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2012.05.16

母さん、あの帽子・・・蔦の絡まる家物語(つづき)

我が家の北側の壁から屋根までこんもりと蔦に覆われているという衝撃の事実発覚。

せめて、2階の階段上の小窓をふさぐ蔦を取り除こうと、小窓を開けて、


ヒッパレー♪
ヒッパレー♪


綱引きよろしく蔦を引っ張っていたその時!


スッポーーーーーーーン!


飛んで行ってしまいました。

何がって?

小窓の網戸。

すっかり蔦に取りつかれていた小窓の網戸。

蔦を勢いよく引っ張った拍子に、

スッポーーーーーン!

と、飛んで、飛んで、見えなくなってしまいました・・・


   母さん
   僕のあの網戸、どうしたでしょうね。


ももこの母さん「隣の庭に落としたんでしょが。まったく、あんたはしょーがないねえ!」

「人間の証明」など見たことも聞いたこともない母に叱られてしまいました・・・


その時。


 ピンポーン!


玄関のドアを開けると、そこに立っていたのは・・・

つづく(笑)

・・・・

母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね。

角川映画、「人間の証明」で有名になったこのフレーズは、西條八十の「僕の帽子」という詩の一節でした。

・・・・・


  ぼくの帽子

                西條八十


母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
ええ、夏、碓氷(うすひ)から霧積(きりづみ)へ行くみちで、
谿底(たにぞこ)へ落としたあの麦稈(むぎわら)帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
僕はあの時、ずいぶんくやしかつた、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向(むかふ)から若い薬売(くすりうり)が来ましたつけね。
紺の脚絆(きやはん)に手甲(てつかふ)をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折つてくれましたつけね。
だけど、たうたう駄目だつた。
何しろ深い谷で、それに草が背丈ぐらゐのびていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなつたでせう?
そのとき傍で咲いてゐた車百合の花は、
もうとうに枯れちやつたでせうね、
そして、秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そしてきつと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪が降りつもつてゐるのでせう。
昔、つやつや光つた、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いたY.Sといふ頭文字を埋めるやうに、
静かに、寂しく


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