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2015.03.18

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その2

空の下で、思いきり太鼓を叩いて、大きな声で歌う。
この解放感にすっかりハマってしまったにわか仕込のサンバ隊の私たち。

また、やりたいね。
どこかに出番がないかな?
サンバといえば・・・

浅草サンバカーニバル!

サンバの本場だよね!
出よう、出よう、浅草サンバカーニバル!

8月最後の土曜開催の浅草サンバカーニバルを目指して、
区民パレードのサンバ隊を中心に新たにサンバチームを結成。
冬の間、区民センターの音楽室に集まって打楽器の練習に没頭した。
とにかく、叩いていれば愉快だった。

春。

浅草サンバカーニバルに正式にエントリー。
パレードしながら演奏するオリジナル曲を作る。

梅雨明け。

週末の昼間は河原で踊りながら、叩きながらのパレードの練習。
夜は仲間の家に泊まり込んで、衣装制作。
そして、飲んで、食べて、騒いで、寝る。

そして、8月最後の土曜の午後。

スパンコールがキラキラ光る手作り衣装に身を包んだ我がサンバチームは、
チームリーダーが吹くサンバホイッスルと高らかに叩き出すヘピニキを合図に、

ダ、ダ、ダダダ ダダダ ダッ!!!

と30名ほどの打楽器隊が大小の太鼓を思いきり叩きながら歩き出す。
真夏の太陽。
ほとばしる汗。
沿道の観衆の声援。
そして、仲間が叩き続ける太鼓。

生きててよかった!という素直な喜びを込めて
太鼓を叩いて、叩いて、叩きまくる。

38歳のももこに訪れた青春だった。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

10年後。

私は、本場リオ・デ・ジャネイロのサンバカーニヴァル会場にいた。
国立競技場を細長くしたようなサンバスタジアム。
何万人もの観客が詰めかける。

午後9時。
リオの名門サンバチームのパレードが始まる。

それぞれのチームが数千人というスケール。
ダンサー、打楽器隊。そして、チームのテーマソングを演奏するミュージシャン。
そして、大がかりなオブジェ。

それは、パレードする一大スペクタクルショー。
踊りながら、叩きながら、巨大なオブジェを操りながら、
サンバスタジアムをパレードはゆっくりと進んでいく。

ああ、サンバは人生の流れだ。
力強く脈打ちながら流れていく命の川だ。

生きる喜びを教えてくれたサンバ!
このリズムのうねりに、今すぐにでも身を投げ出したい!

ああ、私のサンバ!

サンバのリズムのうねりの中で、私は生きていけるんだ!


涙が止まらなかった。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

リオのメイン会場のサンバパレードはこんな感じ。
名門サンバチームが夜通し迫力のパレードを繰り広げる一大スペクタクルショー。
このほかに、リオの街のいたるところで、庶民のサンバパレードが繰り広げられる。


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