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2015.05.31

かじる女

かじる女


朝日が差し込む台所で
人参を手にする
女、ひとり。

マメな主婦なら
まず、皮をむく。
ずぼらな女は
人参の皮を
むいたことがない。
たわしで洗って
ザクザク切って
鍋に放り込む。

そして、
まな板に残った人参のヘタを
三本指でつまみあげて
かじる。

女の口の中で
コリコリと音を立てて
粉々に砕かれる
人参のヘタ。
にんまりと緩む女の頬。

人参は捨てるところがない、
というのが
女の持論。

6時のニュースを背中で聞きながら
台所に立つ女、ひとり。

夕食の支度のさなか、
青々と茹で上がったブロッコリーを
ザルにあけ、
薄緑色の茎をつまんで
かじる。

マメな主婦なら
皮をむいてピクルスにでもするであろう
ブロッコリーの茎を
ずぼらな女は
手でつまんで、
かじる。

硬い皮に歯を立てれば
じんわりと口に広がるほのかな甘味。
にんまりと緩む女の頬。

女の家の者達は
ブロッコリーの茎を
見たことがない。
食べたことがない。

夜更けの台所。
ぽつんと光る明かりの下に
女、ひとり。

鍋の蓋を取ると、
鍋底の出汁昆布を箸で持ち上げ、
幅広の昆布を
かじる。

ずぼらな女は出汁を取らない。
ポキポキ折って並べた出汁昆布の上に、
大根の輪切りを並べ、
水を入れて、煮る。
箸で切れるほどに柔らかく煮えた大根に
ごまだれだの、みそだれだのをかければ
立派なおかず。

そして、夜更けの台所。
空になった鍋底の出汁昆布を
箸でつまみあげて、
かじる。

マメな主婦ならば
佃煮にでもするであろう出汁昆布を
ずぼらな女は
そのまま
かじる。

幅広の昆布に歯を立てて
ゆっくりと噛み切る。
じんわりと広がる昆布のうま味。
にんまりと緩む女の頬。

寝静まった家に
一つだけ灯した台所の明かりの下で
今夜も、女は
昆布を
かじる。

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2015.05.29

真っ赤なルーペ

本棚の奥から、2004年発行の「ロービジョンQ&A」という本が出てきた。

20150529lowvision

ロービジョン = 弱視というハンディを持つ人々の医療、学校教育、仕事、日常生活についてのお役立ち情報を集めた本。

そうだ、そうだ。何人かで分担して原稿を書いたんだったなあ。
私もその何人かの一人だった。
もう10年前か・・・

日常生活の章を担当したはずだけど、いったいどんな質問に答えていたんだっけ・・・?
目次を見てみると・・・

Q1:ロービジョンでも料理はできますか?
Q5:お化粧を上手にする方法はありますか?
Q9:ロービジョンでも写真やビデオは撮れますか?
Q12:ロービジョンの人が気軽に楽しめるスポーツにはどんなものがありますか?
Q20:人の顔がわからないので職場で困っているのですが?
Q23:楽譜が見えないのですが、楽器を習うことはできますか?

料理にお化粧にスポーツに写真!?
私が苦手なことばかり。それらの問いに一丁前に答えているではないか。
今となっては赤面の思いではある。

出版から10年あまり。
紹介されている機器や制度は時代遅れになってしまったが、弱視という障害とのつき合い方についてのアドバイスは今でも役に立つかもしれない。

ペラペラとページをめくると、「真っ赤なルーペ」という短いコラムのページが出てきた。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

COLUMN

真っ赤なルーペ

 ない、ない、ない、ない、ルーペがない・・・ 視線と気持ちは今すぐ見たい目の前の小さい文字に釘付け。右手がもどかしそうにパタパタと机の上を叩くようにしてルーペを探し回ります。本や新聞はもちろん、商品の値札やパッケージの説明、CDの曲名、使い慣れない家電製品のスイッチ・・・ 何を見るにもまずルーペ。ルーペなしでは日常生活がたちゆきません。
 よく見て探せばいいのに、と思われるでしょうが、たいていのルーペは黒やシルバーのモノトーン。ひょいとその辺に置いたが最後、雑多な物に紛れて見つからなくなってしまうのです。
 ある日、補助具売場で真っ赤なルーペを見つけました。迷わず買って帰りました。明るい赤のルーペは、散らかり放題の机の上でも、ごちゃごちゃ物を詰め込んだバッグの中でもすぐ見つかります。見たい時にはすぐルーペ。何て快適なんでしょう。
 きれいな色のルーペが欲しい。贅沢な夢でしょうか? 「わー、かわいい!」と友達にうらやましがられるようなルーペを持っていたら、ロービジョンライフがもっと楽しくなると思うのですけれど。 (金田由紀子)
                                                        
 (ロービジョンQ&A編集委員会編「ロービジョンQ&A」 2004年大活字社刊)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

11年前に書いたコラム。あまりにも舌足らずで一から書き直したくなる。
けれど、ここに綴った思いは変わらない。

可愛い色のルーペが欲しい。
おしゃれな弱視眼鏡が欲しい。
使いやすくてスタイリッシュな拡大読書器が欲しい。

ロービジョンの私たちが毎日使う補助具。
外出先で手にすることの多い補助具。
もっと素敵なデザインの道具を使いたい!

20150529


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2015.05.28

「弱視者用ハイテクメガネ」

「弱視者用ハイテクメガネが近々製品化されるかもかも」という話題が思わぬところから舞い込んできた。

弱視者用ハイテククメガネって・・・
最近出回り始めたヘッドマウント・ディスプレイみたいなもの・・・?
いくら便利だからって、戦闘機のパイロットみたいなごっついゴーグルを装着するのはゴメンだなあ・・・

いったい、どんなメガネなんだろう?

調べてみてびっくり!
これなら、欲しいかも!

「弱視者用ハイテクメガネ」
正式には「網膜走査型レーザアイウェア」と言うらしい。
メガネの内側に取り付けられた超小型レーザープロジェクターから網膜に映像を投影し、その映像を目の前に映し出すという画期的な技術。

デモンストレーション映像はこちら。

上の動画では、我々弱視者には実物がよく見えない(笑)。

実物の写真はこちら。

20150528megane

富士通フォーラム2015でのデモ機体験レポートによると、

利用者がどこに目の焦点を合わせても自動的にピントが合うオートフォーカス(デジカメみたい♪)で、クリアな画像を目の前に見ることができるとこのと。
展示された試作品は片目でしか見られないけれど、両眼で見るタイプが製品化されるらしい。

動画の中で投影されている画像はとても小さい。
これで弱視者に本当に見えるのかな?
さらに開発が進んで、視野いっぱいに映し出される大きな映像を見ることができるようになったら、弱視者にとって画期的なデバイスになりそう。

スマホやタブレットや、最近話題のアップル・ウォッチの画面が見えるかも?
映画やyoutubeを寝ころんだまま見られるかも?

そして、メガネの形状が「戦闘機パイロットのゴーグル」状ではないところが、実はとても嬉しかった。
動画の中で女性が装着しているけれど、あまり違和感がない。
ヘッドホンを使うような感覚で、スマホと繋いで使えそう。

これさえあれば、弱視の私も歌詞を見ながらライブができる???
そんな楽しい妄想が広がる。

この「弱視者用ハイテクメガネ」。
実は弱視者専用の支援機器ではないらしい。
将来はゲーム機用ディスプレイとして売り出すらしい。
ゲームという広い市場を狙っているということは、
機能のバージョンアップとデザインのブラッシュアップが期待できそう。

デモンストレーション動画にわくわくして、ここまで書いてきたけれど、まだ実物を見ていない(笑)。

「弱視者用ハイテクメガネ」体験レポートを書く日が待ち遠しい!

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2015.05.26

投げる~前編

  夜更け。
  バーから出てきた二人。

  サム:何杯飲んだ?
  トム:4杯。
  サム:俺は5杯だ。

  サムは車のキーをトムに投げてよこす。
  キーをキャッチしたトムは、肩をすくめる。
  

真夜中のネットサーフィンで目に止まったワンシーン。

キーを投げてよこす。
それをキャッチする。

たったそれだけのやり取りから匂ってくる男っぽさに、
パソコンの前の私はドキドキしてしまった。

この男っぽい匂いの源は、
「投げる」「キャッチする」という動作だろう。

生まれつき視力の弱い私の日常には
「投げる」という動作は登場しない。
相手に向かって投げることも、
相手から投げられることも、ない。
自分の部屋のゴミ箱にゴミを投げ入れることもない。

物は相手に「手渡す」。
物は床やテーブルに「置く」。

丁寧な性格だからではない。
離れた場所までの距離が測れない私の目では、
「投げる」のはあまりにもリスクが高いから、投げないだけ。

だからだろうか。
「投げる」という動作に、
その躍動感とスピード感に、
幼いころから憧れを抱いていた。

投げるって・・・

かっこいい。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

ももちゃんは小学5年生。
東京の盲学校に通っている。

本を読むのが大好き。
歌をうたうのが大好き。
だけど、大の苦手は体育の時間。

盲学校にももちろん体育の時間がある。
スポーツが好きな子も多い。
特に球技は人気がある。
野球にドッジボール、バレーボール、サッカー、卓球・・・
ボールを「投げる」代わりに「転がす」これらの球技に
盲学校の子供たちは夢中になった。

ももちゃんを除いては・・・

そんなももちゃんにとって
一年でいちばん憂うつな日がやってきた。

盲学校交流野球大会。

都内の四つの盲学校の小学部の生徒たちが集まって
盲人野球の交流試合をするのである。

盲人野球。
ルールは野球やソフトボールとほぼ同じ。
大きな違いは、ドッジボールのような大きなボールを使うこととと、
そのボールを投げるのではなく、転がすこと。
全盲の子はボールが地面を転がる音を聞いて、
ももちゃんみたいに少し見える子は目も使って
バットでボールを打ったり、取ったり、走ったりする。

運動が大の苦手のももちゃんは、
特に球技が嫌で嫌で仕方なかった。
徒競走や水泳大会なら、
自分がビリになるだけだけれど、
球技はチームメートに迷惑をかけてしまうからだ。

一年でいちばん憂うつな、
盲学校交流野球大会の日。

ももちゃんの学校とA盲学校との試合が始まった。
全員参加が原則だから、ももちゃんも打席に立つ。
のろのろとバットを持って、
どっこらしょ!とバットを振ったら
まさかのまぐれ当り。

ボールを打ったことなどなかったももちゃんは
バットを持って、突っ立ったまま。

走れ! 早く!!!!

後ろから大声で言われて、
あわてて一塁へ走っていったのだけれど・・・

足の遅いももちゃんがいっしょうけんめい走って
一塁のベースを踏もうとしたその時、


アウトー!!


ももちゃんにはわけがわからない。
一塁に向かって転がってくるボールには
全然気がつかなかったからだ。

けれど、一塁の子はたしかにボールを持っている。

どうやら、相手チームの一塁の子は
宙を飛んできたボールをキャッチして


アウトー!!


となったのだと
数秒後にようやく理解した。


すごすごとベンチに戻るももちゃん。

そして、それまでちゃんと見ていなかった試合の様子を
注意深く観察し始めた。

すると、なんと、相手の学校の子たちは
全盲のピッチャーの生徒以外は、
ボールを転がすかわりに、
空中に投げて送球しているではないか!


ずるい、ずるい、ずるい!


あんなに遠くへボールを投げたり、
空中を飛んできたボールを取れるぐらい
視力がいいんだったら、
盲学校になんかいないで、
普通の学校に行きなさいよ!


ずるい、ずるい、ずるい!


でも・・・


大きなボールを
勢いよく空中に投げてる、
あの男の子。


かっこいいなあ・・・

≪後編へつづく≫

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2015.05.17

たんぽぽライブでリラックス~

5月の第三土曜日の昼下がり。
心配していた雨も午前中にやんでくれて、
西立川の喫茶たんぽぽには
楽しい仲間が三々五々と集まりました。

たんぽぽライブ5月号の始まりです。

まるで家族のような「たんぽぽさんち」に
音楽好きの仲間が遊びにきて
それぞれ好きな歌をうたったり、聞いたり、
カレーライスやケーキやおはぎを食べたり、
お喋りしたり、踊ったり・・・

それが、たんぽぽライブ。

出演者の顔ぶれによって、
遊びに来てくださる友人、知人、ご近所さん達の顔ぶれによって
毎月のライブの雰囲気ががらりと変わる。

そこがまた楽しい。

今日は、立川駅周辺で大きな音楽イベントがあったこともあり、
客席は最近には珍しく静かでしたが、
いつもはライブ中はお仕事で大忙しのたんぽぽスタッフさん達も
ゆっくり音楽に耳を傾けたり、手拍子したり、踊ったり。
ゆったりと楽しい時間を過ごせました。

さてさて、そのライブの中身といえば・・・

ももこさんの”ナーンチャッテピアノ”で始まって。
池田和美さん劇場。「ナマケモノの赤ちゃんは可愛い」「亀は長生き」「たんぽぽのトイレはTOTO!」。
ウクレレ亭ロータさんのDJタイム。「ウクレレの師匠とのジェネレーションギャップ」。
息もぴったりのTedさん&プラムさんの久しぶりのたんぽぽライブ。みんなで楽しく踊っちゃいましたね。
お酒を飲まずともいい歌をたくさん歌ってくれる路字山吟さんの敬愛するアーティストはロジャー・マッギンという人だと初めて知った。
早くも夏の歌を聞かせてくれたCELLのお二人の、「あのころの音楽」談義は尽きることなく・・・

そして。

店長さんから「お願いします」と差し出された色紙一枚。
池田和美さんにお絵かきをお願いしたら、
素晴らしき絵心と集中力で
笑顔のたんぽぽの素敵なイラストの色紙を仕上げてくれました。
皆さんに一言ずつ寄せ書きをしていただいて、
今日の日の記念の色紙の出来上がり。

20150516

月に一度開催のたんぽぽライブは
来月で3周年。
6月20日の3周年記念ライブでは
たんぽぽの皆さんがライブに登場します。

6月のスペシャルライブで
また皆さんとお会いしましょうね!


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2015.05.13

光るライト眩しすぎて

10年ぶりに作った歌、「その手にキーを」は、車に縁のない私が綴った車の歌です。

夜道を運転する「あなた」の実際の姿は知る由もなく、ありったけの想像力で作り上げたメルヘン。

けれど、交差点で信号待ちをする「わたし」が、走りすぎる車の「ライトが眩しすぎて」とつぶやくくだりは、常に歩行者である私の実体験です。

子供のころ、「人は右側通行、車は左側通行」と教わりましたが、夜道を歩く時、私は道路の左側を歩きます。
歩道がある広い道路でも、左側の歩道に渡ってから歩きます。

右側を歩くと、前から走って来る車のライトが眩しいから。

暗いところも見えづらいけれど、眩しさにも弱い私の目。
カーッと光りながら次々近づいてくる車のライトに、目の前が「真っ白」になって、とても怖い思いをします。

道路の左側を歩いていれば、前から来る車のライトに正面から照らされることはなく、逆に後ろから来る車のライトで前方を照らしてもらえるので、だいぶ歩きやすくなります。

そのヘッドライトの使い方にはルールがあるという記事がたまたま目に留まりました。

「夜間運転、ハイビームが原則 歩行者との衝突防ぐ効果」

上向きのライトをハイビーム、下向きのライトをロービームと呼ぶそうで、走行中はハイビームが原則なのだそうです。
遠くまで照らすことができるハイビームならば歩行者や自転車を見つけやすく、事故防止につながるからです。

ロービームのことを国交省令では「すれ違い用前照灯」と呼ぶそうですが、ひっきりなしに対向車とすれ違うような道路ではとかくロービームのままにしがちで、歩行者や自転車に気づいてもブレーキが間に合わず、事故につながるのだと言うのです。

一方、歩行者の立場からすると、私のような弱視者ではなくても、前から来る車にハイビームで照らされるのは眩しくて怖いのだそうです。

前方の歩行者や自転車に気づくにはハイビームが効果的。

すれ違う歩行者や自転車の人はハイビームで照らされると眩しくて危ない。

このジレンマをどうすればいいのか?

Yahoo知恵袋で質問した人がいました。
ベストアンサーに選ばれた回答はこちらです。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
自分が歩行者のとき、車にハイビームをされると目がくらみ腹が立つので、車を運転する場合に歩行者がいたら当然ロービームです。

歩行者が確認しずらいという考えもありますが、歩行者がいるかどうか分からないような場合は当然ハイビームです。ハイビームで照らしていて歩行者がいることが分かったら、場所を確認してロービームに切り替えます。ロービームに切り替え後、歩行者の位置が遠く再確認したい場合は、一瞬だけパッシングでハイビームにすることはあります。

ロービームの照射範囲はハイビームより狭いですが、道路の狭さに応じてスピードを落とせば、ロービームでも歩行者と十分安全にすれ違えます。安全に通行できる限りは、歩行者に配慮してロービームにすべきだと思います。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

この思慮深いドライバーの模範解答を読んだ私は、車の運転とはこんなにも神経を使うものなのかと気が遠くなりました。

ドライバーはライトの切り替えだけをしているわけではない。車を走らせているのです。
前後左右の安全に気を配りながら車を走らせているのです。
ひとつ判断が狂えば、他人や自分の命が危ないスピードで車を走らせているのです。
それだけのスピードで車を走らせながら、なおかつ歩行者に配慮してハイビームとロービームをこまめに切り替える・・・

それは、いつでも誰にでも容易にできることとは私にはとても思えません。
なぜなら、道路を走る車の多くはごく普通の人々が運転しているからです。
普通のお兄さん、お姉さん、おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんが運転するからです。
運転する人のすべてがYahoo知恵袋の模範解答のような操作ができるわけではないだろうと思うのです。

先に紹介した記事はこう締めくくられています。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
 適切な照射に自動的に切り替える技術も生まれている。自動車用ランプ大手の小糸製作所(東京都港区)は、ハイビームを基本としながら車載カメラで対向車などを認識し、まぶしさを感じさせない範囲だけを照らすシステムを開発し、順次搭載されている。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

運転する人々の負担を少しでも軽くするこのような技術の普及を願ってやみません。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

10年ぶりに作った歌、「この手にキーを」の最後・・・

  今夜も私からあなたへのリクエストはただ一つ
  夜が明けたら今日も無事に帰ってきて
  今夜もあなたはBest driver
  あなたは私のbest driver

この言葉を歌う時、私のおもいは、今宵車を走らせる人々へ向かいます。

運転しているあなたへ。
今夜も無事におうちに帰ってきてくださいね。


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2015.05.12

たんぽぽライブ5月号は今週の土曜日です♪

緑が目に染みる5月。
花と緑を愛でながらのウォーキングが気持ちいいですね。
歩き疲れたら・・・喫茶たんぽぽで、ほっと一息いれませんか?

今度の土曜日はたんぽぽライブ5月号です。

あ・・・でも・・・

個性派出演者勢揃いの5月号。
ほっとする暇もなく、盛り上がってしまうかも・・・

今月号の顔ぶれは

ギター弾き語りの池田和美さん
たんぽぽ初登場の和美さんのオリジナル曲は、一度聴いたらクセになります。要注意♪

ウクレレ弾き語りのウクレレ亭ロータさん
たんぽぽライブではすっかりおなじみのDJロータさん。
さて、今月号の選曲とトークでは何を聞かせていただけるでしょう?

ピアノ弾き語りのTedさんとボーカルのプラムさんの"Ted&プラム"
たんぽぽライブのムードメーカー、Tedさんとプラムさんのお二人。素敵なオリジナル曲や楽しいカバー曲の中から、今月号は何を歌っていただけるでしょうか?

ギター弾き語りの路字山吟さん
骨太かつ繊細な曲の数々をギター一本で聞かせてしまう吟さん。明るい陽射しあふれるたんぽぽライブで聞く吟さんワールドは貴重です。

そして最後はCELLのお二人
ギター&ボーカルのLINDAさんとピアノ&ボーカルのすーちゃんのユニット。
季節のうつろいを映す名曲に、毎回じっと耳を傾けてしまいますね。今回は夏の歌を聞かせていただけるかも・・・・?

13時半から16時ごろまでののんびりライブ。
好きな時間にいらして、のんびりしていってくださいね。

土曜日は、たんぽぽで会いましょう♪

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

たんぽぽライブ5月号

5月16日(土)13:30~
西立川 喫茶たんぽぽ

音楽は無料です。
喫茶たんぽぽの美味しいメニューでお腹いっぱいになりましょう

20150516


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See You Again...

映画「ハート・ロッカー」を巡って、
映画評論家、町山智浩さんが
DJのライムスター宇多丸さんと激論を戦わすのを聞いた。
一度聞いただけでは話についていけず、
1時間20分の激論を3度繰り返して聞いて、
町山さんも宇多丸さんも、ただ者ではない!と、いまさらながら思う。

イラク戦争を描いた「ハート・ロッカー」。
怖くてとうとう見ずじまいの軟弱な自分にため息をつきながら
ラジオをつけたら、
宇多丸さんが絶賛していたので・・・

見に行っちゃいました。

「ワイルド・スピード SKY MISSION」

宇多丸さん、ありがとう!
見に行ってよかった!
スッキリした~~!!!

この映画の見どころは何と言ってもカーアクションなのだろうけれど、
そして、たしかに迫力満点のカーアクションの連続で、
車が空を飛んだ時には呆気にとられたけれど・・・

私を夢中にさせたのは、
大きなスクリーンに映し出される(だから私にもよく見える)
格闘シーンで見せる男優さんの筋肉美。
波打って、収縮する筋肉。そして繰り出される技。
思わず身を乗り出して見入ってしまった。

でも、いちばん感動したのは音楽。

全体を流れるヒップホップ。
車を加速していく感覚を
私は、大きなスピーカーから響く重低音で感じ取った。

ラッパーが繰り出す言葉のつぶてからは
場面、場面の緊張感がビシビシと伝わってくる。

そして。

この映画が遺作になってしまった俳優、ポール・ウォーカーさんに捧げられた曲、

See You Again

ピアノ弾き語りのバラードと、抑えたトーンのラップとのコラボが美しい。

こういう音楽は、
iPadやパソコンからはシャカシャカ音だけが聞こえて、
あまり楽しくないような気がする。

リオデジャネイロで何度も出会ったタクシーみたいに、
おんぼろな車には不釣り合いなほど
素晴らしく音のいいカーオーディオを載せた車で
高速道路をぐんぐん走りながら聞いたら
爽快だろうなあ!

ワイルドスピードの次回作が来たら
また映画館に行っちゃおうかしらん。


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2015.05.06

「代行」考 その8~その手にキーを

それはアメリカの運転代行事情を調べ始めた時のこと。
多くのdesignated driver(運転代行、あるいは飲みにいく仲間の中で一人だけアルコールを飲まずにその夜の運転手役を務める人)関連のサイトに共通して一つのイメージ画像が登場することに気がついた。

ひとりの手からもう一人の手へと車のキーを手渡す画像。
「お酒を飲んだら運転は別の誰かに任せましょう」と訴える画像なのだけれど・・・

なぜ、キーを渡さなきゃいけないんだろう?

私にはピンとこなかった。
車の持ち主は運転手と一緒に自分の車に乗るのだから、自分で車のドアを開けて、運転手に乗ってもらって、運転だけしてもらえばいいんじゃない?
なんで運転手にキーを渡さなきゃいけないの?

しばらく考えて、ようやく思い出した。
車のキーは、単なるドアの鍵ではなかった。
車のエンジンをスタートさせるのにはキーが必要なんだった。

その時、ある誘惑を感じたのです。

キーを預ける。
この手順をキーワードにして、「代行」という言葉を使わずに、運転代行をモチーフにした歌が作れるかもしれない。

車に乗らない私が、「キー」という言葉から想像力も逞しく物語を描いていく。
数日後、「運転代行」という姿を借りた、我ながら恥ずかしくなるほどの甘い歌ができてしまった。

運転代行に興味津々で調べているうちに、10年ぶりの歌が出来上がってしまうなんて・・・行く当てのない長いドライブの終着地点にたどりついてしまったような、妙な気分ではある。

つれづれに綴ってきた「代行」考シリーズ。
この歌を持って、お開きにいたしましょう。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

その手にキーを


夕闇迫る街の交差点
ヘッドライト灯し始めた車が流れる
私の一日はもうすぐ終わるけど
あなたの仕事の長い夜は始まったばかり

私の知らない夜の街で
今夜もその手にキーを託されて
夜道を走るあなたに
穏やかな夜明けが来ますように

  キーを預かり乗り込む車は
  今夜のあなたのLady
  彼女の性格たちまち見きわめ
  上手にあやつる
  リアシートの他愛ない会話は聞き流しても
  彼女の呟くひとこと、聞きのがさない
  今夜もあなたはbest driver

雨にけぶる夜更けの街の交差点
濡れた車道に映るライト眩しすぎて
走りすぎる車の流れ見つめながら
こんな雨の夜もハンドルを取るあなたを想う

雨模様の夜の街は
人の気持ちもとかく荒れ模様
波乱含みの夜道を走るあなたに
穏やかな夜明けが来ますように

  キーを預かり乗り込む車は
  今夜のあなたのLady
  彼女の性格たちまち見きわめ
  上手にあやつる
  リアシートの他愛ない会話は聞き流しても
  彼女の呟くひとこと、聞きのがさない
  今夜もあなたはbest driver

最後のLady送り届けたら
私があなたのLady
心のキーをあなたのその手にそっと託すの
今夜も私からあなたへのリクエストは
ただひとつ
夜が明けたら今日も無事に帰ってきて

今夜もあなたはBest driver

あなたは私のBest driver


♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

「代行のひと」改め(笑)、「その手にキーを」

お聞き苦しい録音ではありますが、
10年ぶりに作ったももこの歌。
聞いてくださいな。


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2015.05.04

「代行」考 その7

いったいアメリカに運転代行サービスはあるのか? ないのか?

その答えは、日本とアメリカの「運転代行」をgoogle検索をしてみると見えてくる。

「運転代行」という日本語で画像検索をすると、代行業者の画像が延々と続く。

20150502daikou1_2
http://www.g-rabbit.jp/
20150502daikou2_2
http://www.oneseed.net/
20150502daikou3_3
http://twindaiko-service.com/
20150502daikou4_2
http://aa-daikou.com/
20150502daikou5_2
http://dorasabi.jugem.jp/

日本では運転代行はすっかり定着したビジネスなのだ。


一方、designated driver(運転代行)で画像検索すると、上位にはこのような画像が並ぶ。

20150502dd1
http://blog.esurance.com/how-hollywood-and-harvard-powered-the-designated-driver-program/#.VUZIlmccRYE
20150502dd2
http://vanguardattorneys.com/should-the-designated-driver-abstain-completely/#.VUZIxWccRYE
20150502dd3
http://ddiofbako.com/
20150502dd4
http://thephunion.com/?p=32
20150503dd
http://blog.esurance.com/top-5-traits-of-a-designated-driver/#.VUZKRmccRYE

上位5枚のうちの4枚が、1988年にアメリカのハーバードから始まった「飲みに行くなら運転手役を決めてから」という飲酒運転撲滅キャンペーンのイメージ画像。6位以下もほぼ同じ比率で同じようなイメージ画像が多数を占める。

さらに検索すると、「元警察官が設立した運転代行会社が急成長中」という2014年12月のニュース映像なんかが出てくる。代行会社の成功がニュースになるということは、あまり一般には知られていないサービスということだろう。

さらに検索すると、人々が夜の街に繰り出すクリスマスから大晦日の期間に、designated driverを利用できるプリペイドカードを配布するニューヨーク市のキャンペーンの話題なんかが出てくる。運転代行という選択肢をもっと知ってもらって、飲酒運転による事故を減らそうという狙いらしい。

さらに検索すると、各地のdesignated driverのボランティア団体が出てくる。業者と同じサービスをボランティア達が提供してくれるというから驚いてしまう。

つまり、アメリカにも運転代行業者はあるのだけれど、日本のように普及しているわけではないらしい。

なぜなんだろう?

アメリカがとてつもなく広いから?
繁華街と住宅地とかあまりにも離れていて、運転代行がビジネスとして成り立ちにくいのかもしれない。

アメリカ人気質?
馬に乗って街に出かけた西部劇時代のアメリカ人気質の名残で、現代のアメリカ人も、自分と車は一心同体というメンタリティがあるのかもしれない。

本当のことはわからないが、アメリカの運転代行業が日本ほどには普及していないことは確かだと思う。

4年前、一緒に食事に行って、珍しく酔っ払ってしまったチャールズおじさんは、運転代行業者の存在を知らなかったのだろう。
知っていたとしても、そんなサービスを自分が使うなど思いもよらなかったに違いない。

アメリカは、本当に、とことん、車社会なんだと思う。

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