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2013.01.15

ピン、プリーズ!

円安かあ・・・

ラジオのニュースをぼんやり聞いているところに友達から携帯メール。

「ももこさん、アメリカの銀行口座持ってたよね? ほったらかしにしておくと凍結されて下ろせなくなっちゃうらしいよ!」

え? 自分のお金が下ろせなくなっちゃうの?
そりゃ、大変だ。
解約手続きしなくっちゃ!

2010年秋から2011年秋の1年あまりをアメリカで暮らしました。
1年間の滞在となると銀行口座があると何かと便利かもしれないと思い、渡米前にアメリカの銀行に口座を開いたのです。

確かに便利でした。
スーパーやデパートでの買い物も、地下鉄や鉄道の乗車券の自販機も、銀行のキャッシュカードで支払いOK.
銀行口座が本当にお財布代わりになるので、とても便利でした。

でも、もう必要ありません。
解約せねば。

アメリカの銀行の日本語サービスにskypeで国際電話をかけます。

「お電話ありがとうございます。本日の営業は終了いたいしました・・」

時間を変えてまたかける。

「お電話ありがとうございます。本日の営業は終了いたいしました・・・」

いったい何時に電話したら通じるのか?
アメリカは広いので、アメリカ国内に時差があります。
そして、銀行の日本語サービスのお姉さんがアメリカのどこにいるかわからないのです。

西海岸か? 
東海岸か?
中西部か?

日本時間の早朝、昼間、夕方、夜中と何度も電話して、ようやく日本語サービスのお姉さんをつかまえました。

やれやれ、これで解約できる・・・

「では、お客様の口座番号からお願いいたします」

あの、それがですねえ・・・送っていただいた書類がみつからなくて・・・手元にあるのはカードだけなんですけど・・・

「では、カード番号の下8桁をお願いします」

はい、○○○○ ○○○○です。

「ありがとうございます。続きまして、PINナンバーをお願いいたします。」

え?? PINですかあ???

ここでひとこと解説。
PINとは、Personal Identification Number、個人識別番号の略称で、ピンと発音します。
日本語の暗証番号のことです。
スーパーでもデパートでもどこでも、デビットカード(やクレジットカード)を使うときに、日本で「暗証番号をお願いします」と言われるのと同様に「ピン、プリーズ」と言われます。
「ピン」は、カード社会であるアメリカでは日常生活に必須の英単語なんですよ。

というわけで、銀行の日本語サービスのお姉さんがおっしゃいます。


「PINナンバーをお願いいたします」

あの・・・忘れちゃったんですけど・・・


日本の銀行口座の暗証番号は自分で決めて登録しますよね。
アメリカの銀行のPINは、口座を開設したときに銀行から発行されるのです。
その4桁のPINを覚えてアメリカでデビットカードを使っていたのです。

しかし、帰国して1年半経った今となっては、その4桁のPINは全く思い出せません。


あの・・・教えていただけないですか・・・?


「申し訳ありません。PINナンバーはお客様ご本人だけにアクセスできるものですので・・・」


そうですよねえ・・・
Mixiやfacebookのパスワードとはわけが違うんだから・・・


あの・・・私が、私の口座を解約するにはどうしたらいいでしょう?


「ではこちらからいくつか質問させていただきます。」
「お口座を開設されたのは何年でしたか?」
「日本のどちらの銀行経由で開設されましたか?」
「過去3か月間のご入金、ご出金はございましたか?」

などなどと質問され、えーと、えーと、と考えながらも何とか正解を続け、ようやく本人であることが認められました。

口座解約の書類と、預金残額の送金依頼書をメールで送ってもらうことになり、一見落着。


ところが・・・

口座解約依頼書に記入しようとして、愕然。


自分の口座番号がわからないんだった!


ああ・・・

また、日本語サービスのお姉さんを捕まえなきゃいけない。

えーと、何時にかけたらつながるんだっけなあ・・・


はたして、私は私のお金を取り戻せるのだろうか?

円安のうちに取り戻せると、ちょっぴりお得なんだけど。

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2013.01.14

Dime...私に教えて...

高校に入ったころだったでしょうか。
購読していた雑誌にこんな投稿を見つけました。


 「わたしはペルー人の学生です。
  日本語を勉強しています。
  日本語で文通しましょう」


ペルー? 
ペルーってどこだっけ? 
ああ、南アメリカだ。
えーと、ペルーでは何語を話すのかなあ? スペイン語かな。
スペイン語、わかんないけど、この人は日本語で文通したいって言ってる。
お手紙出してみようっと。

かくして日本語での文通が始まりました。
彼は働きながら勉強する大学生。航空便用の薄い便箋に、一生懸命日本語の手紙を書いてくれました。

私もスペイン語がちょっとできたらいいのにな、と思い、NHKテレビのスペイン語講座を見始めたのは高校2年生の春からだったと思います。

英会話番組はカラー放送になっていたけれど、当時の日本ではまだまだマイナー言語だったスペイン語は白黒放送。それでも毎回楽しみに見続けました。
会話や文法の解説も新鮮で興味深かったのですが、いちばん楽しみだったのは「今月の歌」のコーナー。
スタジオで演奏してくれるのはマリキータ&ジローという日本人のラテン音楽デュオでした。
女性ボーカルのマリキータさんと男性ギタリストのジローさんが、スペインやラテンアメリカのポピュラーソングを歌ってくれるのが楽しみで、テキストに載っている楽譜と歌詞を見て一生懸命覚えて、テレビの前で歌いました。

高校3年の秋には、「スタジオで一緒に歌いませんか?」という番組の呼びかけにハガキで応募して、10人ほどの視聴者と一緒にNHKのスタジオでマリキータ&ジローさんと、ラテンアメリカの子守歌、Duerme Negritoを歌いました。高校時代の懐かしい思い出。

・・・・・

年月は流れ、40歳になったころ、ブラジルの音楽、サンバの虜になった私は、ラテン音楽のライブハウスに通い始めます。
そして、その店のライブスケジュールを見てびっくり! マリキータ&ジローさんが出演していらっしゃるではありませんか!

ドキドキ、わくわくしながらお二人のライブを聞きに行きました。

二十数年ぶりの再会です。

マラカスを手に、大らかにのびやかに、そして丁寧に歌うマリキータさん。
マリキータさんの傍らにすっくと立って、クールで熱いラテンギターを鳴らすジローさん。
音楽もお人柄も暖かなお二人がご夫婦だったことをこの時初めて知りました。

HNKテレビのスペイン語講座を見ていました、とお話しすると、「最近は歌っていないのだけれど」と言いながらもDuerme Negritoを歌ってくれました。

休憩時間になると、私は思い切ってジローさんに話しかけました。


 あのぉ・・・
 Duerme Negritoのギターのコードを教えていただけませんか?


私が差し出したノートにジローさんはさらさらとコード譜を書きこむと、

 「サンバをやっているのならサンバで弾けばいいですよ。好きなように弾きなさい」

と言ってノートを返してくれました。

その店でお二人のライブを最後に聞いたのはいつごろだったでしょうか。

マリキータさんのシルエットが小さく見えるのは気のせいだと思いたかった。

「声が出なくてごめんなさいね」とおっしゃりながら歌い続けるマリキータさんの歌が切なかった。

マリキータさんの訃報を目にしたのはそれからしばらく後のことでした。

・・・・・

昨夜、荻窪アルカフェさんのイベントで、マリキータ&ジローさんに教えていただいた歌を二つ歌いました。

ベネズエラとコロンビアの国境の村で歌い継がれていた子守歌、Duerme Negrito.

それから、Feelingというタイトルで世界的にヒットした曲、Dime.


 Dime…私に教えて…
 あなたを失ったこの苦しさを
 どうしたら忘れることができるのか
 Dime…私に教えて…


サンバに出会うよりずっと前に、情感豊かなラテンポップスの数々を教えてくれたマリキータ&ジローさんを思い出しながら、なかなか上手にならないギターをかき鳴らして歌ったのでした。


・・・・・

その後、大阪の大学に留学してきたペルー人のペンフレンドとは、結局一度も会うことはありませんでした。

当時の私には、大阪はペルーと同じぐらい遠かった・・・

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2013.01.03

勘違いもまた楽し

お正月はいいねえ。
おせちを食べて、初詣に行ったら、自由時間。

そう、そう、1月と2月に荻窪のアルカフェさんに歌いに行くことになってたんでした。

1月12日はギターナイトで、2月1日が女性ボーカル特集でしたよね。

今度の土曜がギターナイトか。
ギターナイトと銘打たれるイベントに参加するからには、弾き語りといえどもちょっとはギターの出番のある曲がいいよねえ・・・

選曲、選曲→練習、練習、猛練習。

ああ、くたびれた。

焼き芋を食べながら、なんとなくアルカフェさんのスケジュールを見てみた。


 1/12(土)アルカフェpresents
 【アルカフェスタ☆Women's Voices vol.15】


え??!! (焼き芋がのどに詰まりそうになる)

来週の土曜日はギターナイトじゃなくて、女性ボーカル特集イベントだったんだ!

うっかり勘違い。

Women's Voicesと銘打たれたイベントに参加させていただくからには、女声に磨きをかけねばなるまい。

選曲やりなおし→練習、練習、猛練習。


女声特集にせよ、ギターナイトにせよ、毎度おなじみの、よちよちギター弾き語りしかできないくせに、生意気にもこだわりたくなるのだから、我ながら笑ってしまう。


それにしても。
お正月はいいなあ。
おせちを食べて、初詣に行ったら、選曲→練習し放題♪


♪♪♪♪♪

みなさま

あけましておめでとうございます。
この一年が、笑いと音楽いっぱいの一年になりますように。
そして、おっちょこちょいで、万年よちよち弾き語りストのももこを
今年もどうぞごひいきにm(__)m
 

♪♪♪♪♪

アルカフェさんのイベントに参加します。
お正月特訓の成果や如何??

1/12(土)アルカフェpresents【アルカフェスタ☆Women's Voices vol.15】

19:30-19:50 Re:Jean(Vo/Gt)
19:50-20:10 菜の花子(Vo,Pf)
20:10-20:30 yumika(Vo/Pf)
(20:30-20:50 休憩)
20:50-21:10 Grand Bleu.(Vo/Gt)
21:10-21:30 Momoko(Vo,Gt)


2/1(金)アルカフェpresents
【アルカフェスタ☆Guitar Night vol.2】

19:30-19:50 アサリ(Vo,Pf/Gt)
19:50-20:10 T.Mori(Vo,Gt)
20:10-20:30 専太郎(小田俊明)(Vo,Gt)
(20:30-20:50 休憩)
20:50-21:10 Momoko(Vo,Gt)
21:10-21:30 ザラザラフィルター(Vo,Gt/Vo,Perc)
21:30-21:50 吉井隆博(Gt)


荻窪 アルカフェ
http://alcafe.incoming.jp/

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