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2015.08.30

喉日誌~二勝一敗の夏

7月2日、木曜日。

久しぶりに、ヤマヒメさん主催の大塚バックビートのオープンマイクに遊びに行く。

ヤマヒメさんとあさ美さんの七夕の飾りつけが楽しみだったし。
元C.C.Bの関口さんに一度お会いしたかったし。
皆さんの歌も聞きたかったし。

自分が歌うつもりはなかったのだけれど、Tedさんが声をかけてくださったので、
それならば、と・・・
「さくらひらひら」をTedさんのキーで伴奏していただいて、歌ってみることに。

「いくらなんでも低すぎません?」と心配顔のTedさん。
でも、歌ってみると、なんだかとっても楽しく歌えちゃったのでした。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


8月11日、火曜日。

久しぶりに、高津の音たいむに遊びに行く。

「三歩進んで二歩下がる」を繰り返しながら、少しずつ、少しずつ声が出るようになっていた。
この夜もTedさんに伴奏をお願いして、
「さくらひらひら」と「錆びたガードレールを、
Tedさんのキーで歌ってみる。

いちばん低い音は、下の「レ」。
「いくらなんでも低すぎるんじゃないの?」と我ながら心配だったが、
意外にも気持ちよく歌えてしまった。

何か月ぶりだろう!
声で自分を表現する幸せを体いっぱいに感じて歌うのは。

Tedさんの名曲に思いを込めて歌える幸福を噛みしめた夜でした。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


8月29日、霧雨の土曜日。

朝起きたら、顔を洗って、ステロイドの吸入を一吹き喉に入れて、20秒間息を止めてから、うがい。

すっかりおなじみの朝の日課。

うがい声がだいぶ軽やかになった。
台所仕事をしながら、自然に歌を口ずさむようになった。
まだ高い声は出ないけれど、低い声はかなり出る。
もしかしたら、男声に声変わりしたのかもしれない。

今宵は、Tedさんに誘っていただいて十条のお店でのライブイベントに参加させていただく。

2時過ぎに家を出て、
右手に傘、左手にiPadを持って、
鼻歌を歌いながら100分歩いて十条へ。

久しぶりのライブ。
それはそれは楽しみだった。

ところが。

リハーサルを終えて7時にライブが始まるころから、
声がみるみる出にくくなっていく。

一度目の出番では、Tedさんが弾き語る「イパネマの娘」の途中でちょっとだけポルトガル語で私が歌うという仕掛けを、何とかかんとか終えたのだが・・・

二度目の出番のころには、ほとんど声が出なくなっていた。
本当に失礼なことと思いつつ、お客様に向かってさんざん言い訳をして、
Tedさんに助けていただきながら、「さくらひらひら」と「錆びたガードレール」を、声を絞り出して歌う。


何たる醜態。

情けなかった。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


8月30日、雨の日曜日。

声を出せないままの朝のうがい。

「ご飯ですよ~」と、力いっぱい声を絞り出して母を起こす。

声を出すと、気管支のあたりがかすかに痛む。

そうか・・・これは・・・風邪かもしれない。
熱も、咳も、鼻水も出ないのだけれど、
いちばんの弱点の「喉」が、いち早く風邪を引いてしまったらしい。

何杯飲んでも足りないぐらい、喉が水分を欲しがる。
何杯も何杯も、蜂蜜生姜湯を作っては飲み続けると、
午前中はまったく出なかった声が、
夜には少し出るようになった。

「三歩進んで二歩下がる」を繰り返す喉。
行きつ戻りつしながら、歌えるほどに回復する日は来るのだろうか。

4月以降の歌の出番の勝率は「二勝一敗」。

次の出番は9月26日のたんぽぽライブなんだけど・・・

さてさて、三勝一敗と勝ち越せるか?
二勝二敗で足踏みするのか。

先が読めない喉日記は、もうしばらく続きそうです。

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あなどるなかれ

大幅に朝寝坊の日曜日。

あらまあ、もう、10時じゃないか。

のそのそと台所へ。

今から味噌汁に納豆ご飯という気分にもなれず、
昨日炊飯器で炊いた黒豆と胡麻の蒸しパンの残りと、
トマト缶天とキウィフルーツをお皿に盛って、

「ご飯ですよ~」

と、ママを呼ぶ声がほとんど出ない。
このところ順調に回復していた声が、
半年前の息も絶え絶えの声に逆戻りしていた。

ため息をつきたいところだが、ため息をつくと喉と胸が痛む。

ママが起きてきた。
窓を開けて庭を眺めている。

ムスメ「お庭、きれいになったでしょう?」
ママ「ほんとだねえ」
ムスメ「お友達が片付けてくれたからだよ・・・あれ!?」

昨日の庭
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今日の庭
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雑草が、きれいさっぱり、なくなっている!

何と!

娘が朝寝坊している間に、ママは庭の草むしりをしてくれていたのだ。

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戦前、戦中、戦後を生き抜いてきたママにとって、ちょっとした庭の手入れや畑仕事は主婦のたしなみとして身についているのだろう。
ずぼらな娘とは違って、丁寧に徹底的に雑草を引き抜いたかと思うと、可憐な花を咲かせた草を一本残してある。

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やっぱりママにはかなわないなあ。

枯れる寸前だった紫陽花も、ここのところの雨ですっかり生気を取り戻した。

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そして、窓辺を振り返れば、すっかり元気をなくしていた朝顔の蕾がほころびかけている。

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ママが摘んでくれた雑草をゴミ袋に入れながら、しみじみと思う。

ママをあなどるなかれ。
生活の知恵は現役だ。

生き物をあなどるなかれ。
生きる力、生き返る底力を秘めている。

そう教えられた、朝寝坊の日曜の朝でした。


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2015.08.27

MOMOさん、出番ですよ!


なんか、忘れている。
何か、大事なことを、忘れている。
なんだっけ・・・

あ!!!!


ライブのお知らせだ!!!!

4月以来ライブ活動休止中の
歌をわすれたMomokoさん。
Tedさんのお誘いで、
ひさかたぶりにライブに登場しちゃいます。

と言っても、
登場するのは、
いつものMomokoさんではなく、
モモミナちゃんでもなくて・・・
(謎の)MOMO&(いつもの)Tedです♪

雑司が谷から徒歩90分の十条の街。
池袋から埼京線で二つ目の十条の、
「みゅーじかんて・あまね」へ
いらっしゃいませんか♪

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

アコースティックナイト@みゅーじかんて・あまね

8月29日(土)19:00スタート
チャージ500円+ドリンクオーダー

出演:
小島かおる
 やてふ
 テツぐれん
 アンビルマン
 Momo&Ted
 じょぷりん
 空色サウンド(行志堂&星めぐりマキ)

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お持ち帰り

日曜日。
旅友と二人で池袋をぶらぶら。
西口のトルコパン屋でトルコパンをモグモグ。

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なぜか昔から西口にある東武デパートでキティちゃんとご対面。

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なぜか昔から東口にある西武デパートで、旅友はウォーターシューズなるものをお買い上げ。

時計を見れば12時過ぎ。
お昼を食べねばとやってきたのは、最近リニューアルオープンした宮城ふるさとプラザ

「ずんだソフトクリームだ!」と盛り上がるモモコ。

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「宮城なら、牛タン定食でしょ!」と常識的な旅友。

以前は1階の奥にあった小さな食堂が、2階のフロアいっぱいに広がるレストランにリニューアル。
お昼どきで順番待ちの大盛況だ。

厚切り牛タン定食を注文。

塩味と味噌味の分厚い牛タン焼き。
青菜の漬物。
青唐辛子の味噌漬け。
テールスープ。
ライス。

1510円というお値段を後悔させない味とボリュームではある。

しかし・・・

ここで問題発生。

先ほどトルコパン屋でトルコパンをモグモグしたばかりのモモコのお腹には、ライスが入る余地がない。

「すいませーん! このご飯、持ち帰りたいんですけど・・・」と店員さんに聞いてみるが、
「当店ではお持ち帰りはご遠慮いただいております」と予想通りのお答え。

小ぶりのどんぶり一杯のご飯に未練いっぱいの視線を向けるモモコに、旅友が救いの手、ならぬ救いの袋を差し伸べてくれた。
さっきのトルコパン屋で買ったパンを一つの袋にまとめて、ポリ袋を一つ分けてくれたのだ。

ポリ袋に、すっぽん! とご飯を移して、さささっとバッグにしまう。

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悪事を働いているわけじゃないんだけど、店員さんの目を盗んでのライスお持ち帰り作戦はスリリング。

日本の飲食店は持ち帰りを断ることが多い。
持ち帰った料理を時間が経ってから食べたお客がお腹を壊しても、責任の取りようがないからだろう。

でもね・・・

アメリカのレストランは普通に持ち帰りさせてくれたんだけどなあ・・・
食べ残しの料理を「持ち帰りたい」と言えば、プラスチック容器に詰めて、ポリ袋に入れて渡してくれた。
大きなボウル入りのスープが飲みきれずに残したら、「持ち帰るでしょ?」と、蓋付きのプラスチック容器に入れてくれたお店もあった。

何でも裁判沙汰にするアメリカだけど、持ち帰り料理のトラブルはないのかなあ・・・

ふるさとプラザの前の交差点の真ん中で、バッグからライスボールを取り出しして

「ライスお持ち帰り大成功♪」と踊り出すモモコに
「早くしまわないと、落とすよ!」と旅友。

そして、彼女はもう一言付け加えた。

「米どころ新潟出身の私としては、ご飯が無駄にならなくて安心したよ。」


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


宮城ふるさとプラザの牛タン屋さん
内緒でご飯を持ち帰っちゃってごめんなさい。
持ち帰ったご飯は、その日の晩ごはんに美味しくいただきました。


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2015.08.24

音楽のポットラックパーティ♪

ポットラックパーティって知ってる?
お呼ばれした友達が一品ずつ料理を持ち寄ってホストのお家に集まるホームパーティのこと。
パーティが開かれる時期や集まる顔ぶれを思い浮かべながら、得意料理の一品や、お気に入りのお店の一品を持ち寄って、ホストのお家のテーブルに並べる、とっても楽しいパーティです。

今月のたんぽぽライブも、見事な音楽のポットラックパーティになりました。

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アッと驚く趣向で登場のTedさんが、よしえさんを迎えての“渡良瀬橋”で、すーっと幕を開けてくださいます。
平和への祈りを精いっぱい込めて歌うよしえさん。「若者達」はしみじみ盛り上がりましたね。
ウクレレ亭ロータさんは、短い生涯を駆け抜けたアイドル、丸山夏鈴物語を語ります。
そこにさっそうと登場のTom.S.さん。マイクを背にしてステージ衣装の最後の仕上げ。振り向けばギターを引っ提げた青森の陽水!歌とトークで客席を沸かせます。イェイ、イェイ、イェイ!(は陽水さんじゃないけど・・・)
萬屋真之助さんはギター一本でビートルズナンバーを次々と。お馴染みの曲の連続技にみんな巻き込まれます。たんぽぽ初出演ってことを忘れちゃいました。
そして、いつものCELLのお二人。何が飛び出すかわからないポットラックパーティの最後を締めくくる、香り高いコーヒーのような歌を聞かせてくれました。
最後に、ゆく夏を惜しんで「少年時代」斉唱でパーティを締めくくる。

パーティのホストは、もちろん、喫茶たんぽぽの皆さん。
土曜日限定のおはぎやカレーライスなど、美味しいメニューを用意して私達を迎えてくださって、お仕事の合間にライブに目と耳を注いでくださいます。

5組それぞれ、とっておきの音楽を持ち寄るポットラックパーティ。
遊びに来てくださったお客様も巻き込んで、お腹いっぱいになりました。

さて、来月はどんなパーティになるでしょう?
たんぽぽの美味しいメニューと、みんなが持ち寄る音楽で盛りだくさんの9月のたんぽぽライブは、9月26日(土)の午後です。

来月も、たんぽぽで会いましょう♪


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2015.08.21

歩くための一本道

夕食後、台所の片付けをしていると、母がつけっぱなしにしているテレビから「一本道」という言葉が聞こえてきた。

一本道? 

その言葉に惹かれてテレビに近づく。

北海道の中標津(なかしべつ)というところにある、歩くためだけに作られた一本道の話だった。
長年牧場を営んで来たその人は、広大な牧草地を歩いて回る時、自分が自分に向き合っていることに気づく。
それならば、歩くためだけの道があってもいいではないか。
そう思い立って、歩くための道を拓こうと決意。
道東の中標津の街から、広大な牧場を通り、摩周湖の外輪山を半周し、JR美留和(びるわ)駅に至る70kmあまりの一本道を造った。

夏になると、北根室ランチウェイと呼ばれるその道を歩くために全国から人々がやって来る。

ある夏。
その人の牧場に都会から若者が働きに来る。
彼は、若者に「一本道」の整備の作業を教える。
歩く道の整備には、歩く人を思いやった彼なりのこだわりがあるのだが、若者には「歩く道」のメンテナンスに牧場種がなぜそれほど厳しい仕事を要求するのかがわからない。

ある日、若者は70キロの一本道を歩いてみようと、ザックを背負って歩き出す。
きつい坂を上り、雨に濡れながら自分の足で歩くうちに、若者は、歩くための一本道の意味を彼なりに理解していく・・・


これは凄い。
70kmの道を歩きとおすだけでもすごいことだが、その道を一から造り、その道を日々整備している人の存在に打たれてしまった。

いつか、近いうちに、歩いてみたい。
牧場主が切り拓いた、歩くためだけの一本道を。



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ももこさん、事件ですよ! 最終回「困りごと解決まごころ職人」

8月7日、金曜日、午前11時30分

いつものグレーの大きな車から、ひょいひょいとjijiさんが降りてくる。

あれれ・・・その網と角材は何にするの・・・?

「ママの朝顔、どこ?」

あ、ママがデイサービスからもらって来た朝顔の鉢植え。
どんどんツルが伸びてきたけどどうしよう・・・って呟いたのを、jijiさんは覚えてくれていたんだ・・・

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ながーい角材をちょうど真ん中で二等分に切って。
窓の上にフックをねじ込んで。
植物用のネットをフックにひっかけて。
二つに切って並べた角材の上に植木鉢を置いて。
行き場を失ってこんがらがってた朝顔のツルをほどいて。

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ツルをネットに誘導してくれたので、
朝顔は、ネットを伝わって上へ上へと伸びていくことになりました。

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我が家の困りごとをまた一つ解決してくれたjijiさん。
今度は外壁修繕の続きに取り掛かる。

この間は、あとちょっとというところでセメントが足りなくなったので、買い足してくれたセメントをさっそく水で練って、作業開始。
30分もかからずに、剥がれ落ちた部分のセメント塗り完了。
セメントが乾くまで、昼食休憩。

「さて、やるか」と外に出たjijiさんだけど・・・
我が家の庭を眺めてる・・・

何、見てるの・・・?

「これ、ぐらぐらしてて危ないよね」

Jijiさんが指さしたのは、庭に横たわる長さ3メートルほどの長い、長い台。
以前は植木鉢を並べていたのだが、今は何も載っていない。
無用の長物とはまさにこのことだ。

「壊すか!」
「え!? どーやって!?」

車から何やらくぎ抜きの親分のような工具を取り出すと、無用の長物をひっくり返して、

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ガンガン、ドンドン、
ドンドン、ガンガン

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呆気にとられて立ち尽くす私の目の前で、無用の長物は、見る見る間にこんなになっちゃった・・・

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「今日の作業でいちばん重労働だった!」

かくして、我が家の困りごとをまた一つ片付けてくれたjijiさんは、休む間もなくペンキ塗り。

クリーム色のペンキのお化粧で外壁はすっかりきれいになった。

修繕前

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修繕後

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「ありがとうございました! おつかれさま~あれ? それ、なあに?」

jijiさんがセメダインの特大チューブを持っている。

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「モルタル用の接着剤。これをモルタルのヒビに入れるんだよ」

注射器の要領で接着剤をモルタルのヒビに注入して、割り箸で上から慣らしていく。

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まず、今回落下した外壁部分の周辺のヒビに接着剤を注入。

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その後、我が家の外壁をぐるりと見回して、目立つヒビを見つけては接着剤を注入。

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なんと、屋根に上って2階の壁のヒビまで修繕してくださった。

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午後5時。すべての作業が終了。
築40年の我が家の、私が気づいていない困りごとまで解決してくれたjijiさんは、
「さて、カレーの材料を買いに行かねば」と、立ち上がり、車に乗り込むと、雑司が谷の路地を

キューッ、キューッ

と切り抜けて、次の予定に向かわれたのでありました。

困りごと解決真心職人、jijiさん、ありがとうございました!

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

さて・・・jijiさんが無用の長物を成敗してくれたおかげで全貌を表わした庭。

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モモコさん家の庭の農園化計画のお話は・・・

秋ごろに始まるのかなあ・・・・・・・・?


:::::::::::::::::::::::::


あなたのお家にも困りごと?
「困り事まごころ解決職人」のjijiさんが来てくれたらいいのになあ・・・
という時は、Momokoにこっそりご相談くださいな♪
こっそり、ひょっこり来てくれますよ、きっと。

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2015.08.14

ポツダム宣言を読んでみた

70年前の8月14日に、昭和天皇はポツダム宣言受諾を決められました。
あらためて、いいえ、初めて、「ポツダム宣言」を読んでみました。

::::::::::::::::::::

米、英、支三国宣言

           (1945年7月26日「ポツダム」に於いて) 

一 我ら合衆国大統領、中華民国政府主席及び「グレート、ブリテン」国総理大臣は、
我らの数億の国民を代表し、協議の上、
日本国に対し、
今次の戦争を終結するの機会を与うることに意見一致せり。

二 合衆国、英帝国及び中華民国の巨大なる陸、海、空軍は、
西方より自国の陸軍及び空軍による数倍の増強を受け、
日本国に対し、最後的打撃を加うるの態勢を整えたり。
右軍事力、日本国が抵抗を終止するに至るまで、
同国に対し戦争を遂行するの
一切の連合国の決意により支持せられ、
且つ鼓舞せられおるものなり。

三 決起せる世界の自由なる人民の力に対する
「ドイツ」国の無益且つ無意義なる抵抗の結果は、
日本国国民に対する先例を極めて明白に示すものなり。
現在日本国に対し集結しつつある力は、
抵抗する「ナチス」に対し適用せられたる場合に於いて、
全「ドイツ」国人民の土地、産業及び生活様式を
必然的に荒廃に帰せしめたる力に比し、
測り知れざるほど更に強大なるものなり。
我らの決意に支持せらるる我らの軍事力の最高度の使用は、日本国軍隊の不可避且つ完全なる壊滅を意味すべく、
また同様、必然的に、
日本国本土の完全なる破壊を意味すべし。

四 無分別なる打算により、
日本帝国を滅亡の淵に陥れたる
我儘(わがまま)なる軍国主義的助言者により、
日本国が引き続き統御せらるべきか、
または、理性の経路を日本国が履(おも)むべきかを、
日本国が決定すべき時期は到来せり。

五 我らの条件は左のごとし。
我らは右条件より離脱することなかるべし。
右に代わる条件存在せず。
吾等は遅延を認むるを得ず。

六 吾等は、無責任なる軍国主義が
世界より駆逐せらるるに至るまでは、
平和、安全及び正義の新秩序が
生じ得ざることを主張するものなるをもって、
日本国国民を欺瞞し、
これをして世界征服の挙に出づるの過誤を
犯さしめたる者の権力及び勢力は、
永久に除去せられざるべからず。

七 右のごとき新秩序が建設せられ、
且つ日本国の戦争遂行能力が破砕せられたることの
確証あるに至るまでは、
連合国の指定すべき日本国領域内の諸地点は、
我らのここに指示する基本的目的の達成を確保するため
占領せらるべし。

八 「カイロ」宣言の条項は履行せらるべく、
また、日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国、
ここに我らの決定する諸小島に局限せらるべし。

九 日本国軍隊は完全に武装を解除せられたる後、
各自の家庭に復帰し、
平和的且つ生産的の生活を営むの機会を得しめたるべし。

十 我らは日本人を民族として奴隷化せんとし、
または国民として滅亡せしめんとするの意図を
有するものにあらざるも、
我らの俘虜を虐待せる者を含む
一切の戦争犯罪人に対しては、
厳重なる処罰加えらるべし。
日本国政府は、日本国国民の間における
民主主義的傾向の復活強化に対する
一切の障礙(しょうげ)を除去すべし。
言論、宗教及び思想の自由
ならびに基本的人権の尊重は確立せらるべし。

十一 日本国はその経済を支持し、
且つ公正なる実物賠償の取立を
可能ならしむるがごとき産業を維持することを許さるべし。
ただし、日本国をして、
戦争のため再軍備を為すことを得しむるがごとき産業は、
この限りにあらず。
右目的のため、原料の入手(その支配とはこれを区別す)を許さるべし。
日本国は将来世界貿易関係への参加を許さるべし

十二 前記諸目的が達成せられ、
且つ日本国国民の自由に表明せる意思に従い、
平和的傾向を有し、
且つ責任ある政府が樹立せらるるにおいては、
連合国の占領軍は直ちに日本国より撤收せらるべし。

十三 吾等は、日本国政府が直ちに全日本国軍隊の無条件降伏を宣言し、
且つ右行動における同政府の誠意につき、
適当且つ充分なる保障を提供せんことを
同政府に対し要求す。
右以外の日本国の選択は、迅速且つ完全なる壊滅あるのみとす。


(原文は旧仮名遣い、漢文書き下し調です。
 漢字を現在使われている常用漢字に、片仮名を平仮名に、仮名遣いを現代仮名遣いに書き換えました)

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  Proclamation Defining Terms for Japanese Surrender

           Issued at Potsdam, July 26, 1945

(1) We—the President of the United States, the President of the National Government of the Republic of China, and the Prime Minister of Great Britain, representing the hundreds of millions of our countrymen, have conferred and agree that Japan shall be given an opportunity to end this war.

(2) The prodigious land, sea and air forces of the United States, the British Empire and of China, many times reinforced by their armies and air fleets from the west, are poised to strike the final blows upon Japan. This military power is sustained and inspired by the determination of all the Allied Nations to prosecute the war against Japan until she ceases to resist.

(3) The result of the futile and senseless German resistance to the might of the aroused free peoples of the world stands forth in awful clarity as an example to the people of Japan. The might that now converges on Japan is immeasurably greater than that which, when applied to the resisting Nazis, necessarily laid waste to the lands, the industry and the method of life of the whole German people. The full application of our military power, backed by our resolve, will mean the inevitable and complete destruction of the Japanese armed forces and just as inevitably the utter devastation of the Japanese homeland.

(4) The time has come for Japan to decide whether she will continue to be controlled by those self˗willed militaristic advisers whose unintelligent calculations have brought the Empire of Japan to the threshold of annihilation, or whether she will follow the path of reason.

(5) Following are our terms. We will not deviate from them. There are no alternatives. We shall brook no delay.

(6) There must be eliminated for all time the authority and influence of those who have deceived and misled the people of Japan into embarking on world conquest, for we insist that a new order of peace, security and justice will be impossible until irresponsible militarism is driven from the world.

(7) Until such a new order is established and until there is convincing proof that Japan’s war˗making power is destroyed, points in Japanese territory to be designated by the Allies shall be occupied to secure the achievement of the basic objectives we are here setting forth.

(8) The terms of the Cairo Declaration shall be carried out and Japanese sovereignty shall be limited to the islands of Honshu, Hokkaido, Kyushu, Shikoku and such minor islands as we determine.

(9) The Japanese military forces, after being completely disarmed, shall be permitted to return to their homes with the opportunity to lead peaceful and productive lives.

(10) We do not intend that the Japanese shall be enslaved as a race or destroyed as a nation, but stern justice shall be meted out to all war criminals, including those who have visited cruelties upon our prisoners. The Japanese Government shall remove all obstacles to the revival and strengthening of democratic tendencies among the Japanese people. Freedom of speech, of religion, and of thought, as well as respect for the fundamental human rights shall be established.

(11) Japan shall be permitted to maintain such industries as will sustain her economy and permit the exaction of just reparations in kind, but not those which would enable her to re˗arm for war. To this end, access to, as distinguished from control of, raw materials shall be permitted. Eventual Japanese participation in world trade relations shall be permitted.

(12) The occupying forces of the Allies shall be withdrawn from Japan as soon as these objectives have been accomplished and there has been established in accordance with the freely expressed will of the Japanese people a peacefully inclined and responsible government.

(13) We call upon the government of Japan to proclaim now the unconditional surrender of all Japanese armed forces, and to provide proper and adequate assurances of their good faith in such action. The alternative for Japan is prompt and utter destruction.


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2015.08.13

ももこさん、事件ですよ! その11「壁は世につれ・・・」

7月30日、木曜日、午後15時

「やったー」

Jiji工房さんからメールが届く。

「やっとラス網ゲット!」

ボロボロになった木の壁の補修を前日に終了。
次の作業に必要な「ラス網」を求めて、今日はホームセンターなどを何軒も回ってくれていたのだ。

我が家は築40年の木造モルタル二階建て。
木の壁を雨風から守るために、外側に「モルタル」というセメントを塗るところから「木造モルタル」と呼ばれる。

モルタルというのはセメントに水と砂を混ぜたもの。ホームセンターで売っている家庭用セメント」を使うと水を加えるだけでモルタルが出来上がるらしい。

ただ、木の壁に、粘土のようなモルタルを直接塗ってもくっつかない。

そこで、モルタルの下地として欠かせないのが「ラス網」。
このラス網。モルタルがよくくっつくように突起が出ているという優れもので、モルタル壁には欠かせないネットだという。

そんな優れものの「ラス網」が、なぜ、なかなか手に入らないのか?

それは、最近の新築の家の壁はパネルを貼り付ける工法が主流で、我が家のようなモルタル壁は時代遅れになってしまったかららしい。

ラス網を求めて一日走り回ってくれたjiji工房さん。
ようやく見つけた店で、しかも、20枚セットで販売しているところを1枚だけばら売りしてもらえたそうだ。

補修の材料探しに奔走してくれたjijiさんに頭が下がる。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

7月31日、午前10時20分

Jiji工房さんの車が到着。
さっそく作業開始。

前日、あちこち走り回ってみつけてくれたラス網を貼ると

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いよいよモルタル塗り。
モルタルとはセメントに砂を混ぜたものらしいが、水を混ぜるだけで壁塗りができるセメントがあるらしい。

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なんと、jijiさんはセメントを溶く水まで、大きなペットボトルに詰めて持ってきていた! 
手早くセメントをこねると、セメントが入ったバケツを持って壁塗り開始。

ブロック塀と脚立の不安定な足場の上でのバランスを取りながらの作業。
若いころから物づくりに興味があったjijiさんは、大工さんや職人さん達の仕事を手伝いながら、こういう現場での技を身に着けたのだという。

見事な手さばきで、見る見る間に剥げ落ちた部分に壁を塗っていくのだが・・・

「ああ、もう少しだったんだけどなあ!」

セメントが足りなくなってしまったと言う。

それもそのはず。

我が家の2階の北東の角から、こんな大きな塊が地面に落下していたのだ!

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厚さ2センチはあるだろう。
落ちた時に人にぶつかったり、ブロック塀やお隣の家を壊したりしなくて本当によかった。

ところで、この落下物。
燃えないゴミに出せばいいのかしら・・・?

「持ち帰って、うちで小さく砕いて捨てますよ」とjijiさんが言ってくださった。

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何から何まで本当にお世話になります・・・


≪次回で補修完了・・・と思いきや・・・≫

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ももこさん、事件ですよ! その10「お化粧も壁塗りも下地が大事」

7月28日、火曜日、午後1時30分

jiji工房のお車、到着。

「今日は下地作りをするよ」

下地作り? お化粧みたいですねえ。

ボロボロにひび割れてしまった木の壁に

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1.腐り止めのラッカーを塗って、
2.下地になる木の板を貼り付けて
3.その上に防水シートを貼る

セメントというファウンデーションを塗るために、ひび割れたお肌をなめらかに補修するということらしい。

材料や道具を次々車から出すと、持参の脚立でひょいひょいとブロック塀に上って、作業を始めるjijiさん。
蚊よけのスプレーまで持ってきてる! 準備万端。

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ももこ「何かお手伝いできることありますか?」
jijiさん「・・・ない!」

そ、そ、そうですよねえ・・・
家の中へ入ったものの、涼しい部屋でくつろいでいるわけにもいかず・・・

そうだ! この機会にちょっとは部屋を片付けよう。

しかし、「先天性お掃除できない症候群」という難病持ちの私には、大掃除などという芸当は無理。
そこで思いついたのが「一区画限定お片付け作戦」

まずは、お風呂場の窓際。

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ついでにお風呂場の石鹸置きあたりも。

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鏡に人がうつるようになった(笑)

次は、ここ。階段下のガラクタ入れ。

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そして階段上の出窓。

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あらら、板がガサガサだ・・・タオルでも敷いておこう。

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この「一区画限定お片付け作戦」は我ながらなかなかいいアイデアで、先天性お掃除できない症候群の私にも、これなら家の片付けが始められそうな気がしてきた。

少しは片付いた家にしたいと思えるようになったのも、この間、部屋の大掃除を敢行してくれたjijiさんのおかげだなあ。。。

と感慨にふけっているところに、全身汗びっしょりのjijiさん。

「終わったよ。今日はここまで・・・」

下地作り第一段階は無事終わったようです。


≪猛暑日の作業はまだまだつづく・・・≫

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2015.08.05

ももこさん、事件ですよ! その9「え? ここから???」

7月23日、木曜日、午前11時

「ところで、ももこ・・・」
「はい?」
「この部屋なんだけど・・・」

我が家の居間と、居間に続くママのテレビ部屋をぐるりと見回すjijiさん。

「庭の方の窓のところの本棚や箪笥を押入れの前に移したら、もっと明るくなるよ。
「たしかに・・・」
「このテーブルも向きを変えたら部屋を広く使えるし、ママの席の正面にテレビが見えるようになるよ」
「うん・・・」
「箪笥や本棚を動かすのはすぐだよ。中身を出して動かすだけだから」
「そうですねえ・・・」
「やるなら、今、やっちゃうよ」
「え!? 今? これから???」

jijiさんの仕事の早いこと!
庭に面した掃出し窓をふさいでいるママの整理ダンスの引き出しを次々外して積み上げる。
本棚に詰まった古本や古箱をどんどん床に積み上げる。
そして、箪笥と本棚を部屋の奥に移動すると、その跡に現れたのは・・・

「ももこ! 掃除機!」
「はい、はい・・」
「この掃除機、全然吸い込まないねえ」
「そうなんです・・・」
「ティッシュ、ちょうだい!」
「すいません、埃だらけで・・・」
「これは・・・蟻の死骸か・・・いや・・・ゴキブリの糞だな。」
「えええーーー??? 最近、ゴキブリ、見てないけどなあ・・・」
「うん、だいぶ干からびてるけどね。ゴミ入れる袋、ある?」
「あ、はい、はい・・・」

30分後。

庭に面した掃出し窓の前が広々と明るくなり。
ご飯テーブルのまわりのガラクタはすっかり片付き。
今までガラクタに埋もれていた畳や床が現れた。

まるで魔法。

「先天性お掃除できない症候群」という難病持ちの私には、信じられないマジックだ。

外壁の修理のお願いをするはずが、jijiさんの作業は我が家の大掃除から始まってしまったのだった・・・

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

翌日。

すっかり広くなった居間の、すっかり広くなったご飯テーブルに座ったママは、真正面にテレビが見えるようになってゴキゲン。

そして、広くなったテーブルにデスクトップパソコンを載せると、ママと二人でyoutube鑑賞。

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明るく、広くなったお部屋は気持ちがいいものだ・・・としみじみ感じたのだった。


《いよいよ外壁修理へ・・・つづく》


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2015.08.04

ももこさん、事件ですよ! その8「こんな時には、あのお方」

7月22日、水曜日、午後3時

我が家の屋根を脅かしていた高さ8メートルの木を手際よく伐採してくれた伐採ドットコムの木こりさん達。

作業が終わって、支払いを済ませたところで、ひとりで、こうおっしゃる。

「奥さん、あれ、知ってました?」
「あれって・・・?」
「ほら、あそこ、雨どいが直角に曲がっているところ。」
「はあ・・・」

そう言われても、弱視の私にはよく見えない。

「外壁が落ちて、内側の木がひび割れてボロボロになってますよ!」

「ええ!!??」

自分の目で確認できないので、iPadで写真を撮ってもらった。

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わあー! とんでもないことになってる!
我が家の2階の北東の角。モルタルの外壁がすっぽり取れて、内側の木の壁がむき出しになり、ひび割れてボロボロだ。
我が家の敷地からは全く見えない部分なので、全然気がつかなかった。

「これ、何屋さんに修理してもらったらいいんでしょう?」
「工務店ですかねえ。応急処置ならうちでもしますけど」

応急処置というより、きちんと修繕した方がよさそうだ。
それもできるだけ早く。
2階が崩れ落ちる前に。

またまたパソコンに向かって検索かな。
どんなキーワードで検索すればいいんだろう?
モルタル 落下 修理・・・?

いやいや、こういう時こそ、あのお方に相談してみよう。
3年前、我が家の北側の壁に蔦がはびこって大変なことになった時、

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この蔦のお化けを退治してくださったお方。

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我が家の様子をよく知ってくれているお方。

そうだ、こういう時こそ、jijiさんに相談しよう!

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

7月22日、水曜日、午後3時30分

Jijiさんへメールを送信

「植木屋さんが、外壁が落ちて中の木がボロボロになってると教えてくれたんだけど、どうしたらいいでしょう?」

すぐにお返事が来た。

「見てみないとわかりません。明日なら見に行けますよ」
「では、明日お願いします!」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

7月23日、木曜日、午前10時

玄関前にグレーの大きな車が停まる。
jijiさん登場。
さっそく現場を見ていただく。

と言っても、我が家の敷地から問題の場所へ行くことはできないので、お隣の玄関前の通路を通していただくことになる。

ピンポーン!

ドアから顔をだしたお隣の奥さんに事情を話すと、奥さんはおっしゃった。

「前から心配してたんですよー!
「ええ?」
「主人と話してたんですよ。お隣の外壁、大丈夫かしらね、早く治した方がいいよねって」
「ええ? ご存じだったんですか?? うちからは全然見えないので知らなかったんですよ~」
「うちの2階からはよく見えるんです」

そんなお喋りをしている間に、jijiさんはさっさとブロック塀に登って現場検証を始めている。

「モルタルが取れた部分に▽▽(材料名が覚えられない・・・)を貼って、その上からセメントを塗って、最後にペンキを塗ることになります。材料をそろえて作業にとりかかりましょう。」
「え? Jijiさんがやってくれるの?」
「もちろん。来週、作業に来ますよ」
「よろしくお願いします。」

Jijiさんに家に入っていただいて、ひと休み。

「ところで、ももこ・・・」
「はい?」
「この部屋なんだけど・・・」
「この部屋・・・・?」

外壁の修繕の相談に来ていただいたはずのjijiさんが、予定外の作業を始めてくださった。それは・・・

≪つづく≫

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