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2006.07.17

褒められて思わず赤面

「こんなライブでした」その3

7月1日(土) 6時30分~
西巣鴨 カフェ・ド・ノーブル
ゲスト:RONDAさん(フォルクローレ風の日本語オリジナルを弾き語りするママ・シンガー)

*****

毎月第一土曜日の夜。西巣鴨の喫茶店でライブをさせていただくようになって、3年になる。

毎回、Momokoライブの日に集まってくださる地元の小学校の仲良し同窓生のおじさま、おばさま達を中心に、わたしの友人や音楽仲間、ふらりとお茶をしに店に入って出くわした生演奏にお付き合いくださる方・・・と、毎回楽しい雰囲気の中で歌わせていただいている。

毎月、毎月、まる3年。よくもまあ、続けさせてもらえたものだ、と痛感するひと言を聞いたのは先月のライブのときだった。

6月の第一土曜日。その日は津軽三味線のお兄さんをゲストにお招きしていた。ノーブル・ライブは、毎月、音楽仲間にゲスト出演してもらって、いろいろなタイプの音楽を楽しんでいただくという趣向が定着している。

津軽三味線が聴ける。いっしょに民謡を歌うコーナーもあるから、ということで、その日は、民謡歌手のおば様が聞きに来てくださった。

ライブが始まる前に、民謡の歌詞カードのコピーを取りに行こうとするわたしに、おば様が「お手伝いしますよ」といっしょにコンビニに行ってくださった。おば様は、コピー機の機能と「いつも持ち歩いている」鋏を駆使して、細かい活字の民謡の本から、非常に見やすい歌詞カードを作ってくださった。

さあ、そろそろライブが始まる時間。お店に向かって歩き始めたとき、おば様がこんなことをおっしゃった。

「この間、久しぶりに聞かせてもらいましたけれども、ももこさん、お上手になられましたねえ!」

「上手になった」とほめられるのは嬉しいことのはず。だけれども、そのときのわたしは恥ずかしさで顔が赤くなりそうだった。

そう。

ノーブルで歌い始めたころは、歌もギターもとんでもなく調子ッぱずれで下手クソだった。ただ、ただ、「一生懸命」と「明るさ」、「楽しさ」だけを頼りに、皆さんにお付き合いいただいてきた。

おば様は、そのころからわたしの歌とギターを聴いてくれている。しかも、ご自身は民謡の歌い手。ジャンルは違うとはいえ、音楽を聴く厳しい耳の持ち主。今までひと言も苦言もアドヴァイスらしきこともおっしゃらずにMomokoライブに遊びに来てくださるおば様が、何気ないお喋りのついでに「お上手になられましたねえ」とおっしゃる。そのひと言はおそらくお世辞でもなんでもなく、本心からの言葉だったろう。

「始めのころはとんでもない人が歌ってると思ったけど、このごろ、ちょっとは聞けるようになったわねえ!」

本当はこれぐらいのことをおっしゃりたかっただろう。それを「お上手になられましたねえ!」というひと言にまとめて言ってくださるところに頭の下がる思いだった。

毎月のライブに集まってくださり、発展途上のMomokoの歌に暖かい声援を送ってくださる方々に、心の中で深々と頭を下げた。

そして、7月のライブ。

この日、またまたわたしは褒められた。

「ギター、上手くなったねえ! 前に聞いた時とは全然違う! びっくりしたよ。ギターは、ね!」

なんとストレートなお褒めの言葉。
言葉の主の友人は、音大の声楽科出身のピアノの先生。自分でも曲を作ってピアノの弾き語りをするという人だ。

「ギター、上手くなったねえ!」

彼女がわたしのギターを聞いたのは3,4年前のはず。3年、4年と続けるうちに少しはわたしのギターも進化したのだろうな、と率直に嬉しかった。

そして。

「ギターは、ね!」

と最後に付け加えられた率直なひと言。つまり、「ギターは上手くなったけど、歌はまだまだだわね~」という声楽家の彼女のコメントが、妙に説得力を持ってわたしに伝わった。

「上手になった」と褒められる。それは嬉しいことに違いない。

けれど、その言葉の背景には、上手になる前から聞いてくださっていた方々の優しさを感じずにはいられない。

その方たちの優しさを心に刻みながら練習を続けよう。

何年か後にまた誰かに言われるのだろうか。

「お上手になられましたねえ、ももこさん!」

そして、昔の自分の腕前を思い出して、赤面するのだろうか・・・・


*****

演奏曲

1. Fantasia Tropical~星空のカーニヴァル
2. ジェット機のサンバ
3. Palpite Infeliz
4. Duerme Negrito
5. 少年時代
6. ハッピー・カレーライス
7. アイスクリームの歌
8. Aventura~カヌーを漕いで

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