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2005.09.07

「洗濯おばさんの歌」で癒されてます

その歌声を聴いたとたんにわたしの体じゅうの筋肉がはゆるんでしまったようだ。

おばさんたちのコーラス。ブラジルの、というよりはほとんどアフリカのおばさんたちのような声。その、あまりにもおおらかで、ストンとした歌い方。そして、のびやかなリズム。わたしの体から力という力が抜けていって、フニャフニャのくらげのように浮かんでいるようだった・・・・


 A MU'SICA DAS LAVADEIRAS DO JEQUITINHONHA
 ジェキチニョーニャの洗濯女達の歌

ブラジル北東部。バイーアの南隣の州、ミナス・ジェライス州の北東部をジェキチニョーニャ川という川が流れている。その川沿いのアルメナーラという町のおばさんたちのコーラス。

ジェキチニョーニャ川? いったいどこにあるのだろう? 去年ブラジルで買ってきた分厚い旅行ガイドの付録の「ブラジル全国地図」という模造紙ぐらいの大きさの地図で探してみた。内陸部。ジェキチニョーニャ川というのが確かにある。そのほとりの小さな町、アルメナーラ。ようやく見つけたその小さな地名から想像するに、ブラジルの内陸の地方都市、というより田舎町というところだろうか。

その昔、川が主たる交通手段だったという。そのころの女達は川辺に集まって洗濯をしていたのだろうか。おばあちゃんからお母さんへ、お母さんから娘へと伝えられた民謡。もともとはもっと素朴な、というか、CDにするようなものでもない、あまりにもありふれたものだったに違いない。それを、この町の元気な9人のおばさんたちが堂々とステージで歌い、CDに録音してしまった。

晴れ舞台に立ったのだけれど、CDになって有名にもなったわけだけれど、聞こえてくるのはどっしりとして、伸びやかで、ありのままのおばさんたちの歌声。

聞いているわたしは、両手を大きく広げていっしょに歌いたくなる。軽やかでいて伸びやかなリズム。おばさんたちの"そのまんま"の声。そして、おばさんたちの歌を暖かく、そして面白がって、いっしょに演奏するギターやフルートやパーカッション・・・

なぜだろう? おばさんたちの歌を聞くと、無条件にほっぺたがゆるむ。ヘラヘラ、ハハハと笑いたくなる。そして、踊りたくなる。

なぜだろう? 自分の国の民謡を聞いても、これほど体中が反応することはないのに。

なぜだろう? おばさんたちの歌はわたしを自由にしてくれる。

そうなのです。ジェキチニョーニャの洗濯おばさんたちの歌・・・これはたぶん、わたしにとって究極のヒーリング・ミュージックになったようです。

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