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2015.02.17

なっと、なっと~♪

豆腐とワカメのおみおつけ。
やわらかいご飯。
ひきわり納豆。

我が家の朝ご飯に必ず登場する3点セットである。

父も母も茨城出身だった我が家では、子供のころから朝食には納豆と決まっていた。
幼いころは納豆のねばねばが苦手で、ご飯茶碗を持って逃げ回っていたっけ。
すぐに母につかまって、ねばねば納豆をご飯にかけれらて
「栄養があるんだから残さず食べなさい」と叱られていたのに、
気がつけば自分も親に負けないぐらいの納豆好きになっていたから不思議なものだ。

朝食のテーブルでひきわり納豆をよくよくかき混ぜながら、
母の納豆談義が始まる。

「朝食は一汁一菜、納豆を欠かすべからず、というのが黄門様の教えでね」と母が言う。
母の郷里は茨城県は常陸太田市。水戸黄門のご隠居所、西山荘がある街だ。
当時の街の小学生は、先生に引率されて西山荘のお掃除に通ったそうだ。

「朝早くから『なっと、なっとー』っていう声で納豆売りが回ってきてね。
藁苞の納豆を毎朝買ったもんだよ」

2年ほど前のこと。
「この納豆は硬いねえ!」と毎朝文句を言うようになった。
納豆が硬いのではない。
母の歯がとうとうダメになり、納豆の粒を噛み砕けなくなったのだ。
それ以来、ひきわり納豆のお世話になっている。
「こんなのは納豆じゃない」という母の文句を聞くのが辛かった。
今ではひきわり納豆を当たり前のようにご飯に載せる母を見て、時どき胸が痛くなる。

もう20年も前のこと。
母と二人で和歌山に旅したことがあった。
泊まった国民宿舎の朝食に納豆が出た。
和歌山の国民宿舎の宿泊客のほとんどは京阪神の方々だ。
食堂のあちらこちらから「なんで納豆やねん!」という声が聞こえる中、
母は得意になって納豆をかき混ぜてご飯に載せていたっけ。

豆腐とワカメのおみおつけ。
やわらかいご飯。
納豆。

今朝は、この基本セットに蕪と人参の煮物を添えて、ささやかで穏やかな朝食を二人で食べた。
冷蔵庫にはひきわり納豆のパックがあと一つ。
明日はスーパーで忘れずに買ってこよう。
黄門様も推奨された栄養豊富な納豆を。

20150216nattou

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