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2010.04.24

イマジン

KEIさんの弾き語りライブを聞きに行った。

ギター弾き語りのソロライブ。

素に近いKEIさんを聞かせてもらった。

中でも強く印象に残ったのは、涙を流しつつ歌ってくれた、日本語のIMAGINE. 忌野清志郎バージョン。

その歌詞に、そしてKEIさんの歌に、胸を突かれた。

・・・・・

ジョン・レノンの超有名曲。

いままで何百回も聞いてきたけれど、私にはいまひとつピンとこなかった。

あまりにも美しすぎて、きれい事じゃないの?と言いたくなる。

嘘っぽく思えてしまう。

(これを言ったらオシマイかもしれないけれど)今の日本の首相の言葉みたいに聞こえちゃう。

いいことばっかり言ってるけど、ほんとのところ、あんたは何をやろうとしてるのさ?と、詰め寄りたくなる。

愛と平和をうたう名曲だろうけど、「ただきれいな言葉を並べただけの歌」以上のものを感じたことがなかった。

・・・・・

イマジン


天国は無い、ただ空があるだけ
国境も無い、ただ地球があるだけ
みんながそう思えば
簡単なことさ

社会主義も、資本主義も
偉い人も貧しい人も
みんなが同じならば
簡単なことさ

夢かもしれない
でもその夢を見てるのは
一人だけじゃない
世界中にいるのさ

誰かを憎んでも、派閥を作っても
頭の上にはただ空があるだけ
みんながそう思うさ
簡単なこと言う

夢かもしれない
でもその夢を見ているのは
きみ一人じゃない
仲間がいるのさ
平和に生きている

・・・・・

「ビートルズとジョン・レノンンにはものすごく影響を受けた」という忌野清志郎が自分の言葉で歌うIMAGINE.

オリジナルの歌詞に寄り添いつつも、そこには忌野清志郎のメッセージが感じられる。

 天国は無い、
 ただ空があるだけ
 国境も無い、
 ただ地球があるだけ

この言葉を本気で主張するのは、実は、勇気が必要なのだ。

「なに、夢みたいなこと、言ってるんだ?」と笑われるかもしれない。

政治的な、あるいは宗教的な立場を問い詰められるかもしれない。

過激な活動家だと敬遠され、危険視されるかもしれない。

一見、口当たりのいい言葉だけれど、本気でこの歌詞を歌うのは相当の勇気と覚悟がいることだと思う。

でも、勇気と覚悟をもってこの歌詞をうたったならば、想いを同じくしている者に出会えるだろう。

自分と同じように、勇気と覚悟をもってこの歌をうたえる、うたってくれる仲間がいることがわかる。

 夢かもしれない
 でもその夢を見ているのは
 きみ一人じゃない
 仲間がいるのさ
 平和に生きている

「仲間がいる」とは、ただ単に「ひとりぼっちじゃないよ」「寂しくなんかないよ」という個人の孤独だけを指しているのではない。

真剣に平和を願い、考え、行動を起こそうとする者は実は大勢いるのだ、いるはずだ、という信念を歌っているのではないだろうか。


・・・・・
KEIさんのライブ。


 きみ一人じゃない 
 仲間がいるのさ


内なる自分を受け入れること。
家族や友人を受け入れること。
そういう日常の人間関係の中の平和もまた苦悩の中から見えてくるもの。


 仲間がいるのさ・・・


泣きながら歌うKEIさんに、誠実さと正直さを感じたのでした。


そうか。


勇気と覚悟をもって、誠実に正直になれば、想いを同じくする人がかならず回りにいるはずだ。

日常生活のささやかな平和であれ、民族と民族、国と国との平和であれ、勇気と覚悟、誠実さと正直さをもって臨めば、想いを同じくする仲間と連帯できる。


そういうことを忌野清志郎は、もしかしたらジョン・レノンも、言いたかったのかな。

少なくとも、私はそんなメッセージを感じたのでした。

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