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2016.01.31

とろーり溶けてる

去年の夏の終わりの頃、
巣鴨とげぬき地蔵にお参りに行った折に、
お地蔵さまの横手の露店の八百屋さんで
鮮やかなオレンジ色のかぼちゃを見つけた。
「赤皮かぼちゃ」という加賀野菜だという。
鮮やかな色に惹かれて買って帰った。

レシピを検索。
トマトと赤皮かぼちゃの無水カレーというのを見つけた。
レシピの材料欄には「ハウスバーモントカレー」とある。

カレーライスの歌を作って歌うほどにカレーは私の大好物。
20年ほど前、バングラディシュのカレーに出会って以来、カレールーを買わなくなった。
スパイスをあれこれ揃えては、自分流のカレーを作った。
家じゅうにスパイスを炒める香りが広がるカレー作りは、何とも幸せなひと時。

そんな「自己流スパイス派」としては、「ハウスバーモントカレー」に抵抗がある。
カレールーを使うのか・・・しかも「ハウスバーモントカレー」・・・

でも、初めて買った赤皮かぼちゃを美味しく食べてみたい。
ここはレシピ通りにハウスバーモントカレーを使ってみよう。

何年かぶりにカレールーを買った。
もともと辛口が好みだから、「ハウスバーモントカレー」を買うのも初めてだったかもしれない。

実も皮も柔らかな赤皮かぼちゃとトマトをたっぷり入れて、
「ハウスバーモントカレー」で味付けした無水カレーが出来上がり。

「ご飯ですよ~」

母を呼んで、カレーライスの晩ご飯。
赤皮かぼちゃとトマト、そこに“りんごと蜂蜜とろーり溶けてる”ハウスバーモントカレーを投入した無水カレー。

とろりと甘い野菜のやさしいうま味がカレー味と混然一体となって、口に入れるたびに顔がほころんでしまう。

あ・・・

これは、お母さんのカレーの味。
子供のころ、お母さんが作ってくれたカレーの味。

カレーライスの日は、台所のカレーの匂いに、晩ご飯が待ちきれない。
茶の間のこたつテーブルにカレーライスをよそったお皿が並べられる。
お皿の横には、水を入れたコップにカレースプーンが立っていた。

とろりと煮崩れたジャガイモ。
柔かな玉ねぎと人参。
よくよく探さないと当たらない豚肉。
それらをやさしく包む甘口のカレーソースを暖かいご飯と混ぜて、スプーンを口元に持ってくると、
鼻をくすぐるカレーの匂い。

美味しくて、美味しくて、どんどん食べたっけ・・・


そんなお母さんのカレーライスを思い出しながら、
夏の終わり。
母と二人の晩ご飯。
赤皮かぼちゃのカレーを、「美味しい、美味しい」と食べてくれる母を見ながら
心の中で謝った。

ごめんね、お母さん。
私が作るカレーライスは、お母さんには辛すぎたんだね。
いつも残さず食べてくれたけど、ずいぶん無理してたんだね、きっと。
今日から、うちのカレーはハウスバーモントカレーにするよ。
甘くて美味しいもんね。

♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡

20160130_5

1月最後の土曜の夜。
今夜の晩ご飯はカレーライス。
赤皮かぼちゃは手に入らなかったけれど、
かぼちゃとトマトと「ハウスバーモントカレー」を煮込んだ甘口のカレーを、
「美味しい、美味しい」と言いながら食べる母娘の晩ご飯だった。

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