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2015.06.29

Sunday Night Walk

夕ご飯を済ませて、
「お風呂が沸いたよ」とママに声をかけたら
ペットボトルに雑司が谷の水道水を詰めて
愛しのタワーに逢いにいこう。

バスと地下鉄を乗り継いで御成門駅。
プリンスホテルの横の道の
木々の間に見え隠れする宝石箱のタワー。
最後の上り坂の交番の前で
お約束の記念写真。

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夜も9時を過ぎて
手持無沙汰なエレベーターガールに
「階段は上れまか?」と聞けば
腕時計をちらりと見て「はい」と答えてくれた。

フットタウンビルの屋上に立って
オレンジ色の雄姿を見上げて深呼吸。

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展望台への階段入り口のお兄さんとは顔なじみ
その手の端末機に年間パスポートをピッとかざせば
今宵も始まる青い階段のファンタジー。

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思いのほか涼しい風に吹かれて
ゆるゆると上る青い道。
うっすらと汗をにじませながら
青一色の展望台に足を踏み入れる。
夜間断食中の今宵は
いつものソフトクリームの代わりに
雑司が谷の水で乾杯。

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来た道を戻るのは面白くないと
目指すは赤羽橋駅。
下り坂のそこ、ここで記念写真を撮る
お洒落なカップルにファミリー
彼らが話すソフトなチャイニーズが耳に心地よい。

都営大江戸線のホームで、
「6」の字型の路線図を眺めて考える。
どこまで乗ろうか。
東新宿?
いやいや、もっと先まで。
落合南長崎まで。

新宿、東中野、中井とアナウンスを聞きながら
頭の中の地図にマークする目白通り。
落合南長崎駅から地上に出ると
西落合一丁目交差点。

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地下鉄の駅を背にして、そこから右が新青梅街道。
まっすぐ前に伸びるのが新目白通り。
左へ行くのが目白方向の目白通り。
そして、大江戸線沿いに背後に伸びる通りが
この交差点で大きく曲がって、
練馬方向の終着点へと続く目白通り。。

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二週間前の土曜日の午後に見失った
目白通りと新青梅街道のつなぎ目を
今宵はしっかりと見届けたところで、

Google Mapを開けば、我が家まで3.7キロ。
目白通り直進なら迷うこともない。
1時間で帰れると計算して
歩き始める午後10時40分。

夜間断食中の今宵は
チロルチョコ新作チェックもお休み。
そこ、ここのコンビニやスーパーには目もくれず、
車の通りもまばらな夜の目白通りを歩く。
山手通りを渡って、
聖母病院入り口のドミノピザを過ぎれば
すでに我が生活圏内。

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すっかりきれいになった目白駅界隈を抜けて
千歳橋上から見下ろす明治通り。
次の終着駅探検のターゲットは明治通りかと
夜空に夢想を広げてみる。

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我が家の玄関前で腕時計を見れば11時35分。
熱いシャワーで汗を流したら、
雑司が谷の水をもう一杯飲んで、寝よう。

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2015.06.28

断食

ああ、退屈だ。

そうだ。断食しよう!

というわけで、ちょっと前に目にした「プチ断食ダイエット」を実験してみた。

「プチ断食ダイエット」。
可笑しくも怪しげなキャッチコピーではある。
その方法は・・・

夕食から翌日の朝食まで、最低10時間、何も食べない

それだけ。

我が家の朝食は毎朝7時。
ということは、夜9時以降は何も食べない。

それだけ。

夕食後は何も食べないなんて、当たり前のことなのに、
これが意外とチャレンジング。

なにしろ・・・

お出かけすればコンビニに寄って、チロルチョコの新作チェックに余念のない日々。。
喉を大事にしなきゃと喉飴を舐め続ける日々。
冷蔵庫に残っている「ミニミニつぶあんパン」の賞味期限が気になる日々。

そんな日々を送る私にとって、
何も口にしない夜は長い。

一日目。頑張った。
二日目も、頑張った。

そして三日目の朝は、
ママの病院に付き添う日。
しかも血液検査のために朝食抜きの日。
私もおつきあいで朝食抜き。
9時ちょうどにご近所の内科へ行く。

待合室はお年寄りで満員。
順番を待つこと一時間。
採血と問診で10分弱。
お薬をいただくまで15分。
家に帰ってきたのが10時30分。

お待たせしました~朝ご飯です!

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豆腐とワカメと玉ねぎの味噌汁。ポテトとアボカドのサラダ。トマト缶天。納豆ご飯。
デザートにママはりんご1個すりおろし。私はうずら豆ヨーグルト。

代わり映えのしない朝ご飯だけれど・・・

美味しいのなんのって~!

なにしろ・・・

前日の夕食を食べ終わった7時から13時間半、
断食していたのだから!

「デトックス」だの「美肌」だの「免疫力アップ」だの、
様々な効能がうたわれている「プチ断食ダイエット」だけれど、
誰も気づいていない大きな効能はこれだと思う。


下手な料理でも美味しく食べられる!


英語の国の先人たちは、この秘密を知っていたに違いない。

Breakfastの語源は“fast”(断食)を“break”(破る)することらしいから・・・

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2015.06.22

地図と時間が読めない女

16時20分。
ファミリーマート石神井台七丁目店にておトイレタイム。
チロルチョコ二つを持って、窓際のイートインコーナーでしばし休憩。

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さて。
今宵のAchaさんのライブ会場、田無の欧風居酒屋、花車まで、
あとどのぐらいだろう?
iPadを出して確認してみると・・・

あらら!
現在地から3.6km、徒歩46分。

ということは、迷わず歩いても1時間はかかる。
店がすぐに見つかるとは限らない。
のんびりしていたらライブに間に合わないではないか!

慌ててファミリーマートを出ると、新青梅街道をいちもくさんに歩き出した。

16時50分。
大きな交差点で伏見通りを渡り、

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さらに直進。
いつの間にか練馬区を抜けて西東京市保谷町へ。

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保谷新道交差点で新青梅街道から左斜め方向に枝分かれする道に入る。

17時15分。
町名表示がようやく田無町になる。

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え? この狭い道路が青梅街道???

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「新」のつかない青梅街道はどこから現れたんだろう?
などと詮索している暇はない。

あと少しで目的地というところで、
Google Mapは、なぜか、道なき道を示す。
恐る恐る建物と建物の間に入ってみると、薄暗い細い路地にバーや居酒屋が並んでいる。

こんなところに「欧風居酒屋 花車」などという洒落た名前の店があるのだろうか?
一軒一軒、店の名前を確認しながら探し回るうちに、飲み屋街の迷路から抜け出せなくなってしまった・・・

ライブスタートの5時半まであと数分。
救いを求めてお店に電話。


「はい、花車です」
「そちらに行きたいのですが、道に迷ってしまいまして」
「田無駅からの道をまっすぐいらしていただきますと・・・」
「あの、田無駅から来たのではないんですが・・・」
「どちらからいらっしゃいました?」
「目白駅から歩いて・・・」
「はあ?」
「いえ、あの、新青梅街道の方から歩いてきたのですが・・・」
「今、どちらにいらっしゃいますか?」


さあ・・・私はどこにいるのだろう?
目の前の呑み屋の看板をようやく読み取る


「たなかやさんという小さな呑み屋さんの前なんですけど・・・」
「モスバーガーが見えます?」


モスバーガー?
この薄暗い呑み屋街にそんなものがあるはずはない。
必死で周囲を見回すと、左の方にぽっかりと明るい出口。
車の音を頼りにそちらに歩いていくと、広い道路に出た。
目の前がモスバーガー。


「ああ、ああ、ありました! モスバーガー!」
「そこからバス通りに入っていただきまして・・・」


バス通りと言われても、バスが通ってくれなければバス通りかどうかわからない・・・と言おうと思ったその時に、少し先の道をバスが走っていくのが見えた。
なるほど、あそこが「バス通り」か。


「はい、バス通りですね?」
「そのバス通りに入ってすぐ、右側に当店がございます」


バスの後を追ってバス通りに入ると、右手にお洒落なカフェがある。

5時27分。
やれやれ、間に合った。
開け放たれたドアからほの暗い店内に入ってみる。


「こんにちは~ さきほどは、ありがとうございました!」
「はあ・・・・?」


おしゃれなカフェ風の中はひっそりと静まり返っている。


「あの・・・こちら、花車さんですよね?」
「花車さんでしたら、3軒先のお店です」
「失礼しました~~」


5時28分。
洋風居酒屋「花車」に無事到着。

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(写真:http://donkou-music.jugem.jp/)

センスのいい内装のレストランは、ライブを聞きに集まったお客で満員だった。
いちばん奥の隅っこの席に収まって、注文したトマトジュースを手にしたところでライブが始まった。


Achaさん独特の言葉とサウンドの世界に始まり、ブラジルのリズムあふれるバンドの演奏へと嬉しいサプライズ。
弾き語りのお兄さんが歌う、ブラジルのシンガー、ジャヴァンの名曲“PÉTLA”を聴きながら、
いつしか心地よい夢の中へと溶けていったのだった・・・

Djavan “PÉTLA~花びら”

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2015.06.21

カレシガホシイデス~たんぽぽライブ3周年スペシャル♪

6月20日、土曜日。午後1時半。
西立川喫茶たんぽぽ。
たんぽぽの皆さんが歌う、踊る、スペシャルライブのリハーサル。

ひろぴーさんが、「花は咲く」を一度うたったところで、聞いてみました。

「何か、もっとこうしてほしいとか、ご希望はありますか?」

ひろぴーさんがすかさず答えます。

「○△○△○△○△!」

え? 何て言いました?

「○△○△○△○△!」

え? か、か・・・?

「カレシガホシイデス!」

えー、えー、業務連絡、業務連絡。
ひろぴーさんのピアノ伴奏をご担当の伊藤香奈さん。
ひろぴーさんのカレシのご準備を本番までにお願いします!


という感じで始まりました、たんぽぽライブ3周年スペシャル号。

梅雨の晴れ間に恵まれ、たんぽぽスタッフさんのご家族、ご友人、音楽仲間の皆さん大集合の賑やかなライブになりました。

第一部はミュージシャンのミニライブ。

ピアノ弾き語りの伊藤香奈さんの「レインドロップ」に始まり、
こころばのお二人の「ありがとう」で空気があったまったところで、
この日たんぽぽライブに初めて遊びに来て下さった笹野さんが
手作りの「尺六」をご披露くださいました。

Mana&Sammyのお二人の大人の夏の歌に続いて、
『スペシャルだもん!』と駆けつけてくれたyoukoさんとjijiさんの「星に願いを」。
そして最後はCELLのお二人が描く音の絵画。

毎月のたんぽぽライブのエッセンスを1時間20分にギュッと詰め込んだライブになりました。

そして、いよいよ、たんぽぽさん・オン・ステージ♪

石井リカさん。Manaさんに優しくいざなわれてステージへ。
Sammyさんのギターで、緊張しつつ歌い始めたKinki Kidsの「青の時代」。歌い進むうちに、リカさんの内側から溢れる声がたんぽぽに響きました。

ひろぴーさんは「津波や地震が起きませんようにという願いをこめて歌います!」と「花は咲く」を熱唱。
伊藤香奈さんの優しい中に芯のあるピアノ伴奏に支えられて、大曲をのびのびと歌い切りました。

そして、こころばのお二人と、たんぽぽの愉快な仲間達の登場です。

あれ? たんぽぽダンサーズさんが一人増えてる!?
リハの時は4人だったのに、ステージにはオレンジ色のシャツ姿のたんぽぽさんが5人。

「5人目のダンサー君」は、「喫茶&ハンドメイドたんぽぽ」でお仕事を始めることになり、ご家族と一緒に土曜日のライブを見学にいらしてたそうな。
「一緒に踊る? 踊れるかな?」と職員さんに誘われて出演決定!となったのでした。

ヨウコさんのボーカル、たんぽぽダンサーズのダンス、こころばのお二人のサポートで、クマムシの「あったかいんだからぁ」。
じょんくんのギター、ぼんちゃんのサポートで、のびのび、ノリノリのステージに。

ここでプログラム終了〜のはずだったのすが。

「笛のゲストの方が“ふるさと”を吹いてくれましたよね。
最後は“ふるさと”をみんなで歌うのはどう?」と
CELLのLindaさんが提案してくださると、
石井リカさんが「わたしは手話で歌います!」

うーさーぎー おいしー かのやま〜
こーぶーなー つーりしー かーのーかわー

みーんなで大合唱して、三周年ライブは大盛況のうちに終了〜〜

と思いきや・・・

第一回のたんぽぽライブからずっと歌いに来てくれているyoukoさんから、
3年前、たんぽぽライブを今のような形で始める道筋を作ってくれたjijiさんと、司会のモモコおばさん、ひまわりの花束をいただきました。

ありがとう〜ほんとうに、皆さんが毎月のライブに集まってくださるから続けられるんです〜ありがとう!

これで三周年ライブはめでたく終了〜〜〜と思いきや・・・・

たんぽぽの藤本理事長さんから、「たんぽぽライブはこれからも10年、20年と続いてほしいと思います!」というお言葉をいただき、

こりゃ、大変だ。長生きしないと。
いや、後継者を育てないと。
ああ、モモコさんにもカレシが必要だ〜〜!!

と、頭を抱える司会のおばさんのモモコでありました。

みなさん、本当にありがとうございました。

これからも、たんぽぽライブをどうぞごひいきに。


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2015.06.19

西東京の東の端が見えてきた

マクドナルド新青梅井草店の専用駐車場は、郊外の暮らしへの入り口ではないか?
そんな仮説を立てたうえで、新青梅街道を再び歩き始める。

街並みの変化を見逃すまいと目を大きく見開いて・・・

と言いたいところだが、目を大きく見開いて歩かねばならなかったのは、実は安全歩行のためだった。

天気のいい土曜の午後ということもあるのだろう。
小さいお子さんを乗せた正真正銘のママチャリさんと頻繁にすれ違う。

我が家のご近所にだってもちろんママチャリさんは走っているが、これほど頻繁に、前から後ろからママチャリさんとすれ違うことは珍しい。

なにしろ私が暮らす豊島区は、東京23区でただ一つ、“消滅可能性都市”に挙げられている、人口減少が危ぶまれる区なのだ。( 日本創成会議・人口減少問題検討分科会の2014年5月9日の報告)

たしかに、ここに越してきた40年前には子供たちの遊び声でにぎやかだったご近所が、
今ではしんと静まり返っている。。
小中学校も統廃合が進んだ。
何年も空き家になったままの立派なお家があちらこちらに見受けられる。

そんな「消えそうな街」から目白通り〜新青梅街道をてくてく歩いてきた私の目には、元気なママチャリさんが歩道を行き交う街の活気が眩しく映る。

では、このあたりは若い世代のニュータウンなのか?というと、そうと決まったわけでもなさそうだ。

交差点で信号待ちをしていると、

「ごめんなさい!」

突然腕を掴まれた。
片手にスーパーの袋を提げた70歳ぐらいの女性だった。
歩道を歩いてきたその女性は、交差点のところで一瞬バランスを崩してよろめき、たまたまそこに立っていた私の腕に掴まったらしい。

「大丈夫ですか?」
「はい、すみませんでした」

白いスラックスにピンクのブラウスをこざっぱりと着こなした女性は、ゆっくりゆっくりと歩いていった。

石神井川を渡ると、ママチャリさんに混じって、ガラガラとショッピングカートを押したり引いたりしながら歩くお年寄りとすれ違うようになる。
左手には「団地」という名前がぴったりの4階〜5階建の建物群。
エレベーターはなさそうだ。
ミニバスのバス停には「都営上石神井アパート」とある。

道路の反対側には、広い駐車場の向こうにサミットやいなげやといったスーパーの大きな店舗が見える。
スーパーはもちろん、コンビニもドラッグストアもファミレスも駐車場完備。
車や自転車向きの街の造りだが、多くのお年寄りたちがひっそりと、しっかりと暮らしている。

この街は豊島区のように消えてなくなる心配はなさそうだ・・・

老若男女が行き交う新青梅街道の歩道を歩きながら、街の活気をたのもしく感じる。

うん?
この駐車場に並ぶ車は、どれもこれもピカピカではないか?

あ・・・これは売り物か!!

売り物の車をずらりと駐車場に並べて、よりどりみどり。
新青梅街道沿いにいくつも現れる自動車屋さんの広い「売り場」は、
我が家の近所のこじんまりしたショールームを見慣れている私には新鮮な眺めだった。

こうやって、自分の足で歩く速さで街並みを観察してみると、
電車や車ですーっと通っただけではわからない街の様子が、弱視の私の目にもよく見えて面白い。

それにしても、トイレに行きたくなってきた。
次のコンビニでトイレ休憩をさせてもらおう・・・

≪まだ・・・つづく≫

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2015.06.18

それでも田無へ行かねば

目白駅前のバス停にちょうど停まっていた練馬車庫行きバスに乗り込むと、
いちばん前の乗車口のすぐそばの座席の横に立ち、
運転席の横の大きなフロントガラス越しに目白通りを眺める。

聖母病院へ入る道の角のドミノピザを過ぎ、
哲学堂公園の緑をやり過ごす。

ところが、ここでバスは右に曲がってしまった。

慌てて次の江古田一丁目でバスを降りると
目白通りまで歩いて戻る。
目白通りまで歩いて戻ってきたはずだった。

それなのに・・・

「新青梅街道」と表示が出ているではないか。

目白通りの終点をバスで通り越してしまったのか?
いったいどこが目白通りの終点だったのだろう?
ということは、目白通りの終点=新青梅街道の始点ということなのか?

頭の中にふつふつと湧き出す疑問符。

しかし、思い悩んでいる時間はない。
5時半までに田無に行かねばならないのだから。
仕方なくなく、いつの間にか始まっていた新青梅街道をひたすら西へ、
田無目指して歩き出してはみたものの・・・

目白通りの終点をしっかり見届けられなかった情けなさのせいか、
梅雨の晴れ間の日ざしに蒸された空気のせいか、

さっぱりはかどらない。

のろのろと足を交互に出して、
いつの間にか始まっていた新青梅街道の
何の変哲もない眺めにため息をつきつつ
だらだら歩く。

2時過ぎ。鷺ノ宮界隈。
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子供達の遊び声につられて入った小さな児童遊園のベンチに
どっこらしょと腰を下ろすと、
持参のバナナと水道水で遅い昼ご飯。

バナナの糖分で多少のやる気が復活。
ふたたび新青梅街道をてくてく歩き始める。
住居表示が鷺ノ宮から井草に変わったあたり、
通りの左手にマクドナルドがあった。。

あれ?

思わず足を止めた。

マクドナルドが珍しいわけでは、もちろん、ない。

新青梅街道と左斜め前へ入る細い道に挟まれた三角の敷地に建つこじんまりしたマクドナルド。
その店の前の三角形に車を停めてお客が乗り降りしている。

こんな小さなマクドナルドに駐車場?

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マクドナルド新青梅井草店
(写真:ホームメートリサーチ
http://www.homemate-research-fast-food.com/dtl/1060017351/)

小さなマクドナルドの小さな駐車場の
土曜の午後の家族連れを見て、思った。

ここは郊外の入り口かもしれない。
我が家の近所とはすこし違う街並み、少し違う暮らしが
ここから始まるのかもしれない。

だるさと眠気は吹っ飛んだ。
目を大きく見開いて、
新青梅街道を西へ西へと歩き続けた。


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2015.06.17

たんぽぽライブ3周年スペシャル♪

週間予報を見てみたら、
今週の土曜日は曇り時々雨、最高気温27℃。
梅雨らしく蒸し暑い土曜の午後になりそうですが、
西立川の喫茶たんぽぽでは、
パッと明るくたんぽぽライブ3周年スペシャル号開催です。

いつものたんぽぽライブは1時半から始まりますが、
6月は、2時スタートです。お間違いなく。

前半は、おなじみのミュージシャン達のミニライブ。
後半は、たんぽぽさん達が歌います。ダンスします。

土曜日限定のおはぎ。家庭の味のカレーライス。
手作りケーキに美味しいケーキ。
蒸し暑い日にはやっぱりソフトクリーム♪

美味しくて、楽しいたんぽぽライブ3周年スペシャルに
いらっしゃ~い♪

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2015.06.16

田無は遠し

目白通りの終点を見届けたら、
歩いていこう、田無まで。
12時50分に家を出て、
13時13分に目白駅したところで、
我ながら間抜けな計算違いに気がついた。

Google mapによると、我が家から田無駅まで
17km、徒歩3時間27分。
楽勝、楽勝!

そこが大きな勘違い。

距離が問題なのではない。
自慢じゃないが(笑)、山手線一周ウォーキングをするほどの「歩きオタク」である。
17kmは楽に歩ける距離。

しかし。

距離17km、徒歩所要時間3時間27分。
これは足の長いアメリカ人を基準にしたとしか思えない
Google Map換算の徒歩所要時間である。

座高の高さを誇る私の歩行速度はというと・・・
歩き慣れたルートならば1時間に5キロ近いペースで歩く自信はある。

しかし、今回のような「物見遊山ウォーキング」は超スローペース。

iPadの地図を見ながら。
時々休憩しながら。
トイレに寄りながら。

そして、何よりの楽しみは
街と人ウォッチング。

だって、歩く道すがらには
こんなものがあるんですもん。

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しかも、弱視の私は、
「あれは何だ?」と気になるものを見つけても
至近距離まで近づかないと
その正体が見極められない。

というわけで、
あっちへふらふら、こっちへふらふらのジグザグ歩行。
1時間に3.5キロぐらいのペースになるだろうか。

Achaさんのライブの開始時間は5時30分。

そんなことはわかっていたはずなのに、
今回に限って「3時間27分」というGoogle時間が
なぜか頭にインプットされてしまって、
12時50分にのんびり家を出てきたのだった。

「これでは間に合わない!」と気がついたところで、
目白駅前のバス停にバスが来た。
練馬車庫行きの都バス。

乗っちゃおう!
このバスが目白通りから右に曲がるところまでバスで行って、
そこでバスを降りて、目白通りの終点を見届けて、
そこから田無まで歩けば、
Achaさんのライブにきっと間に合う!

というわけで。

物見遊山ウォーキング企画なのに、何と、

「一部バス利用」

という反則技を使ってしまったのだった。

≪つづく・・・きっと≫


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2015.06.15

雑司が谷の風に吹かれて


梅雨の晴れ間の土曜日の
田無まで歩け、歩け。
その翌朝は雨降りで。
どこにも出かけず、大人しく過ごす日曜日。

朝ご飯は、納豆ご飯に豆腐とワカメの味噌汁。もずく酢。半熟卵。
昼ご飯は、豆乳寒天と、レトルトの甘い甘い煮豆。
晩ご飯は、買い置きの生協のハンバーグに作り置きのおかず少々。そして、青森県産のとっても美味しいインスタントのしじみの味噌汁。

晩ご飯を終わってみれば、
こころもとない冷蔵庫の中身。
雨も上がったし、涼しくなったし、
母と娘は散歩がてらの買い物。

おばあちゃんとおばさんの
二人暮らしのはずなのに、
いっぱいに詰め込んだはずの冷蔵庫が、
2、3日ですかすか。
猫缶をみるみる空っぽにしてしまう
太っちょ猫の「まんぞくさん」たら、
「ねこあつめ」ゲームの中だけでは満足できずに
我が家にも出張してきてるんではなかろうか?

都電の線路際の小さな生協にて、
母が毎朝1個すりおろして食べるりんごやら、
朝食に欠かせないもずく酢やら納豆やら、
明日のおかず用の鶏レバーやら、
何かと重宝な玉ねぎやら人参やらかぼちゃやら、
寒天&ゼリー用の豆乳やら野菜ジュースやら。

リュックいっぱい買い込んで1700円分の食糧が、
2、3日もすると消えてなくなる。
我が家の「まんぞくさん」親子は本当によく食べる。

お買い物のあとは、
お気に入りのお休み処の水車小屋でひと休み。
大鳥神社の杜の向こうの
高層ビルの夜景を眺めながら、
黙って夜風に吹かれる母と娘。

今はめったに車が通らないこの道も、
都電沿いに車道が通って、
その地下をバイパス道路が通れば、
線路沿いの水車小屋のお休み処で
のんびり夕涼みなどしていられなくなるだろう。

昭和が残る雑司が谷の街が
少しずつ確実に都会になっていく切なさを感じつつ、
がたん、ごとんと通り過ぎる都電を見送り、
ごっとん、ごっとんと回る水車を眺める。

そろそろ帰ろうか。
食糧を詰め込んだリュックを背負って、
えっちらおっちら、夜道をたどる
梅雨の晴れ間の日曜の夜。

夜風が思いのほか気持ちよかった。

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2015.06.14

建物疎開?

目白通りの西の終点はどこなんだ?
調べてみるものの、どうもはっきりしない。
あれこれ地図を検索していると、

戦車が目白通りにやってきた

というブログに行き当たった。

目白通りに戦車? SF小説みたい・・・

ところが、読んでみて驚いた。
それは、太平洋戦争中の話だった。
目白通り沿いの民家や商店の建物疎開の話。
空襲による延焼を防ぐために目白通り沿いの建物を「疎開」させたのだ。
建物疎開。空襲による延焼を防ぐための、建物の取り壊し。
陸軍の戦車がやってきて、目白通り沿いの建物を一気に引き倒したのだそうだ。
もちろん、住民たちには何の補償もない。

この「建物疎開」という名の建物破壊の最も悲しい結末。
それは、建物疎開によってできた「防火帯」が、米軍が落とした焼夷弾の下ではまったく役に立たなかったということ。延焼を防いだのは、むしろ、当時このあたりに残っていた林や屋敷森だったのだという。


閑静な目白通り界隈に、そんな悲しくも理不尽な歴史があったとは。

虚を突かれた。

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終点はどこ?

我が家の近くには名前のついた大通りが四つ通っている。

不忍通り。
春日通り。
目白通り。
明治通り。

この四つの大通りの終点はどこなんだろう?
前々から気になって仕方がなかった。
昨年の暮れには春日通りを歩いて、東の終点を確認した。

次は目白通りだな。

そんなことを考えながらgoogle mapを眺めていると、
Achaさんが田無でライブをするという呟きが飛び込んできた。

絵描き&ミュージシャンのAchaさん。
彼の歌を最後に聞いたのは2年前のたんぽぽライブだった。
久しぶりに彼の歌を聞きに行こう…田無まで。

田無。
西武新宿線で高田馬場から15駅目。
さすがに歩いていくのはちょっと無理かなと思ったが、念のためにgoogle mapの徒歩ルートを検索すると・・・

我が家から田無駅まで17キロ、徒歩3時間32分と出てきた。
しかも、目白通りをひたすら西へ進むというルート。

ちょうどいい。
目白通りの終点を確認がてら、田無まで歩いていこう。

というわけで、梅雨の晴れ間の土曜日。
リュックには水道水入りペットボトル、ミックスナッツ一袋とバナナ1本、タオル1枚。
白い帽子を目深にかぶると、12時50分に我が家を出発。

学習院大学の石垣沿いをすいすい歩いてあっという間に目白駅。

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ところが・・・

目白駅までやってきて、
自分の計算違いに気づいたのだった・・・

《つづく・・・かも》

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2015.06.13

時計屋にて

朝、目が覚めたら
必ず真っ先に目を近づけて見る
手首にはめた腕時計。

その腕時計の針が
あり得ない時刻を指したまま
止まっていた。

これは困った。
片時も、寝る時でさえも、
腕時計を外せない
弱視の私。

少しでも早く電池を交換しなければ。

午前中、早稲田の街へ。
用事を済ませて家に帰る道すがら。
小さな時計屋さんを見つけた。

ガラス扉に

「電池交換うけたまわります」

と、張り紙がある。

池袋の量販店まで行かずとも
ここで電池交換してもらえるならば、ありがたい。

ガラスの扉を押して中に入ると、
薄明るいお店の奥には
店主とおぼしき初老の男性が一人。

「電池交換をお願いしたいのですが」
「はい。」

年季の入ったショーケース越しに腕時計を受け取ると、
店主は作業台に向かい、
黙々と仕事にかかる。

白いレースのカバーをかけたソファ。
てんてんばらばらの時刻を指す二十あまりの掛け時計。
飴色の文字盤のローマ数字の柱時計。
テレビもラジオも聞こえない。
ひっそり静まり返った店内。

こんなにたくさん時計があるのに
時が止まってしまったような店の中。
けれども、この店は、
時の流れに取り残されているわけではなかった。
黙々と作業する店主の背中を眺めながら待つ間に、
ガラスの扉が開いて、
一人、また一人と、お客が入ってくる。

「電池交換お願いします」
「はい。」

淡々と繰り返されるやりとり。
黙々と作業を続ける店主。

大隈講堂にほど近いその店は、
早稲田界隈の人々の腕時計の電池をまかなう
心強くも重宝な時計屋さんだった。

「1000円いただきます」

再び動き始めた愛用の腕時計と一緒に渡されたのは
ピンク色「電池交換サービスカード」。

5回分のスタンプを集めて、
6回目の電池交換を無料サービスでお願いする日まで
我が愛用の腕時計は達者で動いてくれるだろうか。
この小さな時計屋さんは続いていてくれるだろうか。。

扉を開けて外に出ると、
薄日さす昼下がり。
学生達の声が飛び交う道を
都電早稲田駅目指して歩き始めた。

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2015.06.02

おいしい水

20150603

今年何度目かの真夏日に出勤した私は、
リュックから“いろはす”の2リットルボトルを取り出すと、
デスクの上に

どーん!

と置いて、


「ねえ、知ってた? 
 2リットル入りの“いろはす”がね。
 セブンイレブンだと100円で売ってるのよ!」


と自慢話。

すると、ひとりの同僚が不思議な顔で聞いてきた。


「お水だったら、水道のお水を飲めばタダじゃないですか?」


予期せぬ反応に言葉に詰まる。

たしかにそうだ。
自宅の水道の水を水筒に入れて持ち歩けば、
2リットル100円の“いろはす”の数十分の一のコストで水が飲める。

そもそも、1リットルも2リットルも水を持ち歩く必要はないかもしれない。
最近はめっきり少なくなったけれど、駅や公園には水飲み場があるし、どんな建物、どんな施設にも、トイレはある。
トイレの洗面台の蛇口から出る水は、「飲まないでください」と断り書きがない限り、飲んでも害はないだろう。
オフィスビルのお手洗いでのうがいや歯磨きは珍しくない光景だ。


どうして水を買うんだろう? 
水道の水なら、タダなのに・・・


2リットルの“いろはす”を横目で見ながら、
仕事の合間に考えた。


どうして、水を買うんだろう?
水道の水なら、タダなのに・・・


そういえば・・・

30年前にも同じことを考えていた・・・


ペットボトル飲料が出回り始めたのは1980年代後半だったろうか。
開けたら一気に飲みきらないといけない缶入り飲料と違って、ふたをして持ち運べるペットボトルの登場は画期的で、
あっという間にスーパーやコンビニにお茶やジュースのペットボトルが並び始めた。

けれど、それらと並んで売られている「ミネラルウォーター」や「美味しい水」の存在が腑に落ちない。


どうして、水を買うんだろう?
水道の水なら、タダなのに。


お金を出して水を買うなんて・・・と思っていた私がペットボトル入りの水を買い始めたのは、
海外に行くようになってからだ。

旅行中は普段よりもたくさん歩くせいか、喉が渇く。
海外では甘くないお茶はめったに売っていないので、水を買うことになる。
レストランに入っても、日本のようにお水が出てくるとは限らず、ミネラルウォーターを注文することになる。

外国の水道水は飲まない方がいいと忠告されることも多かった。
「水道の水は毒だと思ってください。歯磨きもうがいも必ずミネラルウォーターを使ってください」と言い渡されたこともある。

ブラジル、アメリカ、カナダ、タイ、フィリピン、韓国、中国、インド、バングラデシュ、ネパール、シンガポール、イギリス、ウガンダ、イタリア、クロアチア・・・

行く先々でミネラルウォーターを買ううちに、水を買うことにすっかり慣れっこになってしまったのだろう。
いつしかペットボトルの水を買うことへの抵抗感はなくなっていた。

2リットルの“いろはす”を横目に、あらためて自問自答してみる。


どうして、水を買うんだろう?
水道水なら、タダなのに・・・


喉が乾いた時に飲むのはお茶か麦茶と決まっていたのに、
ここ数か月はずいぶん水を買って飲んだ。
春先から傷めている喉には、お茶よりも水が心地よいからだ。

そういえば、もう長いこと、水道の水を飲んでいない。
水道の水って、そんなに不味いものだったろうか・・・?

築40年、木造モルタル2階建ての我が家の台所で、
蛇口からコップに水を汲んで飲んでみた。

私は鈍感なのかもしれないが、
特に違和感はない。
よく言われる水道水のカルキ臭さも感じない。

そういえば、東京都水道局は、浄水場の水をペットボトルに詰めて「東京水」として売り出していると聞いたことがある。
水道水の品質と安全性に自信を持っているということだろう。


そうだった。

日本の水道水は飲める水だったんだ。


夏日、真夏日が続く。
外出に水は欠かせない。
水道の水をどうやって持ち歩こう?

カルキ臭さを抜くために一度沸騰させるか、
一晩汲み置きをするといいと言う人が多い。

しかし、カルキ臭さ、つまり塩素を飛ばしてしまうと、
雑菌が繁殖しやすくなるとも言う。

我が家の水道の水をそのまま飲んでみて特に不味いとは思わなかった私は、
水道の水を空のペットボトルに入れて、冷蔵庫で冷やして持ち歩くことにした。


せっかく見つけたお買い得品、2リットル100円の“いろはす”だが、
この夏はもう出番はなさそうだ。

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2015.06.01

投げる~後編

中学3年生になったももちゃんは、
8年間通った盲学校から
区立の普通の中学校に転校した。

1学年7人の盲学校にいたももちゃんにとって
1学年200人の普通の中学校はまるで別世界。

セーラー服のスカーフの結び方から、
朝礼の整列の並び方まで、
毎日が初体験の連続。

そして、ももちゃんが最も恐れていた時間がきた。

体育の時間。

盲学校にいた時から落ちこぼれだった体育の時間。
普通の学校ではどうなっちゃうんだろう・・・

3年生女子の4月の体育の授業は
バスケットボールで始まった。

バスケットボールなんて
見たことも聞いたこともなかったももちゃんは、

ドスン!ドスン!
硬くて大きなボールを床に弾ませる音におののき。

ドタドタ、ドタドタ!
凄まじい足音に尻込み、

金切声をあげながらボールを奪い合う中3女子達の形相に震え上がった。

なんて野蛮な球技なんだ!
こんな騒ぎに巻き込まれたら、
引っかかれる!
噛みつかれる!

ももちゃんは、ボールに群がる女子達からできるだけ遠くに逃げた。

そして、1学期の体育の通信簿には
記念すべき「1」が付いたのだった。

高校に進んでも、体育の授業は球技のオンパレード。
ソフトボールに、バドミントンに、バレーボールに、テニス。

飛んでくるボールを打ち返すことはおろか、
サーブすら満足にできない。
左手で放りあげたボールに、
右手が当たらないのだ。

それほどまでに、
投げるという動きにはついていけなかった。
空中を飛ぶボールを目で追えなかった。

嬉々として球技に興じるクラスメート達に、
練習の順番を喜んで譲ってあげると、
校庭の陽だまりに体育座りして、
こっそり歌をうたってやり過ごす体育の時間。

10段階評価の体育の通信簿には「4」がついた。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

放課後。

体育館を通りかかると、

ドン、ドン、ドン、ドン、ドン・・・・・・シュッ!
ドン、ドン、ドン、ドン、ドン・・・・・・シュッ!
ドン、ドン、ドン、ドン、ドン・・・・・・シュッ!

規則正しい音が聞こえてきた。
そっと中をのぞくと、がらんとした体育館の中で
一人の女子生徒がバスケットのドリブルとシュートを黙々と繰り返していた。

一分の隙もないしなやかな動き。
ゴール前の一瞬の静止と集中。
ばねのように身体を伸ばし、
手から放たれたボールが
スローモーションのように
ネットに吸い込まれる。
落ちてきたボールは
吸い付くように彼女の手に戻り、
再びドリブルの円を描き始める。

ボールを操る演舞の
完璧な美しさに魅せられ、
羨望のまなざしで立ち尽くす私。


投げるって・・・

やっぱり

かっこいい。

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