手首が痛い
ここ数ヶ月、ずっと気になっていた。
左手の手首がおかしい。
特に痛いというわけではないのだけれど、左手を使う動作に、スムーズに力を吸収してくれない違和感があった。
たとえば、建物の入り口のガラス扉を押しとき、不用意に左手を使うと、手首がくにゃっと負けてしまう。
たぶん、原因はギター。
どうしても修正ができない左手のフォームにあるに違いない。
危ないなあ・・・あまり無理をすると、ギターを弾けなくなりそうだ。
そんな不安をそこはかとなく感じながらも、ずっと弾いていた。
・・・・・
このところ、サンバの曲の練習ばかりしていた。暇さえあればギターを出して、バッキングの練習。サンバのCDから聞こえてくるあのギターのリズムは、どうやったら出せるのだろう? ちょっと出来たといっては有頂天になり、やっぱり野暮ったいギターだと気づいては一人で傷つく。
他人が聞いても面白くもおかしくもないバッキングの練習にすっかりとりつかれる日々。
そして、昨日、気がついた。
明日はクラシックギターのレッスン日!
1ヵ月後には発表会!
クラシックの曲、1ヶ月以上全然弾いてない!
どうしよう・・・
・・・・・
きょうのレッスンでは、当然、来月の発表会の曲の話になった。
「あの、先生。ここのところサンバの練習に打ち込むあまり、発表会の予定曲を練習してないんです・・・どうしましょう」と、おそるおそる切り出してみた。
「予定曲はブロウウェルの"シンプルエチュード"とゴンチチの"放課後の音楽室"ですよね? とりあえず聞かせてください」と先生がおっしゃるので、とりあえず弾いてみた。
1ヵ月半ぶりに弾く2曲。
大好きな曲。春から夏にかけて、けっこう熱心に練習していた。
そうだ・・・
この2曲を根をつめて練習していたころだ・・・手首の違和感を感じ始めたのは。
2曲とも、かなり指を開く押さえ方が出てくる。何度も弾いていると左手の小指の付け根から手首にかけて鈍い痛みを感じてしまう。
きょう、先生の前で弾いている間にも、徐々に左手の小指側が辛くなってくる。
「実は先生。この2曲は弾いているうちに手首が痛くなるんです」
「それはですね。ももこさんが手首を折るクセがあるからです。
そこを修正しないと腱鞘炎になりますよ」
そして、手首を折らずに正しいフォームで押さえるように、いろいろとアドヴァイスをしていただいた。
もう何度も修正されているのだけれど、なかなか「正しいフォーム」にならない左手が恨めしい。
先生の指導のもと、こうかな? こうかな? と左手の形を意識しながら課題曲を弾いているうちに・・・・
痛くなってきた。
小指の自由がききづらくなってきた。
そして。
レッスンが終わってからも、ギターを弾かないでいても、何をしなくても、左手の小指の付け根から手首にかけての鈍い痛みは消えてくれない。
弾きたくて、弾きたくてたまらない今、手首が痛いなんて、我が身がもどかしくてたまらない。
でも、無理はやめよう。
ほんとに弾けなくなっちゃったら悲しすぎるから。
ギターは弾かなくても、
歌を歌ったり、CDにあわせてリズムをとったり、やることはいくらでもある。
サンバはギターだけじゃないものね。
でも、弾けないとなると、よけいに弾きたくなるのよねえ・・・・
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