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2015.09.29

金木犀の風に吹かれて

「今年もそろそろ見ごろですよ。」
花を愛する友に誘われて
秋晴れの月曜日
小金井公園へお出かけてみた。

オレンジ色のコスモス畑を通り過ぎ

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友が指さす藤棚に、
藤の実を見つけたりして

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民家園の入り口前に来れば
一対のキンモクセイの大木が
せいいっぱい枝を伸ばして
出迎えてくれる。

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こんもりと繁る大木のふもとに佇めば
オレンジ色の粒々が集まった美味しそうなお花を
たわわにつけた枝々からの
甘い香りに包まれる。

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「明日、キンモクセイの花を見に行くよ」
「匂いは知ってるけど、どんな花だっけ?」

どんな花か、説明できないもどかしさを解消せねば。
下手な写真も数撃ちゃ当たると、
びっしりと花をつけた枝にiPadを向ける。

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金木犀の傘の下で
何度も、何度も、深呼吸。

また来年も
花を愛する友と一緒に
会いに来れますように。

ユリノキの林の
さわさわというささやきを聞きながらお弁当。
秋空を見上げれば、ぽっかりと白い雲。
飛行機の音ものどかに聞こえる不思議。

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毎日アスファルトばかりを歩かされる靴が
土の感触に弾んでいる。

「あ、おんぶバッタ。」
友が指さす方向に
一所懸命iPadを向ける。
今は私の目には見えないおんぶバッタ。
後でiPadで見つけられるだろうか。

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コスモスはやっぱり薄桃色がいいな、と
語らいながら歩いていると
その薄桃色のコスモスが
まだかろうじて咲いていてくれた。

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「これは、蓼食う虫も好き好きの蓼ですよ」と教えられて
感心してはみるものの、いまひとつ見分けがつかない私。
友が持ち合わせる草花への愛に
そっと尊敬のまなざしを贈る。

駅前で友と別れて中央線に乗ったものの
穏やかな秋の日の散策の余韻を
新宿の雑踏に踏みにじられるのが悔しくて
大久保で途中下車。
新大久保駅前から線路沿いの道を高田馬場へとそぞろ歩く。

すると・・・

何と言うことだろう!

線路際の生垣に
びっしり咲いた金木犀の花。
何度も通ったこの道の、この生垣が金木犀だったとは、
知らなかった・・・

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ふわりと匂う金木犀の風に吹かれて
通り過ぎる電車の音をBGMに
てくてく歩いて雑司が谷へ。
丁寧に手入れされた水車小屋でひと休み。

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自然の花を愛でる友に誘われて
花と緑の空気を胸いっぱい吸い込んだ
9月最後の月曜日をふりかえれば
金木犀の香りが蘇る。

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2015.09.27

みんなで行きましょ、たんぽぽへ

9月26日、土曜日。
12時25分ごろ。
西立川駅の改札口で佐藤ナオユキさんとご挨拶。
次の電車が着くと、改札口からかわいいお帽子姿の糸数かおりさん到着。
たんぽぽライブ9月号ご出演のお二人です。

そこへ、もうお一人、おしゃれなお帽子姿の女性が現れて、
「こんにちは。たんぽぽライブの方々ですよね?」

こんにちは。あの・・・えーと・・・どなたでしたっけ・・・?
聞けば、本日のたんぽぽライブを聞きにきてくださったそうな!

あら、うれしや。
ではでは、一緒にまいりましょう。

4人でお喋りしながら歩いていると、
向こうから自転車のおじさまが、「こんにちは!」

なんと、たんぽぽライブによく遊びに来てくださる笛吹きのおじさまでした。
「ちょっとラーメンを食べてきます。では、のちほど!」

さっそうと走り去る自転車のおじさまを見送っていると、何やら女性の歌声が聞こえてくる。

あらら、本日のたんぽぽライブご出演のヘッツィ&モリスのお二人が神社の境内で蚊と戦いながら野外リハーサル中!

お店でお待ちしてますね~

喫茶たんぽぽに着けば、CELLのお二人が念入りなリハーサル中。
たんぽぽライブのお父さん、Tedさんはカレーライスを食べながら、次々到着する出演者さんやたんぽぽライブのお馴染みのお客様を迎えてくれます。

本日の出演者、スズキタクヤさんはファミリーで来てくださいました。

土曜日名物のカレーライスとおはぎが売り切れたところで、ちょうど1時半。
明るい陽射しの中で、たんぽぽライブ9月号は始まりました。

たんぽぽライブのお約束。

1. 張り切って演奏すること。
2. たんぽぽメニューでお腹いっぱいになること。

9月号も、この二つのお約束を皆さんで実行してくださいまして、のんびりと、なごやかな土曜の午後のライブが進みます。

最後のCELLのお二人のハーモニーに耳を傾けるうちに、ガラス扉の外はそろそろ夕方の気配。

明るいうちに帰りましょう・・・

皆さん、はるばる西立川まで来てくださって、
ほんとうにありがとうございました。

次回は、10月17日(土)の1時半から。
たんぽぽライブスペシャル号です。

また、たんぽぽでお会いしましょうね。


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2015.09.11

河の流れと共存せねば

昨日は、我が家の屋根を撃つ雨音を聞きながら、茨城、栃木を襲った水害のニュースを見聞きする一日だった。

一瞬にして住宅街に流れ込む濁流。
水害は恐ろしい。

50年に一度の豪雨と言われる。
こんな水害は経験したことがないと言われる。

そうだろうか?

私達は、ついつい忘れてしまうのだ。

ふだんは関東平野をゆったりと流れる河が、
ひとたび豪雨に見舞われると氾濫し、家々を、人々を飲みこむことを。

昔から氾濫を繰り返してきた利根川。
渡辺淳一の小説「花埋み」には、昔から利根川の氾濫に襲われ続けて「水場」と呼ばれていた、埼玉県熊谷市俵瀬地区の洪水の模様が描かれている。

いつもは穏やかな川が嵐が来ると鬼のように牙をむくところから「鬼怒川」という字が当てられたというほどに、鬼怒川も氾濫を繰り返してきた。
奇岩連なる龍王峡の風光明媚な景色は、豪雨により濁流と化した鬼怒川の水が河岸の溶岩を削り取って創られたものと言われている。

東京でも水害は身近な災害だ。

東部の江東区、江戸川区などの地域は土地が海抜よりも低い海抜ゼロメートル地帯と呼ばれ、荒川や利根川の洪水の危険は今も続く。

19戸の民家が流された1974年9月の多摩川の洪水を覚えておられる方は多いだろう。
テレビドラマ、「岸辺のアルバム」にも描かれた。

都内を流れる神田川。
急速な都市化により、見る見る間にコンクリートに囲まれてしまった神田川は、豪雨を受け止める河川改修が追い付かず、たびたび水害を起こす。いちばん最近は2005年9月だった。

洪水を起こすとわかっていて、なぜ河のそばに住むのか?

そこに河と土地があるからに他ならない。
水と土地に恵まれているからこそ農業が営める。
広い平野があるから、町をつくり、工場を建て、大都会ができる。

河の恵みを受けて関東平野に暮らす私たちは、なんとか、洪水の危険から身を守らねばならない。

河川の治水工事。
堤防の整備、点検。
集中豪雨の予測。
緊急避難の体制の整備。

こういうところに知恵とお金を使わねば。
大自然から身を守るために、全力で取り組まねば。

戦争なんかしている余裕は、ない。

久しぶりの東京の青空を見上げながら、
ふつふつと思ったのだった。

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