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2014.09.22

三多摩?

敬老の日の祝日に、旅友と武蔵五日市駅界隈を散策したときのこと。
五日市線車内でこんな会話が始まった。

「五日市って何市だっけ?」
「五日市市ってのはないよねえ?」
「八王子市?」
「でも、わざわざ中央線から枝分かれしてる五日市線に乗るんだから、八王子市とは違うんじゃないの?」
「そもそも東京都の市って何市と何市があったっけ?」
「立川市でしょ。日野市ってある?」
「ある、ある。日野市立図書館に行ったことあるもん」
「じゃ、豊田市もある?」
「豊田市って愛知県みたいだけど・・・」
「青梅市はあるよね」
「拝島市は?」
「ない、ない」

そういえば、この夏に出会ったギタリストの学生さんは「サンギレン」というギターサークルの団体に所属していたっけ。
サンギレンの正式名称が「三多摩学生ギター連盟」だと見た時、なんだか懐かしい感じがした。

三多摩。

50年近く前、小学校に上がるか上がらないかのころの記憶がよみがえる。

たしか・・・北多摩郡、南多摩郡、西多摩郡で、三多摩だったような。

豊島区に住んでいた私にとって、23区の西側には、西武線沿線に田無市や保谷市があり、中央線の沿線に三鷹市や武蔵野市があって、その向こうは「三多摩」という漠としたエリア・・・というイメージだった。

新しい市が次々できて、いつの間にか「三多摩」という言葉を聞かなくなった・・・

「結局、五日市は何市か、わかんないねえ」

と言いながら二人でぶらぶらと散策するうちに、立派な神社を通りかかった。

見ると「阿伎留神社」と書いてある。

そうか! ここはあきる野市だったんだ!

あきる野市って、子供時代にはなかったよねえ・・・

23区の西側の広いエリアに、いったい何市と何市があって、どういう位置関係なっているかを全然把握していない自分に今さらながら呆れてしまった私は、家に帰ると「東京都の市区町村」を調べてみた。

都内市区町村マップ

第一印象。
八王子市、広い!

意外な発見。
檜原村は東京のいちばん西の端だと思っていたのだけれど、檜原村のさらに奥には奥多摩町という町がある。

「三多摩」のうち残っているのは西多摩郡。
どうやら、市になっていない「町」や「村」が西多摩郡というくくりになるらしい。
でも、地図を見ると、西多摩郡の四つの町村、日出町、瑞穂町、檜原村、奥多摩町はひとかたまりに隣接しているわけではなくて、飛び地になっている。

ところで、三多摩というくくりがなくなった今、23区の西側の広いエリアは何と呼ぶのだろう。

以前は「都下」という言葉があったけれど、あまり聞かなくなった。

多摩地域? これは中央線沿線というイメージを持ってしまう。埼玉県寄りの清瀬市や東大和市、神奈川県寄りの狛江市や町田市は、多摩地域という呼び名としっくりこないような気がする。

市区町村マップをじっと眺める。
豊島区民歴50年の私は、23区の位置関係はそれなりに把握しているけれど、たとえばあきる野市と青梅市の間に日の出町があることや、武蔵野市と三鷹市が南北の隣同士ということも知らなかった。

最近はこのエリアで活動される音楽仲間との出会いが多い。

そうだ。
この市区町村マップをiPadに保存しよう。
この広いエリアの市町村の名前と位置が頭に入るまで・・・

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2014.09.20

また、たんぽぽで会いましょう♪

たんぽぽライブ9月号、和やかな、賑やかなライブになりました。
皆さん、どうもありがとう。

すっかり秋の雰囲気のライブでしたね。

こころばのお二人のハーモニーに日本の野山を吹く風を感じ、
たんぽぽ初出演のよしえさんの楽しくも優しいMCと歌に惹きつけられ、
ターナーさん、jijiさん、Masaさんという豪華オーケストラで歌ってくれたyoukoさん登場でステージが華やぎ、
プレゼン資料を携えて颯爽と登場のTedさんと、泣き出しそうに緊張しちゃったももこさん。
「濃いも薄いも数ある中に」という歌の文句を見事に映したCELLさんの「紅葉」に聞き入り、
三線とギターのルシェルシェさんの声と楽器のハーモニーに、言葉がすーっと心に入ってきました。

ルシェルシェさんのリードで最後にみんなで歌った「涙そうそう」はしみじみと盛り上がりましたね。

毎月のライブで、何が嬉しいかって、
集まってくださった方々に、
「また来たい!」と言っていただけること。
ライブ終了後も、あちらこちらでお喋りの花が咲くこと。
「またね!」と笑顔で何度も手を振って帰っていく皆さんの後姿。

ほんとうにありがとう。

そして、また、たんぽぽで会いましょうね!


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2014.09.19

うた語り@下北沢Blue Moon

今朝は肌寒さに目が覚めた。
猛暑、酷暑の夏が夢のよう。
日の入りがめっきり早くなった。

物おもいの秋。

9月のMomokoライブ@下北沢ブルームーンは、
旅の思い出を、うた語り。

題して・・・

Talk&Live 歌は旅につれ、旅は歌につれ・・・

7時30分から40分間の出番。
ええ?? という1曲目。
へえ?? というラストの曲。
ギター弾き語り15年にして初めて、「弾かない」曲が二つもあるライブ。
だけどステージにはももこ一人・・・

いったい何が起こるのか?
気になる方は(笑)ブルームーンへどうぞ♪

・・・・・・・・・
9月24日(水)
下北沢Blue Moon


18:30オープン/19:30スタート

出演
・ももこ
・大柳 貴
・THREE SLOPE

チャージ無料。ブルームーンの美味しいカフェメニューをお楽しみください。

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2014.09.16

たんぽぽライブ9月号のお知らせ

9月も半ば。
すっかり秋らしくなりました。

秋の初めのたんぽぽライブ9月号は
今度の土曜日、9月20日(土)の午後。

今月うたいに来てくださるのは・・・

自然の風を感じるハーモニーの、こころばのお二人。
落ち着いていて、どこか愛らしい歌声の、よしえさん。
たんぽぽの歌姫、youkoちゃんとそのお仲間たち。
Momoko&Tedは、Tedさんのオリジナル曲を歌いますよ。
今月のCELLのお二人は、秋一色のラインアップ。
そして、最後は、沖縄三線とギターのルシェルシェのお二人。

素敵な歌声、ハーモニーでほっとして、
たんぽぽのカレーライスや牡丹餅で笑顔になったら、
みんなで一緒に歌いましょうね。

「今月の歌」は「涙そうそう」

 古いアルバムめくり
 ありがとうってつぶやいた・・・
行く夏に思いを馳せながら
一緒に歌いましょう!

20140920

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あきる野のおじさんたち、ありがとう♪

「碓氷峠を歩いて超えたいんだけどさあ」

旅友ヒロミが言いだした。

碓氷峠といえば信濃川水系と利根川水系の分水嶺。
峠に立って、「こっちに降る雨は太平洋に、あっちに降る雨は日本海に流れるのであーる!」と感慨にふけるのはロマンチックに違いない。

行く、行く、一緒に行く!

「けっこう険しい山道らしいよ」とヒロミ。

え? 険しい山道?
わたしゃ、山登りは大っ嫌いなんだよねえ・・・

「まあ、本格的な登山ってわけじゃないから何とかなるんじゃないの?」

そうかなあ・・・

「釜めしはあるし、釜アイスってのもあるんだよ」

釜アイス!!! そりゃ、行かねば!

「いきなり碓氷峠を越えるのは無理だから、何度かハイキングで山道の練習しようよ」とヒロミ。

なるほど。備えあれば憂いなし。

「JR東日本の”駅からハイキング”企画で、五日市ハイキングってのに行くから、一緒にどう?」

うん、うん、行く、行く。
涼しくなったからウォーキング再開したいしね。

・・・・・・・・

9月15日(月祝)。
新宿発午前9時9分の青梅特快に乗り込んだ。
碓氷峠を越えて中仙道踏破を目指すヒロミは、足元をおニューのトレッキングシューズでばっちり決めて現れた。
峠の釜アイスを夢見てハイキングの練習に来たももこのリュックにはおにぎりとゆで卵。

10時11分。武蔵五日市駅到着。

あ~ら、駅前にはこんなかわいい自販機が♪
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観光案内所で”駅からハイキング”の地図をもらう。

駅からハイキングというのはJRがやっているハイキングイベントで、各地の駅から魅力的なハイキングコースを用意。参加するとポイントが溜まったり、お店のサービスがあったりというウォーキング企画。

今回のコースは武蔵五日市駅からあちらこちら見学しながら二駅隣りの武蔵引田駅まで、アップダウンの多い約8キロのコース。

歩くぞ~ 歩くぞ~
目指せ、碓氷峠!
目指せ釜アイス!

ルーペで地図を見て、
単眼鏡で目標の建物を見て
駅前道路を歩き出す。

最初に目指すは五日市郷土館。
弱視のヒロミと弱視のももこは、ルーペを握りしめて地図を読む。

「五日市警察署の信号で右に曲がるんだ!」

信号をみつけるたびに、弱視のヒロミと弱視のももこは、単眼鏡で信号の表示を読む・・・はずが・・・

「あれ、きれいな花だねえ!」ヒロミが単眼鏡で見つけたのは警察署入り口の信号じゃなくて、街路樹の花だった。

どれどれ? 
ももこも単眼鏡でウォッチング。
ほんとだ、きれいな花だ。
何の花?
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街路樹にはかわいい札がかかってた。
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百日紅って書いてある。
えーと、これは、たしか・・・「さるすべり」って読むんだよね?
携帯で「さるすべり→変換→百日紅」
正解。
郷土館へ続く道は見事な百日紅並木道なのであった。

小学校前・・・出張所入り口・・・高校入り口・・・と信号を一つ一つ単眼鏡で確認し・・・

あった、あった!
警察署入り口の信号!!

道路を渡って右に曲がって道なりにぐるりと歩いていくが・・・
あーらま。郷土館は祝日はお休みだって。

「いつになったらハイキングになるんだろう?」とおニューのトレッキングシューズのヒロミはブツブツ言い始める。

これから秋川渓谷に降りるみたいだから、そしたらハイキングっぽくなるんじゃないの?

出張所入り口の信号で今度は左に曲がり、坂道を降りていく。
けっこう急な下り坂。
だんだん、ハイキングっぽくなってきた~

歩くぞ~
歩くぞ~
目指せ、碓氷峠!
目指せ、釜アイス!

「ちょっと、見ていかない?」

突然、おじさんに呼び止められた。
見れば、そこは立派な神社。

「こっち、こっち!」おじさんはどんどん先に立って境内を歩いていく。
訳もわからずついていくヒロミとももこ。

「この中の神輿を見たいでしょ!」

と言いながら、おじさんは収納庫の引き戸をがらがらがらっと開ける。
すると、中には立派なお神輿が4台。

「この神輿、何角形に見える?」
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何角形って、四角じゃないの?

「六角神輿だよ!」おじさんは得意気に解説。

「これが大人用の六角神輿。その隣が中学生用。その隣が小学5,6年用。いちばん右が子供用だよ」

へえ! 年齢別お神輿というのは初めて見た。
それにしても立派なお神輿ですねえ、おじさん!

「9月末が阿伎留神社の祭礼だからね。あんたらも来るんでしょ!」

阿伎留神社!!!
ああ! あきる野市の「あきる」って「阿伎留」って書くのか!

おじさん、立派なお神輿を見せてくれてありがとう!

で、川はどっち?

「あっちだよ」

ということで、「あっち」に向かってどんどん坂道を降りていく。
渓流の音が聞こえてくる。

どんどん、どんどん、坂を下りていくが・・・

なんだか方向が違うんじゃない?
私達、武蔵引田駅方向に歩くんだよね?
この道、反対に行ってる・・・
坂道を途中まで上って戻り、正しいと思われる方向に細い道を歩いていくといつしか川は遠くなり、普通の道路に出てしまった。

あわや、遭難。

といってもそこにはお家が並んでいる。
たまたま家の前にいらしたおじさんに尋ねてみた。

あのー、川はどこですか?

「川? ああ、秋川河川公園ね。 この道をまっすぐ行くと、田んぼの先に、歩み橋っていう、こういう(と言ってアーチの形を両手で作る)橋があるから、それを渡ると河川公園だよ。気をつけてね!」

ありがとう、おじさん!
教わった通り、田んぼや畑の中を通るとアーチ型の歩み橋発見。
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橋の下の河川敷では、皆さん、バーベキュー真っ最中。

「なんか、全然ハイキングっぽくないじゃん! このトレッキングシューズは何のため?」ヒロミがぶつぶつ言いだす。

振り出しの五日市駅に戻ってトイレを拝借したのちに、ヒロミとももこの作戦会議。

「今日の駅からハイキング企画はハズレだね。全然面白くないよ。ほとんど普通の道路を歩くだけだよ。」

とりあえず、どこか静かなところで、おにぎり食べようよ。
空腹時には冷静な判断はできないものさ。

またまた郷土館方向へ道路を歩き、郵便局の先を左に折れて、坂道を降りていくと、またまた渓流の流れが聞こえてきて、川辺に降りる細い下り坂を発見。

「スズメバチ注意!」という立札におびえつつも降りてみたら、素敵なランチスポットに到着♪
渓流を渡る風に吹かれながら、青森土産の行者ニンニク入りおにぎりとゆで卵で昼ご飯。
いやいやいやいや~いいところじゃあーりませんか♪
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おにぎりとゆで卵でお腹を満たされ、渓流の川音と涼しい風に心を満たされたヒロミとももこはご機嫌と理性を回復。ハイキングコース図を確認。
JRさん指定のコースはほとんど普通の道路を歩くらしい。
このコースはもう、やめよう。
適当に川沿いを歩いて五日市駅に戻って帰ろうか。

すぐそばの佳月橋で対岸に渡って、川沿いの細道をのんびり散策。道端に忘れられたようなお墓があったり、土手に見事なオレンジ色の花が群生していたり。
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小和田橋でまた川を渡り、駅前道路に出て喫茶店にて3時休憩。

そろそろ帰ろうか・・・五日市駅に向かう二人だったが・・・
碓氷峠越えに備えて歩く気満々でやってきたヒロミとももこは、なんだか物足りない。

「駅からハイキングコースの終点の、武蔵引田駅近くの近藤醸造っていう醤油屋に行ってみたいな。でも、二駅電車に乗るのももったいないし。歩けないかなあ」とヒロミ。

武蔵引田まで二駅歩くの?
これから?
山手線の駅じゃないんだからさ。
ここの二駅はけっこう距離があると思うよ・・・

喫茶店の並びの小さなビルの入り口前でiPadのグーグルマップとにらめっこ。
そこへ、そのビルのおじさんらしき方がバイクで帰ってみえた。

「すいません、武蔵引田駅に行きたいんですけど」
「そこの駅から電車ですぐだよ」
「いえ、歩いて行きたいんです」
「歩いてねえ・・・そしたら、この先の○○で左に曲がって線路をくぐって、○○の角をどーして、こーして、あーして、こーして・・・」

そんな長い道順、覚えられない・・・

「大悲願時に寄るといいよ。萩の花が有名だから」

萩ってどんな花だっけ?
花おんちのヒロミとももこ。
だけど、萩はたしか秋の七草。咲いているかもしれないね。

大悲願寺に行ってみます。
ありがとう、おじさん!

駅からハイキングの案内図はもうリュックにしまって、iPadのグーグルマップを見ながら歩き出す。
駅前道路が五日市線の線路にぶつかる手前の細い道を右に入り、線路を左にみながらてくてく。

さっき小和田橋のところで見たオレンジ色のお花を摘んでいるおばさまに尋ねてみた。

これは何と言う名前の花ですか?

「アカバナコスモスですよ。私はもっと淡い色のコスモスが好きなんだけど」とおばさん。

踏切を渡って間もなく、大悲願寺に到着。
境内を歩いていくと・・・咲いてる、咲いてる、小さな白いお花がいっぱい。
手入れの行き届いた萩のお庭がありました。
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「大悲願寺に寄るといいよ」と教えてくれたおじさんのおかげで、趣のあるお花見ができて満足。

大悲願寺を出て、通りがかりのお家の庭先に立派な実をつけたブドウの木を見つけたりしながら、のんびり歩くこと10数分。
五日市駅の隣駅、武蔵増戸駅に到着。

碓氷峠越えの練習ハイキングにはあまりならなかったけれど、ゆきあたりばったり、のんびりと25621歩のウォーキングの一日になりました。


「今度は御岳山に行こう。あそこなら本当に練習になるよ!」

碓氷峠越えを目指して、ヒロミのハイキング練習はまだまだ続く・・・
山登り大嫌いのももこは、どこまでついていけるだろうか・・・


でも、釜アイス、食べたいよねえ~

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2014.09.14

研究発表無事終了

9月12日、金曜日。
荻窪はアルカフェさんでの二十分一本勝負。
今回のお題は「ももこの研究発表」。
スタンダード・ナンバー、「サマータイム」について調べたことを発表いたしました。

夏いっぱいかけて研究しましたよ。

ステップ1
そもそも初めて歌うサマー・タイム。
「なんちゃってジャズ」っぽく歌えるように、猛暑の中、窓を閉め切って日々特訓。

ステップ2
サマー・タイムという歌が出てくるオペラ、「ポーギーとベス」の台本を熟読。
このオペラ中で3回歌われるサマータイムのそれぞれのシチュエーションを検討。
これが大変だった。
台本は英語、しかも南部なまりの黒人英語。
しかも、小説と違って、ミュージカル風オペラの台本はなかなかストーリーが把握しづらい。
77ページの台本を3回読んだ。

ステップ3
シチュエーションを把握したところで、ギターを弾きながら日本語歌詞をつけていく。
サマー・タイムには、黒人霊歌に通じるものを感じた。希望を見出そうと必死で祈りつつも、いつしか祈りは天国への憧れへと変わっていく・・・そんな世界観を子守歌という様式に映していく。

ステップ4
オペラ「ポーギーとベス」で3回歌われるサマー・タイムに合わせて、3通りのギター弾き語りを練習。暑い部屋で大汗かきながら・・・

ステップ5
なんちゃってジャズバージョン「サマー・タイム」+3通りの「サマータイム」=4通りの「サマー・タイム」+「ポーギーとベス」の物語解説を19分に収める通し稽古の繰り返し。iPadのストップウォッチで時間を計りなが猛暑のマイルームで四苦八苦。

ステップ6
本番。自己採点は70点←ちょっと自分に甘いかなあ・・・まあ、夏いっぱいがんばったご褒美ということで。

次回予告
荻窪アルカフェさんでの二十分一本勝負。
次回は10月3日(金)の夜。

お題は・・・

「一人さだナイト」

さて、何が何して何とやら~~~

・・・・・・・・・・・・・・・
サマータイム

作詞:デュボーズ・ヘイワード
作曲:ジョージ・ガーシュイン
日本語歌詞:ももこ

坊や おやすみ よい子
父さんは 魚を獲りに
母さんは 洗濯しごと
坊やはよい子 おやすみよ

綿畑に 暑い風が吹き
川面には魚が跳ねる
父さんの舟は大漁
今夜はご馳走つくりましょう

いつの日か 坊やがひとりで
旅立つ その時まで
父さんと母さんと一緒に
夢のお舟で揺られましょう

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2014.09.03

たのしいバス旅のために

旅に乗り物は欠かせない。
飛行機。船。鉄道。バス。
それぞれに独特の旅情がある。

この間の週末、気まぐれに青森まで遊びに行った。行きは新幹線。帰りは青森発上野行きの高速バスで帰ってきた。
朝8時に青森駅前を出発。上野到着が夜7時過ぎ。11時間のバスの旅は、車窓の景色をゆっくり眺め、昼食休憩と3度のトイレ休憩で束の間のショッピングを楽しみ、iPadで本を読み、考え事をし、昼寝もして、と、なかなか充実した11時間の旅になった。

青森に出かける2、3日前、テレビ番組で長距離バスの運転手の健康状態が原因で起きる交通事故の話を見た。
体調不良から運転中に意識を失い、事故を引き起こすケースが増えているのだという。

そんな事故に遭遇した乗客の一人の体験談。

高速道路を走行中、突然バスが壁に何度もぶつかりだした。運転席を見ると運転手の体はだらりとして意識がない。
「運転手さん! ブレーキはどれですか!」と乗客が呼びかけるが返事はない。
運転席の足元でブレーキペダルを探すが、どっちがブレーキでどっちがアクセルか自信がない。
そこへ後方の座席の乗客がやってきて、運転手の足元にもぐりこみ、ブレーキを手で押してバスを止め、事故を防ぎ、乗客は命拾いをした。
手でブレーキを押した乗客は宅配便トラックのドライバーだったので、とっさにブレーキを操作できたのだそうだ。

運転手の体調不良が原因の事故は以前からある。過酷な労働条件で慢性的過労から起こる事故に加え、最近増えているのは運転手の高齢化なのだそうだ。
若年層の車離れが目立つようになり、バスやトラックなどの運転手になる若い人が非常に少なくなったという事情があるらしい。

バスの運転手は重労働なだけでやり甲斐のない仕事なのだろうか。

何年か前にあったこの事故を思い出す。

東名高速道路走行中の観光バスの正面を、反対車線を走っていた大型トラックから脱輪したタイヤが直撃。

運転手は即死状態。

しかし、バスは止まり、乗客は全員無事だった。

運転手ブレーキを踏み、サイドブレーキを引いていたから。

タイヤが飛んできて運転席を直撃するまでの数秒間、この運転手は判断力、反射神経、集中力を総動員したに違いない。
彼がいかに優秀だったかという事故後の証言を聞くまでもない。彼は、運転手という仕事に信念とプライドを持っていたのだと思う。

それだけに、あまりにも痛ましい結末に言葉がなかった。

この事故を美談に仕立てて、若者よ、誇りを持ってバスの運転手を目指せ、というつもりはない。

適正な労働条件を整えて、優秀なバスの運転手をもっと増やしてほしい。

青森から11時間の穏やかなバス旅を振り返って、バス旅でお世話になる運転手さんたちのことを考えたのでした。

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2014.09.01

1300円以内

夏物の喪服を持って、いつもの―といっても年に2回しか行かないのだが―クリーニング屋に行くと、いつの間にかそこは店じまいしていた。

仕方なく、近所をうろうろ歩き回り、別のクリーニング屋をみつけて入ってみた。
木の枠にガラスをはめ込んだ扉。ずいぶん年季の入った店舗のようだ。

こんにちはー! すいませーん!

「あ、ちょっと待っててくださいね!」と、奥からおじさんの声。

10秒後、出てきたのはおばさんだった。

これ、お願いします、

と、喪服の上下を差し出す。

「えーと、ブラウスとズボンですね?」とおばさん。

はい。おいくらになりますか?と

と、お財布を出しながら尋ねる。

すると、おばさんは、店の奥に向かって叫んだ。

「ちょっと! おいくらになりますか、だって!」

え? 私、何か変なこと聞いた???

奥から出てきたおじさんが、おばさんから喪服の上下を受け取って調べると、電卓を叩いて言った。

「1300円以内だね!」

1300円・・・以内・・・?

怪訝そうな私の顔を見て、おじさんが説明してくれた。

「1250円ぐらいでできると思うんだけどね。やってみたら汚れが落ちにくかったとか、いろいろあるから、場合によっては1300円になるかもしれないということ。」

はあ・・・

まだ怪訝な顔の私を見て、おじさんはさらに一言。

「ああ、うちは後払いだからね。」

ああ、なるほど。

「実際にやってみないと正確な金額は出せないんだよ。うちはこの方法で長年やってきてるんですよ」

クリーニング屋には、Yシャツはいくら、スーツはいくらと料金表があって、その料金を前払いするものと思っていた私には、後払いのお店というのは初めてだった。
けれど、洋服の扱いも説明の言葉も丁寧で、安心して任せられると思った。

「急ぐ? 急がない? それなら水曜か、木曜にはできてると思うよ」とおじさん。

では今週中に取りにきます。よろしくお願いしまーす!

お財布をバッグにしまって店を出てきた。
ご近所にこんな昔ながらのお店があったなんて・・・

見慣れているはずのその通りが、一瞬、新しい街並みに見えたのだった。

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