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2015.03.31

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 エピローグ

ボサノヴァのスタンダード曲、コルコヴァードのギターを弾いたライブの翌日。
一緒に演奏した友人が書いた日記を読んだ。

「ももことボサノバ考」と題したその日記。
私のことを「ボサンバのももこさん」と呼び、
日本のボサノバ人気の源流を分析し、
自身とボサノバとの距離が近くなったと嬉しげに語る
その日記に胸が熱くなった。

サンバに恋して20年。

何度目かの挫折に苦しんだこの冬、
「ボサノバ、たのしいじゃないですか!」と
ボサノヴァのボールを投げてよこして、
私を思わず本気にさせてしまったのは、
ブラジル音楽の輪の外で出会った友人だった。

そして。

コルコヴァードのギターに悪戦苦闘しながら、
ある日のセンセーの姿を思い出していた。
その日、サンバのセンセーのレッスンに行くと、
センセーが一人でひたすらギターを弾いていた。

「何を弾いているんですか?」と聞くと
「また新しい世界に入ってるんだよ」と言って、
センセーはギターを弾き続ける。
喜びに至る道の孤独を垣間見た思いがした。

サンバは人生そのもの。
喜びがあれば、挫折もある。
人々と共感するものであり、孤独に追及するものである。

歓喜と挫折の間で、
共感と孤独の間で、
激しく、深く揺れながら
見果てぬ夢を追い求めよう。

私の歌とギターで
私のサンバができる日を夢見て。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

サンバの名曲"O que é o que é"を自分のスタイルで歌い、語るZé Ramalho

 何のために生きるのか?
 その答えを見つけるために 
 僕たちは生きるんだ。歌うんだ。
 答えを知らないこと、
 答えを求め続けることは
 恥ずかしいことじゃない!


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見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その9

サンバに恋して20年目の2015年3月。

ひょんなことから、ボサノヴァと向き合うことになる。
友人たちと急きょ結成した3人ユニットで、
ボサノヴァのスタンダード曲、コルコヴァードを取り上げることになった。

いつも一人で弾き語りをしている私は、
どんな歌をうたう時でも、
ネットで見つけたコード譜を参考にしながら、
自分が弾ける簡単なコード、好きな響きのコードに変えて、
構成も、歌い方も、自分風にしてしまう。

しかし、キーボードとギターで歌の伴奏を担当する
今回はそうはいかない。
オーソドックスな形でギターを弾くことになる。

これが私には大変だった。
譜面と首っ引きでコードを覚え、繰り返しギターを練習。

20年前、「ボサノヴァ、いいですねえ」と言ってくださる相手に
「私はサンバが好きなんです!」と食ってかかっていた私が、
ボサノヴァの譜面を見ながらギターを練習している。

そして、それが決して嫌ではなく、
むしろ、楽しくもやりがいのある課題だった。

ギターを弾きながらそっと口ずさむコルコヴァード。
弾きながら、歌いながら、ゆったりと揺れるからだ。
ああ、なんて幸せなんだろう。

そうか・・・

ボサノヴァのルーツはサンバだった。
大きく、深く揺れるサンバに対して、
小舟のように穏やかに揺れるボサノヴァ。
どちらも、心と体が揺れながら奏でる音楽なんだ。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

  コルコヴァード

  部屋の片隅にはギター
  この愛に 歌がまたひとつ
  愛する人を幸せにするために
  想いは静けさの中に
  夢は時の流れの中に
  窓の外にはコルコヴァードの丘
  何て、きれいなんだろう!

  夢見るのはこういう日々
  この命が尽きるまで
  あなたのそばにいたい
  あなたに出会うまで
  何もかもが信じられなくて
  涙にくれていた私
  そんな私に
  愛することの喜びを教えてくれたのは
  あなた・・・
    
  (ももこ訳)


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

あなた・・・
それはサンバ。
音楽を愛する喜びを教えてくれたサンバ。
この命が尽きるまで、
サンバの揺らぎの中で、歌い続けたい。

サンバに恋して20年目の3月の夜に
コルコヴァードをひとり弾き語りながら
ボサノヴァの優しい揺らぎに
身を任せる幸せを知ったのでした。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

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2015.03.29

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その8

その日、サンバ仲間の友人と二人で
ちびっこ相撲大会というイベントのアトラクションコーナーで歌っていた。

大きな太鼓とギターを鳴らして歌う私たちに
子供たちが興味津々で寄ってきた。

サンバ好きのおばさん二人。
得意になって歌うのは、もちろんサンバ。
ポルトガル語で歌いまくる。

何曲か歌ったところで、
ひとりの男の子がこう言った。

「何か、知ってる歌、やってよ!」

あまりにもストレートな男の子の「クレーム」に
私たちは言葉に詰まった。

あなたたちが知ってる歌って・・・
たとえば、どんな歌?

男の子は歌いだした。


  なーつがすーぎー かぜあざみー
  だれの あこがれに さまようー
  あーおぞらーに のこされたー
  わたしの こころは なつもようー


アニメのテーマソングやアイドルの人気曲を予想していた私は
男の子の口ずさむ歌に虚を突かれた。

いい歌がたくさんあるではないか。
いい歌をたくさん知っているではないか。

男の子の一言で、私の歌の記憶の扉が開いた。
童謡、唱歌から流行歌、ポップスやジャズやラテン、日本の民謡から長唄まで。
幼いころから歌ってきた様々な歌が自分の中にあふれてくる。

せっかくギターを弾くようになったのだから、
こういう歌を歌ってみよう。
サンバのセンセーに教わったギターの弾き方を出発点に、
自分なりの弾き方で、自分なりの歌い方で、歌ってみよう。

40代半ばのおばさんと、10歳の男の子が
井上陽水の「少年時代」に共感しあえたように、
「いい歌だよね~!」と人々と共感できる歌をうたいたいものだ。

そこから、私の新たな歌うたいの歩みが始まったのでした。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

ギター一本でこれだけのバンドを率いるMoraes Moreira.
優しくて、ユーモラスで、それでいてぐんぐん引っ張っていくスピード感。
私の憧れのミュージシャンの一人。

”Preta Pretinha" by Moraes Moreira

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探しものは何ですか?

探しものは何ですか?

 超重要書類!

見つけにくいものですか?

 超小さい!

カバンの中も

 愛用のショルダーバッグ。
 ポケットがびりびりに破れていて
 異次元隠しポケットが出現。
 大事なものが次々消える・・・

つくえの中も

 我が机の引き出しは
 だいぶ前からカオスなので
 ここに大事なものは入れないのだ。

さがしたけれど見つからないのに

 失くした記憶がない。
 きっとどこかに落としたんだ・・・

まだまだ探す気ですか

 だって、
 これがないと、にっちもさっちもいかないんだもん

それより僕と踊りませんか?

 やけくそに踊ってやりたい気分ですよ、ほんと。

夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?

 なるほど~昨日一日じゅう眠かったのは、夢の中へ誘われていたからか~!

探すのをやめたとき

 そう、もう探すのは諦めて
 明日の朝いちばんで再発行申請しようと思ってた。
 世の中、再発行してもらえないのは命だけだからね。

見つかることもよくある話で

 ほんとに、ほんとにその通り!

踊りましょう 夢の中へ!

 踊る! 踊る! 歓喜の舞!

行ってみたいと思いませんか?

 今夜はハッピーな夢が見られること、間違いなし!!


井上陽水は千里眼???

超重要書類が見つからなくて
泣きながら探し回っている2015年3月29日の私のことを
40年も前に歌にしていたなんて~~~!!! (笑)

探すのをあきらめて
ほんとうに踊り出そうとしたときに
ふと、冬の間着ていたもこもこコートに目が留まった。

桜も咲いたし。
もこもこコートはそろそろクリーニングに出そうかな。
ポケットを空っぽにして・・・


あ・・・・

あった・・・・健康保険証

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モモミナちゃんやりたい放題

農家の歌会@立川・農家。
初参加でした。

それなのに・・・

喉頭炎で声が出ないももこさんの代わりに
青江三奈さんの血のつながらない遠い親戚のモモミナちゃんが
好き勝手、やりたい放題。

1曲目:「花」 春のうららの・・・ モモミナちゃんお気に入りの一曲。
2曲目:「嘆きのコルコヴァード」・・・ボサノヴァの名曲をこんなにしちゃtって・・・
3曲目:「誕生日のソネット」・・・せっかくのももこさんのオリジナル曲の肝心なところで歌詞を間違えるし。

ここで、聞いてられなくなった風邪ひきももこさん登場(笑)

4曲目:Tedさんの青春の思い出ドーナツ編、「オレンジ色のワンピース」・・・ボサノヴァ風♪
5曲目:ブラジルの歌「トリステーザ」をももこさんの日本語替え歌で。


ご一緒した温帯低気圧さんも、楽太郎さんも、ざんくさんも。
大人のミュージシャンの皆様です。
すっかりくつろいで聞かせていただきました。

それにしても、
モモミナちゃんやりたい放題、失礼いたしました。

つぎの機会には、ももこさんにしっかり歌ってもらいます♪

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2015.03.26

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その7

サンバにすっかりはまってしまい、
歌う楽しさにハマってしまい、
歌うためにギターを鳴らし始め、
サンバを聞きあさり、
気に入った歌を次々覚えては歌い、
ポルトガル語を少々かじってみたりするうちに・・・

あちこちで歌うようになったら。
これがまた、楽しくて、やめられない。
出番があると聞けばどこへでも出かけていった。

ビルの屋上のビアガーデンやら、
自然食レストランやら喫茶店やら。
カレーパーティやら、桃のお花見の余興やら、桜まつりの演芸コーナーやら、
結婚式の披露宴やら、オープン直前のキッザニアの内覧会やら、

どこへ行っても、歌うのはサンバ。

楽しかった!
歌っている時の私は自由!
歌っている時の私がほんとうの私!

しかし、無邪気なお祭り騒ぎも長くは続かなかった。

自分の歌とギターに失望してしまったのである。

私がやってるのはサンバじゃない。
センセーのようなサンバじゃない。
周りの人々の体を揺さぶるような、最後には踊らせるような魅力がない。

サンバにハマって、サンバを弾き語り始めたころ、

「ボサノヴァ、いいですねえ」と声をかけてくださる相手に

  これはサンバです!

と食ってかかっていた失礼な私だったが、
自分の演奏の録音を冷静に聞くと、
ボサノヴァにさえなっていない、ただの下手くそな歌とギターでしかなかった。

どうしたら、サンバができるんだろう?
体を揺らすリズム、スピード感とおおらかさを併せ持つグルーヴを
私の歌とギターで再現する術があるのだろうか。

「これはサンバです!」

なんていう野暮な但し書きを付けなくても、
みんなが愉快になって、体を揺らして、踊り出すような
そんなおおらかなサンバを弾き語れるようになるのだろうか・・・

サンバ、だーい好き!などと言いながら、
私はサンバが歌えない。
私はサンバが弾けない。

このジレンマに、いまだに悩み続ける日々である。


もう、やめちまおう!

何度思ったかわからない。

それでも歌い続けようと思いとどまらせてくれたのは、小学生の男の子の一言だった。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

人生という綱渡りのショーを続けなければいけないと歌う名曲。
この曲を知らない方々に、こころを揺らして聞いていただけるような
少なくとも私の心が揺さぶられるような、
そんな弾き語りをしてみたい。

酔っ払いと綱渡り芸人byジョアン・ボスコ

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2015.03.25

モモミナちゃんと歌ってきました@新橋じーじー

「喋るな、歌うな、咳するな」とお医者さんに言い渡されてるももこさん。
先生の目を盗んで(見張られてるわけじゃないけど)、昼間、そーっと歌ってみた。
ぜーんぜん、声が出ません。

今夜のじーじー対策:

ギターのチューニングを1音下げて。
モモミナちゃんに歌ってもらう。

ギターを背負ってお出かけ。
途中の薬局で「龍角散顆粒」と「トローチ」を購入。
龍角散顆粒をさらさらと口に入れて地下鉄に乗り、
トローチを舐めながら、じーじーへ。

リハーサルで歌ってみたら・・・
あれ? ももこさん、ちょっとは歌えるかも?
慌ててギターのチューニングを元に戻して、
はい、本番。


1曲目:「花」by風邪ひきももこさん
たんぽぽライブでCELLさんの伴奏で歌わせtいただいて以来、お気に入りになってしまった。

2曲目:嘆きのコルコヴァードbyモモミナちゃん
あーあ、あのヘンテコな替え歌をモモミナちゃんに歌われちゃった・・・

3曲目:ビリンバウby風邪ひきももこさん
ブラジルの格闘技、カポエイラをテーマにしたブラジルの歌。人生は闘いだ!

4曲目:トリステーザbyモモミナちゃん&風邪ひきももこさん
この辺でやっぱり声が出にくくなるなあ・・・


龍角散顆粒&トローチ効果。
心配していたよりも楽しく歌えました。ほっ・・・


今夜はピアノ男子がお二人。
はぁとさんの高校時代からのお友達のおじ様のポップなオリジナル曲、素敵だった。
そして、汗ほとばしるピアノマンのオリジナルにガツンとやられ。
かつ~こさんの静岡の歌、かっこよかったなあ~
正統派フォーク調のオリジナル曲が秀逸なおじさまのステージはどこか懐かしさを感じる。
あちゃのくんの「無茶ぶり」にひょうひょうと応えるはぁとさん。今夜も二人はいいコンビ。
はぁとさんのさりげない演奏は「やばいぜ!」


青江三奈の遠い親戚のモモミナちゃんに頼りっぱなしではあったけれど、
とっても幸せな夜でした。
皆さん、どうもありがとう♪


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2015.03.23

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その5

サンバのセンセーの初レッスンで、ただ一つ知っているサンバの歌、「トリステーザ」を歌った。

ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う!
ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う!

もー、何が違うって言うのよー!!!
違いがわかるまで通い詰めてやる~!!!

そして、レッスンに通い詰めること数回めにして、
センセーの言わんとすることがおぼろげながら見えてきた。

サンバは2拍子。
つまり、16分音符が8個で1小節。

トリステーザの出だしの「ラヤラーヤ」を、私はこのように歌っていた。

|●●●● ●●●●|●●●● ラーヤー|ラーーー ーーーー|ヤーーー ----|
(●は16分休符。ラ、ヤ、-は16分音符です)


同じ「ラヤラーヤ」をセンセーはこのように歌う。

|●●●● ●●●●|●●●ラ ーヤーラ|ーーー ーーーヤ|ーーーー ----|

私は、8分音符の頭で「ラヤラーヤ」と歌っていたのだが、
センセーは、八分音符の裏で歌う。
しかも、裏と言っても、後ろにずれるのではなく、前に食い込むのだ。

センセーはこう解説してくれた。

「ブラジル人は裏で歌うんだよ。ふつうのブラジル人がふつうに歌うとこうなるの。
 これを頭で平らに歌っちゃうと、サンバにならないでしょ!」

裏、しかも前にずれた裏で歌う。
ベチ・カルヴァーリョのお手本を改めて聞いてみると、確かに出だしの「ラヤラーヤ」は16分音符1個分前に食い込んでいる。
ベッチの歌を何度も聞いていたはずなのに、16分音符1個分のずれというのがあまりにも速くて、センセーの解説を理解するまで、私はその「食い込み」にまったく気がつかなかった。

後にギターも教わるようになると、この16分音符1個分の食い込み現象は、サンバギターの標準的な弾き方でもあるのだと教えられた。
つまり、拍の頭でコードチェンジするのではなく、16分音符1個分前に食い込んだタイミングでコードチェンジする。
それを譜面に書くと、タイを使ったシンコペーションの譜面になるのだけれど、シンコペーションしているというよりも、歌と同じく、16分音符1個分ずつ前に食い込んで進んでいく弾き方ということらしい。

サンバのリズムに体がふわりと浮くのは、それなりの仕掛けがあったんだ!

私は、すっかりサンバのリズムの秘密の虜になってしまった。
来る日も来る日も、16分音符1個分前に食い込む歌い方を練習した。
”トリステーザ"を最後まで歌わせてもらえた後も、センセーのレッスン通いはやめられなかった。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

ギター&ボーカルのトッキーニョと、イパネマの娘など多くのボサノヴァの詩を書いたヴィニシウス・ジ・モライスが二人して歌うトリステーザ。

「16分音符1個分前に食い込む」というのはあくまで基本であって、実際には崩した歌い方をした結果、頭で歌っているということも少なくない。


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2015.03.22

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その4

「歌を習いたいんだけど、1人じゃ怖いから一緒に行って~」

サンバ仲間のダンサーのお姉さんが言う。

いいけど・・・どこに習いに行くの?

「シャカラのボーカルのひと」

えええええ??? あの、凄いサンババンドのボーカル&ギターのおじさま?
行く、行く!!! 連れてって~~~!!!

というわけで、ダンサーのお姉さんと、打楽器隊の2人の女3人で、
サンババンド、シャカラのリーダー、加々美さんの事務所を訪ねた。

「はい、で、誰から?」

え? 誰からって・・・・?
3人一緒に習うんじゃないの?

「人間、一人一人違うんだから、3人一緒にできるわけないでしょ。で、誰から?」

最初は「歌を習いたい」と言い出したダンサーのお姉さん。
サンバダンサー歴の長い彼女は、なかなか見事な歌いっぷり。

そして、次は私の番。

「歌は何を知ってるの?」

知ってるのは"トリステーザ"だけ。片仮名で覚えた歌詞ですけど・・・

「じゃ、歌ってみて」と言って、センセーはギターを弾き出す。

ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う! (と言ってイントロを弾きなおす)
ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う!(と言ってイントロを弾きなおす)
ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う!(と言ってイントロを弾きなおす)

あのー、何が違うんですか?

センセー:だからねー、ラヤラーヤ ラヤラヤーラヤーラ・・・♪だよ。
ももこ:ラヤラーヤ♪
センセー:違う!

私は腹が立った。
レッスンに来ているのである。
しかもこちらは超初心者である。
「違う!」と言うだけじゃ訳がわからないではないか。
何がどう違うのかを説明するのがレッスンというものではないの?

センセー:じゃあね。ゆっくりやるよ。ラ・ヤ・ラーーヤ ラ・ヤ・ラ・ヤーラ・ヤーラ・・・♪」

でも、わからないものは、わからない。

センセー:わからない? ギターよりも先に歌うの。ラ・ヤ・ラーヤ・・・♪ ね?」

ギターよりも先って・・・・?
ちんぷんかんぷんのまま、その日のレッスンは終了。

何よ、何よ!
せっかく歌を習いに行ったのに、
ラヤラーヤしか歌わしてくれないで、
しかも「違う!違う!」って怒鳴られて、
何が違うのかを教えてくれないでなんて、
あんまりじゃないの!

悔しい~~~~~!!!
せめて、"トリステーザ"を最後まで歌えるようになるまで、
レッスンに通い詰めてやる!!!

こうして私のサンバレッスン通いが始まった。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

当時、お手本として聞いていたブラジルの国民的サンバ歌手ベチ・カルヴァーリョの"トリステーザ"。 私の「ラヤラーヤ」の何が「違う!のか、おわかりですか???

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2015.03.20

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その3

サンバ一色の夏。
サンバのことしか頭になかった夏。
そして迎えた8月最後の土曜日。
打楽器隊の一員として参加した浅草サンバカーニヴァルは
38歳にして初めて味わう青春の汗と涙と感動の集大成だった。

そして、祭りは終わり・・・

来年の夏まで何をすればいいんだろう・・・

「サンバのライブに行ってみようよ」とサンバ仲間に誘われた。

ライブ・・・?

「ライブ」という言葉を聞くのも初めてだったが、
とにかくサンバが恋しくて、出かけていった。

会場は市ヶ谷にあったイタリア料理のレストラン。
広い店内の奥に、楽器やらスピーカーやらが並ぶ。
そこがステージということらしい。

料理をあれこれ注文するうちに、ステージの演奏が始まった。

5人編成のバンド。
最初の音を聞いた瞬間に、体が浮いた。
テーブルの美味しい料理が気になるものの、
おちおち座ってはいられない。
自然に体が揺れてしまう。
足が動いてしまう。
立ち上がって踊り出すのに数分とかからなかった。

私と同じように思わず立ち上がって踊りだした人々で
興奮の渦が巻き起こる。

そこに集まった人々は、ブラジル音楽やサンバのコアなファンばかりではなかった。
「楽しいから一緒に行こう」と誘われて来てみたというごく普通の人たちが多かった。
手拍子もダンスもぎこちないが、
皆、それぞれ勝手に体を動かして楽しんでいる。

かっこよく踊れない人も、ブラジルの音楽をよく知らない人も、
このバンドが繰り出すサンバは、みんなの体をふわりと持ち上げてくれる。
何て凄いバンドなんだ!
なんて愉快な夜なんだ!

その凄いバンドの真ん中で、タオルで汗を拭き拭き、ギターをかき鳴らしていたのが、
のちに歌とギターとサンバの手ほどきをしていただくことになるおじさまだったのです。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

”Fantasia Tropical"は、サンババンド、シャカラのリーダーだった加々美淳さんのオリジナル曲。
ここで紹介するのはバンドとは別バージョン。ブラジル人パーカッショニストDamião と二人の演奏だが、この曲は、シャカラ時代によく演奏されていた。


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2015.03.18

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その2

空の下で、思いきり太鼓を叩いて、大きな声で歌う。
この解放感にすっかりハマってしまったにわか仕込のサンバ隊の私たち。

また、やりたいね。
どこかに出番がないかな?
サンバといえば・・・

浅草サンバカーニバル!

サンバの本場だよね!
出よう、出よう、浅草サンバカーニバル!

8月最後の土曜開催の浅草サンバカーニバルを目指して、
区民パレードのサンバ隊を中心に新たにサンバチームを結成。
冬の間、区民センターの音楽室に集まって打楽器の練習に没頭した。
とにかく、叩いていれば愉快だった。

春。

浅草サンバカーニバルに正式にエントリー。
パレードしながら演奏するオリジナル曲を作る。

梅雨明け。

週末の昼間は河原で踊りながら、叩きながらのパレードの練習。
夜は仲間の家に泊まり込んで、衣装制作。
そして、飲んで、食べて、騒いで、寝る。

そして、8月最後の土曜の午後。

スパンコールがキラキラ光る手作り衣装に身を包んだ我がサンバチームは、
チームリーダーが吹くサンバホイッスルと高らかに叩き出すヘピニキを合図に、

ダ、ダ、ダダダ ダダダ ダッ!!!

と30名ほどの打楽器隊が大小の太鼓を思いきり叩きながら歩き出す。
真夏の太陽。
ほとばしる汗。
沿道の観衆の声援。
そして、仲間が叩き続ける太鼓。

生きててよかった!という素直な喜びを込めて
太鼓を叩いて、叩いて、叩きまくる。

38歳のももこに訪れた青春だった。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

10年後。

私は、本場リオ・デ・ジャネイロのサンバカーニヴァル会場にいた。
国立競技場を細長くしたようなサンバスタジアム。
何万人もの観客が詰めかける。

午後9時。
リオの名門サンバチームのパレードが始まる。

それぞれのチームが数千人というスケール。
ダンサー、打楽器隊。そして、チームのテーマソングを演奏するミュージシャン。
そして、大がかりなオブジェ。

それは、パレードする一大スペクタクルショー。
踊りながら、叩きながら、巨大なオブジェを操りながら、
サンバスタジアムをパレードはゆっくりと進んでいく。

ああ、サンバは人生の流れだ。
力強く脈打ちながら流れていく命の川だ。

生きる喜びを教えてくれたサンバ!
このリズムのうねりに、今すぐにでも身を投げ出したい!

ああ、私のサンバ!

サンバのリズムのうねりの中で、私は生きていけるんだ!


涙が止まらなかった。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

リオのメイン会場のサンバパレードはこんな感じ。
名門サンバチームが夜通し迫力のパレードを繰り広げる一大スペクタクルショー。
このほかに、リオの街のいたるところで、庶民のサンバパレードが繰り広げられる。


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見果てぬ夢~サンバに恋して20年 その1

「区民まつりで、サンバパレードのグループを作って出るんだけどさあ。
 一緒にやらない?」

サンバって何よ?

「派手な衣装を着て、太鼓叩いて、練り歩くんだってさ」

区民祭りでサンバパレードをやろう!と集まったのは20人ほど。
サンバが何かを知っている者は誰もいない。
パーカッショニストを招いて、一度だけの講習会を開いて、
打楽器の叩き方の手ほどきをしてもらう。

「思いきり、スコーン!と叩くんです」と言われるまま
初めて手にした太鼓を

スコーン!と叩く。
実に爽快!

そして、サンバの歌を教わった。
配られた歌詞のプリントには、意味不明の片仮名の羅列。

 トリステーザ ポー ファヴォー ヴァイ エンボーラ
 ミーニャ アウマ キ ショーラ
 エスタ ヴェンド メウ フィン・・・

区民祭り当日。
鼓笛隊の小学生や、民謡踊りのおばさま方といったグループに続く我がグループ。
とにかく派手な格好すればいいんでしょ!とばかりに
へんてこりんな衣装をそれぞれあつらえて集合した
サンバ初体験の20名あまり。
大小の太鼓を嬉々として叩きまくっては得意満面で練り歩く。

背後の車に積んだスピーカーからは、
応援にかけつけたベテランサンバ歌手のおじさんが歌う「トリステーザ」が
がんがんと聞こえてくる。

沿道の区民の皆様は、鳴り物入りの仮装行列にビックリ仰天、そして拍手喝采。

へんてこりんな派手派手衣装を身にまとい、
ありったけの愛想をふりまきつつ
ドン、ドン、スコーン!と太鼓を叩きながら練り歩くと
拍手がもらえる。

こりゃ、面白い!

37歳の秋。
こうして、ももこはサンバに取りつかれてしまったのだった。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

片仮名の歌詞カードで覚えた最初のサンバ、「トリステーザ」。

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2015.03.17

喉に封印

風邪をひいて、声が出なくなって3週間。
最初の1週間は喋ることもできず。
その後の2週間は、「風邪ひきの青江三奈」声で何とか喋れはするものの、歌うことはままならず。

そして3週間経っても「風邪が治りかけの青江三奈」声の「モモミナ」ちゃん状態のまま。

そろそろ心配になってきた。
もしかしたら風邪じゃないのかも?

耳鼻咽喉科に行ってみた。
鼻から内視鏡を入れて喉を診ていただく。

細い細い管が鼻の孔から喉の奥に降りていくのがわかる。
鼻と喉は本当につながっているのだと実感。

「はい、息を吐いて。」
「エーって言ってください」
「つばをごっくんと飲み込んでください」

そして。

「これが声帯なんですよ」と先生が写真を見せてくれた。

わあ! 自分の声帯の写真を見るの、初めて♪
左右に開いたカーテンのような形の幕が声帯なんですって。
息をする時は声帯が開いて、
声を出す時は声帯が閉じる。
閉じたカーテン状の声帯が震えて、声になるんですって。
20150317nodo2

「声帯はきれいですよ。声帯結節も声帯ポリープもありません。
しばらく安静にしていれば、声が出るようになりますよ」

ほんとですか? よかった~

「安静がいちばんです。」

安静といっても、体は元気なので寝てるわけにはいかないんですが・・・・?

「声を出さないことです。」

え・・・ 喋らない?

「そう。喋らない。」

うたったりとか・・・?

「とんでもない!」

そうですか・・・

「無理に咳払いなんかすると、かえって声帯に負担がかかりますからね。
 漢方薬と点鼻薬を出しますので、お大事に。」

薬をもらって家に帰る。
歌えなくてもギターがあるさ、と弾きだすと、
いつのまにか歌ってしまう・・・

いかん、いかん。
声が戻るまでは喉は封印なのだ。

ガムテープで口を塞いでおこうかしらん・・・

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スペシャルな経験

やっぱりスペシャルな日曜日になりました。
上福岡はBlancさんでの午後ライブ。
ボーカルのRay♪さんと、キーボードのTedさんと、ギターの「モモミナ」の初共演。

昨日のライブのために急きょ結成されたこの3人ユニット。
3人それぞれのイメージと、3人それぞれができることを持ち寄ったわけだけれど、
単なる持ち寄りパーティにはならなかった。
お互いの音を聞きながら、歩み寄りながら、
一つの歌という時間の流れを共有する。

私は淡々と弾くことしか能がないギター弾き。

「オリビアをききながら」では、Tedさんが控えめな音数のコードを弾きつつ、
ギターでは表現できない「ここ!」というところを鳴らしてくれる。
そして、ボサノヴァアレンジを素直に感じとってくれるRay♪さんの柔かなボーカルが、
ギターとキーボードをふわりと包んでくれる。

ボサノヴァの超スタンダード曲、「コルコヴァード」。
ブラジル音楽に親しんでいるはずなのに、
実はボサノヴァのスタンダード曲はめったに歌わない私。
コルコヴァードのギターを弾くのも初めてだった。
作曲者、ジョビンのコード譜をネットで見てはみたものの、
万年初心者の私の手におえるものではなかった。
楽譜を買って、最もスタンダードなコードだけを押さえて、
淡々とリズムを刻むことしかできなかった。

そんな至らないボサノヴァギターだったけれど・・・
Tedさんが、ライブ演奏の動画から耳コピしたフルートパートを
キーボードのフルート音で再現してくれる。
そして、この音程の難しい歌を、さらりとボサノヴァらしい雰囲気で歌うRay♪さん。

私のつたないギターでは、
ボサノヴァ気分を十分にお二人に味わっていただけなかったかもしれないけれど、
ギターでリズムを刻んでいた私は、とても楽しかった。

昨日の演奏のために、
それぞれが準備をして、音合わせをして、
そして、お互いの音を聞きあいながらの演奏。
この一連の流れの中で、とても豊かな経験をさせていただきました。

Ray♪さん、Tedさん、ありがとう。


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2015.03.14

スペシャルな日曜日の予感

明日の日曜日はスペシャルな日になる予感。

だって、だって、3人でライブなんです。

いつも一人でギターを弾いて歌うももこだけど

明日は3人でライブなんです。

いつも自分の部屋でストップウォッチ相手にリハーサルするももこだけど、

3人でスタジオに行ってリハーサルをしたんです♪

ひとり練の後はいつも一人で薄皮粒あんパンを食べるのだけれど、

3人練の後は3人で晩ご飯食べたんです~ハンバーグ、安くて美味しかったなあ♪

いつも一人だから、ギターのチューニングはテキトーなんだけど、

明日は3人だから、ちゃんとチューナーを使ってチューニングするんです(当たり前か~)

きっとスペシャルな日曜日になります。

Ray♪さん&Tedさんという素敵なお友達とご一緒させていただく

スペシャル・コラボ♪

わくわく、そわそわ、ドキドキ・・・

20150315blanc

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歌声失くしたMomoko@下北沢Blue Moon

「こんばんは。風邪ひきの青江三奈です」

3月12日、木曜日の夜の下北沢Blue Moonのフリーライブ登場のご挨拶。
よかった~今宵お集まりの方々は青江三奈をご存じだった。

なんとか喋れるようにはなったものの、まだまだ歌はうたえないももこさんの出し物は・・・

1曲目 「どこかで春が」~ギターで。
 前日に「こうすれば弾けるかも」と思いついて、必死で練習。

2曲目 「花」
 春のうららの隅田川~低めのキーでなんとか歌う・・・

3曲目 「黒いオルフェ」
 「ももこのギター弾き語り事始め」の思い出を語りつつ、いちばん最初にギターを弾いて歌った曲、「黒いオルフェ」の日本語詩を文字通り「弾き語り」

4曲目 「きんぽうげワルツ」→「禁じられた遊び」
 ここからはギターだけ。悪戦苦闘の「クラシックギター教則本」挫折曲・・・

5曲目 「酔っ払いと綱渡り芸人」 ギター伴奏のみ
 大好きなブラジルの歌のギター伴奏だけを3分40秒弾きました。

6曲目 「ともしび」をギターで→「カチューシャ」を皆さんに歌ってもらう
 前の週のアルカフェさんでは誰も知らなかった「カチューシャ」。
 Blue Moonさんにお集まりの皆様はよくご存じで、皆さんで歌ってくださいました。 ほっ

ほとんど出ない声と、超へたくそなギターで40分。
ほんとうにお耳汚しで申し訳ございませんでした。

でも・・・

でも・・・

なーんか、楽しかったんだなあ~~~
我ながら、懲りないもんだと呆れてしまう。

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2015.03.13

たんぽぽライブで会いましょう♪

明日は、3月14日、土曜日。ホワイトデー(笑)

そして、たんぽぽライブ3月号♪

にぎやかなライブになりますよ~予告編~

ピアノ弾き語りのRay♪さん~ミステリアスでパワフルなRay♪さんワールドに包まれちゃいましょう♪

ウクレレのすずきさん~ラーメンをこよなく愛するギター弾き語りの鈴木さんの分身、「ウクレレのすずきさん」がたんぽぽに登場♪

糸数かおりさん~沖縄出身のかおりんの、おおらかな歌声と大きな笑顔に会いに来てね。三線を聞かせてくれるかな?

youkoさん~1回目のたんぽぽライブからずっと歌いに来てくれている歌姫youkoさん。サポートミュージシャンの顔ぶれも楽しみです♪

CELL~ピアノ&ボーカルのすーさんと、ギター&ボーカルのLINDAさんはたんぽぽライブではすっかりおなじみ。LINDAさん、花粉に負けずに素敵な歌を聞かせてくださいね!

Momoko.Ray&Ted~「私も何かやりたーい!」というMomokoさんの希望を、TedさんとRay♪さんがかなえてくれました~さて、何が飛び出すでしょう・・・

音楽は無料です。
たんぽぽの美味しいメニューでお腹いっぱいになりましょう♪

20150314tanpopo

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2015.03.08

Momokoファンは聞いてはいけない!

3月8日、日曜日も、風邪ひきの青江三奈さん声で始まった。

もう一週間も歌っていない。
ギターを練習していても、
歌いたくて、うたいたくて、うずうずしてくる。

そして、ここ最近の課題曲のギターを、歌は口パクで練習していたら、
ついついこんなことになってしまい、
しかもそれがとっても愉快で、
調子に乗って録音してyoutubeにアップしちゃった。

Momokoファンは聞いてはいけませんよ!

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

今週の木曜日、下北沢Blue Moonにて40分ほど歌わせtいただきます。

Momokoコーナーは次の3つのプログラムのいずれかになります。

パターン1
風邪ひき青江三奈さん状態のMomokoに変わり、「今日だけラッパーモモコ」がラップ&ギターで皆さんを煙に巻く40分!

パターン2
Momokoのオリジナル、「ハッピー・カレーライス」秘話を語る40分。
 バングラデシュ編、ニューヨーク編、下北沢編の三つのうちから、客席の皆様に選んでいただいたエピソードを語ります。そして、喉のリハビリを兼ねてゆるり、ゆるりと歌いましょう。

パターン3
声なしMomoko、奇跡の完全復活!
お喉全開で熱唱40分~お願い、だれかMomokoを止めて~!

いずれにしても、希少価値の高いライブになりそうです(笑)
ぜひぜひ見物にいらっしゃ~い♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月12日(木)
フリーライブ@下北沢Blue Moon

オープン18:30/スタート19:30

1.野川小麦(手回しオルガンとピアノの弾き語り。ブルームーンに響くオルゴールの音色に癒されます)
2.ももこ
3.大柳 貴(日本の歌をフランス語で歌う楽しく素敵なシンガーさん♪)

チャージ無料。Blue Moonの美味しいカフェメニューをご注文ください。

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レシート、ください

整理整頓が大の苦手。
部屋の中も、バッグの中も、机の引き出しも、パソコンの中も、必要なものと不要なものがごちゃごちゃ詰まっている。

お財布の中身もしかり。
しわだらけのレシートやクーポンがお札の間に何枚も挟まっている。
そもそも肝心のお札が何枚入っているかも把握していないのだから、我ながら呆れてしまう。

これではいかん。
お財布の中身は把握しておこう。
今年の正月に一念発起。
現金出納帳を付け始めた。

一日の終わりにお財布からレシートを取り出して、1件、1件、iPadの家計簿に記入していく。

 「おやつ チロルチョコ 128円」とか。
 「食費 生協 1896円」とか。
 「コーヒー ヴェローチェ 190円」とか。

以前は、コンビニで買い物した時には「レシートはいりません」と言っていた。
それでもいつの間にかお財布に溜まるレシートを、無造作にゴミ箱に捨てていた。
家計簿をつけ始めると、レシートは日々のこまごました出費の記録として重宝するので、コンビニやカフェでも必ずレシートをもらうようになった。

数日前のこと。
仕事が予定よりもかなり長引いてしまい、職場を出たのは9時近かった。
お腹が空いたけれど、疲れてもいた。
どこかの店に寄って夕食を取ると家に着くのが遅くなる。
それに、3月とはいえ夜はまだ寒い。暖かい食べ物屋からまた外に出るのはおっくうだ。

コンビニでお弁当を買って帰って帰ろう。

地下鉄の階段を上り、近くのセブンイレブンに入った。
セブンイレブンのお弁当は老若男女向けのバラエティ豊かな品ぞろえ。さすがコンビニ業界売上首位なだけはある、と感心しながら「豚たけのこあんかけ炒飯」をかごに入れてレジへ向かう。

「498円です」とバイト君。

500円玉を渡して、お釣りとレシートを受け取るべく右手を出す。
が、私の手に載せられたのは一円玉が二枚だけ。
新人のバイト君なのだろう。レシートを渡し忘れているに違いない。
家計簿つけにレシートは欠かせない。もらっていかなければ。

「あの、レシート、もらえますか?」

すると、バイト君は困惑した表情でこう言った。

「レシート・・・ですか? あの・・・」

え? レシートが、どうかしたの?

「お預かり5万円って打っちゃったんで・・・」

あっはっは~ その5万円のレシート、記念にもらっていっても、いい?

「いいですけど・・・」バイト君は、しわくちゃになった「お預かり 50,000円」と打たれたレシートを渡してくれた。
20150307seven

レシートをお財布にしまう。
「5万円って打っちゃったんです」という、あまりにも正直なバイト君の言葉が新鮮で、愉快で、ひとり笑いながら家へ向かった。

だけど・・・

その夜、家計簿をつけるために「お預かり 50,000円」と打たれたレシートを取り出した私は、ふと心配になった。

「5万円って打っちゃったんです」と間が悪そうに言ったあのバイト君。
レジの記録をきちんと修正できただろうか?
打ち間違えた50,000円のレシートを私がもらってしまったことで、バイト君が困ったことになっていないだろうか。

レシートを見ながら、「バイト君、頑張れ~」と呟く。
「お預かり 50,000円」のレシートは捨てがたく、印字が消えるまでお財布に忍ばせておくことにした。


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2015.03.07

出た、出た、声が

3月7日、土曜日。
朝、起きたら、前夜までの無声モモコ状態から
風邪ひきの青江美奈程度の声が出るようになっていた。

歌はまだ歌えないが、とりあえず喋ることはできる。
ありがたい。

声を失くしたこの一週間、最も不自由したことは耳の遠いママとの会話だった。

朝、ママを起こす時から悪戦苦闘。
「ご飯ですよ~」の一言が言えない。
息を大きく吸って、ありったけの息を喉に集めて一気に吐き出して、

「ごはん!!!」

と一言叫ぶだけで精いっぱい。

耳元で突然、おじさん声で叫ばれたママはびっくり仰天。
「なんだって、朝からビックリさせるんだ!」とゴキゲンナナメ。

こんな調子だから日常会話などできるはずもなく、この一週間、ママもムスメもむっつり黙って朝ご飯、夕ご飯を食べていた。

今朝、起きてみたら、風邪ひきの青江美奈みたいな声だが、とりあえず会話はできる。

「ご飯ですよー」といつも通りママを起こす。
「お茶入れてくださいねー」とママにお願い。
「いただきまーす」と言いながら、1パックの納豆をママとムスメではんぶんこ。

今朝の母娘の話題は、もっぱらテーブルの上の水栽培の大根の花。
20150307daikon

「ほら、お母さん、大根の花が咲いたよ!」とムスメ。
「あら、ほんとうだ!」とママ。
「つぼみが黄色いから黄色い花が咲くかと思ったら、薄紫の花なんだねえ!」とムスメ。
「だいこんの花なんて、何十年ぶり、何百年ぶりに見たねえ!」とママ。
「何百年ぶりは大げさじゃないの? 仙人じゃないんだからさあ」とムスメ。
「わっはっは」とママ。
「わっはっは」とムスメ。

朝ご飯の食卓に、ママとムスメのとんちんかんな会話が復活。
お喋りのスパイス付きの朝ご飯に、ママはすっかり上機嫌。

「だいこんの花っていう歌があったねえ」とママ。
「へえ? どんな歌?」とムスメ。
「だいこんの~ しろい花~ お前のような~~~」ママは、テーブルを両手で叩きながら歌い出す。
それは「くちなしの花」じゃなかったっけとムスメは思ったが、ゴキゲンなママの叩き語りに水をさすのはやめておいた。

お昼はお汁粉。
20150307osiruko

ずっとテーブルに飾っておいた、ちっちゃな羊さんがのったお供え餅を入れた。
取り残されたミニ羊をテーブルに見つけて
20150307hituji

「これは犬かい?」とママ。
「羊でしょ。今年は未年だから」とムスメ。

お汁粉を食べ終わるまでに、このやり取りを数回繰り返す。
以前は、同じことを何度も聞かれるとイライラしたムスメだが、いつの間にか慣れてしまった。
とかく話題がとぼしくなりがちなママとの会話。同じ話題を何度も使い回しできるのでかえって助かるというものだ。

お汁粉を食べたらママと二人で生協へお買い物。
夕ご飯は、生協で買ったハンバーグを焼いて大根おろしをかけた。

「お風呂が沸きましたよー」とムスメ。
「はいよー」とママ。

喋れることは何とありがたいことか。
何ということもない言葉のやり取りが、こんなにママとの暮らしをスムーズに、そして明るくする。

声を失くした一週間は、私に、ママとのお喋りの大切さをあらためて教えてくれたようだ。


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最初で最後(?)のギターインストライブ

ギターナイト@荻窪アルカフェの前日になっても、まったく声が出ない。

声を失くしたももこさんはギターナイトで何をすればいいのだろう?

ギターを弾けばいいのです~「ギターナイト」なんだから~

というわけで、にわか仕込み企画、
「まさか!のギターインストライブ」@荻窪アルカフェは、
暖かく寛容な聞き手の皆さまと、
喋れないももこに代わってナレーションを担当してくださった
Tedさんの名司会のおかげで、
ふしぎに楽しい20分弱のライブになりました。

弾けないギターで何を弾いたかといえば・・・

1曲目 クラシックギター教則本に載っていた「きんぽうげワルツ」。  
 クラシックギターは、この「きんぽうげワルツ」で挫折したのでした。久しぶりに思いだしながら弾いてみたけど、やっぱりここから先へは進めないと痛感。

2曲目:無謀な挑戦「禁じられた遊び」。超有名曲ゆえ、音が出なくても、間違えても、聞き手の皆さまは本来の「禁じられた遊び」を脳内再生してくださったに違いない。
 
3曲目:ブラジルの歌「酔っ払いと綱渡り芸人」のギターの伴奏。
不条理な運命に翻弄されながらも人生という綱渡りを続ける人々を歌ったうた。何年も歌い続けている大好きな歌。
けれど、今日はうたえない。
ギターソロのアレンジではなくて、ギターの伴奏パートだけを弾くなんて、普通の神経の持ち主ならまずやらないだろう。
でも、一曲ぐらい、いつもの私らしく思い切りギターを弾きたくて、3分30秒の歌のないギターの伴奏を弾かせていただきました。

4曲目:時々ライブで弾いているロシア民謡「ともしび」、それに続けてロシアの歌「カチューシャ」をみなさんに歌っていただこうと思ったのですが・・・本日の客席はお若い方ばかりで「りんごの花ほころび・・・」なんていう古い歌はご存じない・・・あらら・・・でも、大丈夫。Tedさんが元気に歌ってくれました。

Tedさんにナレーションをお願いしたのはライブ前日。
台本をお渡ししたのはライブ開始30分前。
さすが、人生経験とライブ経験豊富なTedさんです。
客席の様子を見ながら、台本にアドリブを加えつつ、なんともショボいももこの「ギターインストライブ」を、楽しいひと時へと盛り上げてくれました。


でもね・・・


いちばん、心強かったのは・・・


弾き慣れないギターの曲をいっしょうけんめい弾くももこのすぐ横で、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、がんばれ~」と見守ってくれていたTedお父さんのまなざしだったような気がする・・・

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2015.03.05

まさか!のギターインストライブ@荻窪アルカフェ

3月1日、日曜日。朝起きたら声が出なかった。

3月5日、木曜日、朝起きたらやっぱり声が出なかった。

3月6日、金曜日の夜は、荻窪アルカフェさんのギターナイトで
「美味しい20分」をお題に弾き語ることになっておりましたが、
声なしモモコは歌えません。

というわけで、

明日のギターナイト@荻窪アルカフェの出番は

まさか!のギターインスト20分。

何か弾けるものがないか、と必至で考えました。
なにしろ、ギターインストなんてやったことありませんもの。
そして・・・
「聞いていただける」ものは当然何もないわけですが、
「笑っていただける」ものを発掘!

おそらく最初で最後のももこのギターインストライブ(笑)
よろしければ冷やかしにいらしてくださいな。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

3月6日(金) 19:30~
ギターナイト@荻窪アルカフェ 

19:30-19:50 中野雄太(Vo,Gt)
19:50-20:10 田安肇(Vo,Gt)
20:10-20:30 Momoko(Vo,Gt) まさか!のギターインスト20分♪
(20:30-20:50 休憩)
20:50-21:10 タジ(Vo,Gt)
21:10-21:30 NAOYA(Vo,Gt)
21:30-21:50 智之助(Vo,Gt)

チャージ500円+ドリンクオーダー

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2015.03.02

無声モモコからライブのお知らせ♪

先週半ばから体調不良。
熱は出るわ、喉は痛いわ。

内科の先生曰く「軽い風邪だね。」

患者モモコはおそるおそるお伺い。

「あの~月曜日に歌をうたうことになってるんで、咳止めの頓服を処方していただきたいんですが。」

とは言いだせない気の小さい患者モモコ。

「あの~月曜日に大事な面接があるので、咳止めの頓服を処方していただきたいんですが。」

「月曜日?明後日ね。それなら大丈夫。咳と痰の薬をばっちり出したから咳止めの頓服は必要ないよ」
という頼もしいお言葉と、クマ薬局さんで
20150302kuma
いただいた大量のお薬を持って帰宅。そのままママと観梅@湯島天神・・・

一夜明けた日曜日は雨だった。
毎朝恒例のママ起こし。

「おかあさーん、ごはんですよー!!!」

となるはずが・・・

「お、―――――ん、ぐ、ぐ、ssss!!!」

声が全く出ない。

こりゃ、困った。
耳の遠いママとの会話が成立しない。
無理やり声を出そうとするたびに喉がヒリヒリ。

声が出なくてもギターは弾けるさ。
雨の日曜日は部屋にこもってギターを弾いた。
といっても、私のギターはことごとく歌の伴奏ギターなわけで。
口パクで弾き語っていたら、声は出してないのに喉が痛くなってきた・・・

月曜日。

ピンポーン♪

インターホンが鳴った。
「裏のお宅に伺っております植木屋ですが、今日、明日、ご迷惑おかけしますー」
「s、s、そ・・・」
それはご丁寧に、と言いたいのだが声が出ない。慌てて玄関のドアを開けてご挨拶。

この無声状態。いつまで続くのかなあ・・・
今週の金曜日、アルカフェさんで「歌う」のだけれど・・・
そうだ!
「無声モモコの二十分一本勝負」、考えなきゃ!

時間がないぞ~~~えらいこっちゃ~~~

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

3月もアルカフェギターナイトで20分うたいます。
→金曜日も無声だったら歌いません!

今回は「勝負」はしません(笑)
→金曜日も無声だったら、勝負します!

Momokoワールドをゆるゆると20分♪
→金曜日も無声だったら、無声モモコの決死のパーフォーマンス20分!

3月6日(金) 19:30~
ギターナイト@荻窪アルカフェ 

19:30-19:50 中野雄太(Vo,Gt)
19:50-20:10 田安肇(Vo,Gt)
20:10-20:30 Momoko(Vo,Gt)
(20:30-20:50 休憩)
20:50-21:10 タジ(Vo,Gt)
21:10-21:30 NAOYA(Vo,Gt)
21:30-21:50 智之助(Vo,Gt)

チャージ500円+ドリンクオーダー

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湯島の白梅、紅梅、枝垂れ梅

2月最後の土曜日。晴れ。

風邪ひきのムスメが内科の医院から帰宅したのが12時近く。
熱は下がったし、明日の日曜は雨の予報だし、ママとお出かけするなら今でしょ!
「暖かくなりましたねえ、お母さん。
湯島天神に梅を見にいきましょか?」
「はい、はい、よろこんで」

お出かけ大好きなママは上機嫌。
テーブルを叩きながら歌いだした。

  湯島通れば 想い出す
  お蔦主税の 心意気
  知るや白梅 玉垣に
  残る二人の 影法師

古い歌だねえ。
婦系図湯島の白梅だっけ? 

黄色いタクシーに乗ること20分弱。
湯島天神の境内の梅は花盛り。
観梅の人々に合格祈願の学生さん達、文字通り老若男女で大賑わい。

見事な枝垂れ梅の下での記念写真。
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あちらの白梅、こちらの紅梅と人混みをかき分け、かき分けiPad で写真を撮る間も油断禁物。
ママはどんどん先に行ってしまうから。
ここで見失ったら弱視のムスメにはママを探しだせない。
片目はiPad、片目はママの後ろ姿を追いつつ、写真を撮り撮り、梅を愛で愛で、境内をそぞろ歩く。

天神様にお参り。
「『二礼二拍一礼』とあの札に書いてあるだろ? こうするんだよ」とママ。
こういう時は年長者に習うのがよろしい。
ママは、2回拍手して2回お辞儀をして、もう一回お辞儀をする。
あれれ? それじゃ二拍手三礼じゃないの? というムスメの疑問をものともせず、ママはさっさと歩きだす。

本殿の奥の斜面の梅園を階段の上からしばし鑑賞。
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そこから石段をえっちらおっちら降りていく。
「気を付けて降りておいで」とムスメを気遣うママ。
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そんなママの後ろ姿の写真をiPadで撮りながら追いかけるムスメ。

石段を降りると小さな神社。
その入り口横のミニチュア庭園をしばし鑑賞。
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亀さん冬眠中の張り紙を音読するママ。
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神社の並びには甘味処。
「ここで休憩していこうよ、お母さん。」
お昼ご飯はまだなのに「あまりお腹が空かない」とママが言うので、お汁粉とお抹茶のセットを注文。
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甘い甘いお汁粉をいただきながら、壁の絵を鑑賞。
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店内にも店の前にも可愛い雛人形が飾られているが、「みんな売り物なんだろ?」とママは興味なさそう。
たしかに、「いかにも」な和の雰囲気。外人さん受けしそうなお店と言えなくもない。
このあたりのママの「見る目」は確かなものだ。
それでも、会計を済ませて外にでると、腰かけにちんまり座って記念写真に納まってしまうママであった。
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細い道を先に立って歩いていくママ。
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こんなに古い家があるかと思えば、
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こんなにモダンなビルもある、と
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しきりに感心するママ。

「ここをまっすぐ行けばバス停なんだよ」と言うママについていくと、たしかに大通りには出たものの、バス停は見当たらない。

その時。

「わたしゃあ、もう、だめだ」。
毎度のことながら唐突に発せられる、ママの「もう歩けません」宣言。
そこへ具合よくすーっと黒いタクシーがすり寄ってきてくれた。
はい、はい、車で、帰ろうね。

「ずいぶん賑わってますねえ」と運転手さん。
ええ、ええ、今日はお天気もよくて、梅が見ごろで、梅まつりは大盛況でしたよ。

「この界隈は花の名所が多くてね」と運転手さんが続ける。
「六義園の枝垂れ桜、根津神社のつつじ、古河庭園のバラ、白山神社の紫陽花。花には事欠かないんですよ」

梅の次は桜。その次はつつじ。その次はバラ。その次は紫陽花。
順番に見にいこうね、お母さん。
ママとムスメのお出かけ日記はまだまだ続く・・・


《本日のママの名セリフ》

見事な枝ぶりの梅の古木を前にひとこと。
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「こんなに歳を取っても花を咲かせられるんだよ」

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2015.03.01

はぁとさんに脱帽

ライブリハビリ月間と名付けた2月、3月の4回目のライブは、
2月24日、火曜日。はぁとさん企画@新橋zz。
はぁとさん、共演者の皆さん、押しかけのももこを入れてくださってありがとうございました。

7時過ぎから30分ほど歌わせていただいた。
今回の課題は「現場力」。

自分でテーマを決めて、選曲して、トークも準備して、時間を計って・・・
そういうふうに作りこんだパーフォーマンスはやりがいがあるし、楽しい。

でも、それだけがライブの形ではない。
ギターを抱えてマイクの前に座って、その場の空気を感じて、
自分がその日歌える歌から、「今、これを歌いたい」「今この曲をみなさんと共有したい」という歌をうたいはじめる。
作りこんだパーフォーマンスの対極にある、その場で生まれるライブをしたい。

そんな思いで火曜の夜の7時過ぎに新橋zzのステージに上がったのだが・・・

歌ったのは・・・
1. ワン・ノート・サンバ(ブラジルの歌。日本語替え歌 by Momoko)
2. 黒いオルフェ(ブラジルの歌)
3. トリステーザ(ブラジルの歌。日本語替え歌 by Momoko)
4. 湯たんぽの歌(中学の音楽の先生作詞作曲。続編はMomoko作)
5. ハッピー・カレーライス(Momokoオリジナル)

「現場力」のなさを痛感しつつステージを降りたのだった・・・

その「現場力」を身を持って示してくださったのが主催者のはぁとさん。
客席のはぁとさんは、いつものようにビール片手にステージへゴキゲンな声援を送る。
あちゃの君と二人のステージの名物(?)、帽子をとってのお辞儀も二人の息がぴったり。
そんなはぁとさんが最後にステージに登場。
その日、なぜ到着が遅くなってしまったかというお話を少しずつ交えながら、
意気込みすぎず、ゆるすぎず、あの曲、この曲と弾き語る。

その緩急のころあい。
語り過ぎず、語らなさすぎず。
皆を引きつけ、しみじみさせた30分弱。

百戦錬磨のはぁとさんの「現場力」をさりげなく見せつけられて、ただ、ただ、脱帽でございました。

「現場力」は、積み重ねによってしか身につかないもの。
一つ、ひとつの歌の機会を精いっぱい歌って、目いっぱい楽しむ。
大きな拍手。失敗や反省。その積み重ね。

いつの日か、その時歌いたいうたを歌うことでその場の空気を震えさせるような、そんな「現場力」を持った歌い手になりたいものだ。

いつの日か。

ももこの修行は始まったばかり。


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