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2015.03.20

見果てぬ夢~サンバに恋した20年 その3

サンバ一色の夏。
サンバのことしか頭になかった夏。
そして迎えた8月最後の土曜日。
打楽器隊の一員として参加した浅草サンバカーニヴァルは
38歳にして初めて味わう青春の汗と涙と感動の集大成だった。

そして、祭りは終わり・・・

来年の夏まで何をすればいいんだろう・・・

「サンバのライブに行ってみようよ」とサンバ仲間に誘われた。

ライブ・・・?

「ライブ」という言葉を聞くのも初めてだったが、
とにかくサンバが恋しくて、出かけていった。

会場は市ヶ谷にあったイタリア料理のレストラン。
広い店内の奥に、楽器やらスピーカーやらが並ぶ。
そこがステージということらしい。

料理をあれこれ注文するうちに、ステージの演奏が始まった。

5人編成のバンド。
最初の音を聞いた瞬間に、体が浮いた。
テーブルの美味しい料理が気になるものの、
おちおち座ってはいられない。
自然に体が揺れてしまう。
足が動いてしまう。
立ち上がって踊り出すのに数分とかからなかった。

私と同じように思わず立ち上がって踊りだした人々で
興奮の渦が巻き起こる。

そこに集まった人々は、ブラジル音楽やサンバのコアなファンばかりではなかった。
「楽しいから一緒に行こう」と誘われて来てみたというごく普通の人たちが多かった。
手拍子もダンスもぎこちないが、
皆、それぞれ勝手に体を動かして楽しんでいる。

かっこよく踊れない人も、ブラジルの音楽をよく知らない人も、
このバンドが繰り出すサンバは、みんなの体をふわりと持ち上げてくれる。
何て凄いバンドなんだ!
なんて愉快な夜なんだ!

その凄いバンドの真ん中で、タオルで汗を拭き拭き、ギターをかき鳴らしていたのが、
のちに歌とギターとサンバの手ほどきをしていただくことになるおじさまだったのです。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

”Fantasia Tropical"は、サンババンド、シャカラのリーダーだった加々美淳さんのオリジナル曲。
ここで紹介するのはバンドとは別バージョン。ブラジル人パーカッショニストDamião と二人の演奏だが、この曲は、シャカラ時代によく演奏されていた。


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