくれたと思った。漠然と「こうなりたい」と思いつつも、具体的な形が見えなかったイメージの、ひとつの答えを見せてくれたような気がした。

わたしは、わたしの声とギターで、自分の世界をつくろう。ほのぼのと暖かくて、時にはおかしくて、時には切なくて、そして、わたしのほっぺたも、聞いてくれる人のほっぺたも緩んでしまうような音楽をつくろう。

きっと歌えるにちがいない。

わたしのフェスタ・ド・インテリオール。
わたしのサンバ。
わたしの歌。
わたしの世界。

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