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2014.07.10

青い森への旅日記13 車は急に止まれない

ところでクマちゃん。
旅に出たらどうしても欠かせないものがあるんですけど・・・

ソフトクリーム。

旅に出たら、一日に一度はソフトクリームを食べなければなりません。
旅先のご当地ソフトがあればぜひ味わわねばなりません。
名物ソフトクリームがない場合は、バニラのソフトクリームを食べねばなりません。
たとえ仕事の旅であっても、すべての仕事を終えて帰りの飛行機に乗る前には、必ずソフトクリームを食べることになっております。

ここは青森ですもの。
りんごソフトクリームを味わわねばなりません。

梅雨のさなか、夏の観光シーズンにはちょっと早い日曜日の十和田湖の静かな湖畔の森の影に・・・

あった、あった、ソフトクリームの模型!

「すいませーん、りんごソフトクリームくださーい!」
「ソフトクリームはバニラと、メロンと、ミックスだけなんですが・・・」
「え? りんごはないんですか・・・」
「りんごソフトクリームはこの先の店にありますよ」

売店のお兄さんに言われた通りに湖畔を少し先へ歩いていくと・・・

あった、あった、ソフトクリームの模型!

ようやくたどりついたりんごソフトクリーム。りんごシャーベットのような舌ざわり。美味しくいただきました。

緑のおにぎり島を見て。
津軽海峡で熱唱して。
奥入瀬の流れを眺めて。
十和田湖畔で背伸びして。
りんごのソフトクリームを食べて。
青い国での楽しい休日でした。

さあて。そろそろお家へ帰りましょう。
東京まで、およそ680km。

十和田湖畔を離れた車が間もなく東北自動車道に入ろうというあたりで・・・


突然の異変。


自業自得に違いない。
湖畔の売店のお兄さんが「りんごソフトクリームはもう少し先の店にありますよ」と親切に教えてくれたのに、「十和田湖なのになんでメロンソフトクリームしか売ってないのさ」とブツブツ文句を呟いてしまった報いに違いない。

あるいは、弘前行きの夜行バスで読んだ池波正太郎の短編のリアルな描写が潜在意識にインプットされていたのかもしれない。

そこに描かれていた盲目の按摩師。一人で外出した先で突然の下痢に襲われ、白い杖を頼りに必死でトイレを探す緊迫の描写は、同じ視覚障害を持つ私には他人事とは思えなかった。

ど、ど、どーしよ~~~

どうしようってったって、私にはどうすることもできません。走る車の中なんだから。

「クマちゃん、すいません、トイレに行きたくなりました」

「えっ!!!」

付近にはトイレを拝借できる所はなさそうです。

ど、ど、どーしよ~~!!!

クマちゃんは必死でガソリンスタンドを見つけてくれました。
車を降りると、

「すいません、トイレはどちらですか?」
「そっちです」とスタンドのおじさん。

そっちって、どっちですか・・・泣きそうになったところをおじさんがトイレのドアまで連れていってくれました。


間に合った・・・


クマちゃん、慌てさせてしまってごめんなさい。


教訓:どんなソフトクリームを売る人に対しても、感謝の心を忘れてはいけない。

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