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2005.12.30

一晩中うたっていたい

それは、ファウサ バイアーナを歌っているときに突然、起こった。

ファウサ バイアーナ。

どんなにサンバを踊る真似をしても、本物のバイアーナ娘かどうかは、腰の振り方一つですぐわかるのさ、という楽しいサンバ。

楽しい歌ではあるけれど、楽しい歌だからこそ、歌とギターにサンバのリズムを感じながら歌えないものか。せめて、トントンと軽々しく先走る歌をナントカしたいなあ、と、メトロノームに合わせて、ああでもない、こうでもない、と歌っている最中に、それは起こった。

声が変わった。

いつもの、ほんわかMomokoの声じゃなくて、
いつもの、ぴょんぴょんスキップするような声じゃなくて、

なんというか、

お餅のような声になった。

粘りがあって、重みがあって、ポルトガル語で歌うサンバにピタっとハマる声。
ちょっと声がかすれたような感じなのだけれど、歌っていてちっとも辛くない。
今まで空気があたったことのない喉のどこかで歌っている感じ。

知っている限りのサンバを片っ端から歌った。

速い曲も、ゆっくりの曲も、バラードも、どの歌も、お餅のようにどっしりと、そして、切れ目なく伸びる声。

きっと、このところ真面目に練習に励むわたしに、今年の最後の最後に音楽の神様が届けてくれたプレゼントに違いない。

一晩中、サンバを歌っていたい! もっともっと、歌っていたい。
だって、こんな声、こんなにどっしりとした声なんて、きっと今夜だけの魔法だから・・・魔法でもいいから、この声でサンバをいくらでも歌っていたい!

でも・・・

時計の針は午後10時をさした。
サンバの時間は終わりです。

明日、目が覚めたら、きっと、いつもの、ほんわかMomokoの声がスキップしていることでしょう。

夢かもしれない。錯覚かもしれない。

それでもいい。

今夜、自分の声で、こんなに楽しくサンバを歌えた記憶は、わたしの一生の宝物。


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