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2015.07.24

ももこさん、事件ですよ! その4「交換条件?」

7月17日、金曜日、午後2時。

 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー

ママの部屋の奥の物置部屋の押入れで保護した4匹の子猫たちは、
タオルを敷いた金属製の四角いカゴの中で鳴き続ける。

どうしよう・・・

我が家で飼うわけにはいかない。
ママは猫が嫌いなんだもん。
引き取り手を探さなきゃ。
でも、子猫のもらい手が都合よくすぐに見つかるとは思えない。

困った、困った、困った・・・

どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・

だけど・・・

可愛いなあ~~~~
20150721cat

ほら、ほら、こんなにちっちゃいのに、爪も歯も一人前に生えている。
カゴから前足を懸命に突き出す。
あらら、ちゃとらちゃんったら、カゴをよじ登って外に出ようとしてる。

かわいいなあ~~~
  
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー
 ピー、ピー、ピー、キィー、キィー、キィー

お母さん、お腹すいた~、おっぱい、おっぱい~~~
4匹の子猫は、折り重なって猫団子になって鳴き続ける。

とりあえず、ミルクと猫缶を買ってくるからね。
いい子で待ってるんだよ、子猫ちゃんたち!

子猫達を入れた金属製のカゴに、同じサイズのカゴを逆さまにしてかぶせると、即席ケージの出来上がり。
そーっとカゴから離れると、靴を履いて外へ出た。

猫缶とアドバイスをもらいに大塚へ・・・


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


7月17日、金曜日、午後2時30分

ミルクか猫缶を買いに出かけた先は、スーパーでもコンビニでもなくて・・・

東京キャットガーディアン大塚シェルター

猫の殺処分ゼロ!を目指して、飼い主のいない猫の保護と里親探しに取り組むNPOが運営する猫シェルターである。

我が家から徒歩30分弱。
大塚駅の近くのマンションの5階には、里親を待つ保護猫が暮らす猫カフェ兼猫シェルターがある。
今回は5階のシェルターではなくて、1階のペット用品ショップで、猫用ミルクか猫缶を買って、保護した猫をどうしたらいいか相談しようと思ったのだ。

リサイクルショップの前に来て見ると、入り口がビニールシートで完全に覆われていて中に入れない。
けれど電気はついている。中に人の気配もする。
横手のビルの入り口から入ってショップのドアを開けてみた。

「こんにちは~! こんにちは~!」

何度か声をかけると、奥の方からお兄さんが現れた。

「あの・・・うちの押入れに近所の野良猫が子猫を4匹連れてきてしまいまして・・・」

手短かに事情を説明すると、お兄さんはシェルターのパンフレットをを差し出して、

「僕にはお答えできませんので、代表に電話してみていただけますか?」
「今、ここで?」
「はい」

そこで、パンフレットに書いてある番号に電話。
10回ほど呼び出し音を鳴らしたところで、女性が出てきた。

「はい、東京キャットガーディアンです!」
「あの・・・うちの押入れの野良猫が子猫を4匹連れ込んでしまいまして・・・」
「お引き取りしますけど、交換条件があります!」

え? 引き取ってくれるの?
すぐに引き取ってもらおうなどとまったく期待していなかった。
とりあえず相談したくてここまでやってきたわたしは、NPOの代表らしき女性の言葉に驚いてしまった。

「お引き取りしますけど、交換条件があります!」
「はあ・・・、どういうことでしょう・・・?」

≪まだつづく≫

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