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2006.04.26

アラカルト

月に一度、ファミリーレストランに歌いに行きます。

すかいらーく多摩センター駅前店。
郊外の私鉄の駅前の広くて明るいファミリーレストラン。
ピアノが置いてあり、週に何度か生演奏のライブがあるファミレスです。

ウィークデイの午後のひと時。
お食事の後、お茶を飲みながらお喋りに熱中するテーブル。買い物やお稽古ごとの合間にお仲間とお茶をしに立ち寄るグループ。あちこちのテーブルから楽しげな会話が聞こえてくる。

そんな昼下がりのファミレスで、明るい日差しに似合う曲をあれこれ選んでは歌う数十分間。
自分の歌とギターがレストランの空気に馴染む感じが心地よい。

ところで。

このレストランの入り口の小さな黒板には、「本日のライブ」の出演者が書いてある。

先日、歌いに行ったとき、何気なくこの黒板に目を向けると、


 本日のライブ
 Momoko(Jazz)

と書いてあるじゃないですか!

え? ジャズ?
わたしはきょうからジャズシンガーになったのかしら?

ライブハウスではないので、音楽目当てで店に入ってくるというお客様はめったにいないだろう。

でも、ひょっとしたら、「ほお、きょうはジャズが聞けるのか。懐かしいねえ。サラ・ボーンやエラ・フィッツジェラルド。ちょっと聞いていこうかねえ」なんていうおじ様がいらっしゃらないとも限らないじゃあないですか。

困ったなあ。
かろうじてジャズの曲といえなくもない歌は一つしかうたえない・・・・

結局、黒板の「Momoko(JAZZ)は見なかったことにして、いつもどおり好きな歌をMomoko風に歌うのでした。

そして、歌いながら考えました。

入り口の黒板には何て書いてもらったらいいんだろう?
先月までは「ボサノヴァ」と書いてあった。でも、実はこの「ボサノヴァ」という肩書きも居心地の悪いものだった。

ブラジルの歌は歌うけれど、スタンダードなボサノヴァはほんの数曲。あとはサンバだったり、ポピュラーソングだったり・・・・

それに、歌うのはブラジルの歌だけじゃない。日本の童謡や唱歌や歌謡曲、フォークソング。それに自分で作った歌もうたう。

「小野リサみたいな心地よいボサノヴァを聞きながらお茶を飲もう」とお店に入ってみたら、聞こえてくるのは「てんとう虫のサンバ」や「百万本のバラ」・・・静かなボサノヴァの午後への期待を裏切るようで申し訳ない。

思い切って店長さんに相談してみた。

「黒板に書いていただくジャンルは何がいいでしょうえねえ?」

店長さんのお答えはこうでした。

「ノンジャンルとか、アラカルトっていう書き方をする人もいらっしゃいますよ」

アラカルト。
アラカルトっていいなあ! 美味しそう!

えーと。アラカルトって、そもそもはどういう意味だっけ?

辞書によれば・・・

 《献立表によって、の意》食堂などで、
 客が自由に選んで注文できる一品料理。

「スープ」「サラダ」「パスタ」「肉料理」「デザート」・・・というメニューの中から好きなものを選ぶのがアラカルト。
Momokoライブも、「ボサノヴァ」「サンバ」「童謡」「歌謡曲」「オリジナル」なーんていうメニューから好きなものを選んで・・・・

あれ?

選ぶのはお客様じゃなくて、歌っている自分だってところが違うけど。

うーん。正確にいえば、アラカルトじゃなくて、「お任せコース」になるけどね。

でも。

アラカルト。

美味しそうだし、かわいい響きの言葉だし、けっこう気に入ってしまいました。

次回のファミレスライブは5月17日(水)の午後2時から

入り口の黒板には

 Momoko(アラカルト)

と書いてあるはずです。

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コメント

アラカルト、いいでしょー??
「Momoko(弾き語り)」も、そのまんま、の感じがいいですね。

投稿: ももこ | 2006.04.27 10:03

アラカルト・・いいですねー。

Momoko(弾き語り) もオススメです♪

投稿: みっちゃん | 2006.04.27 05:44

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