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2016.03.07

さよなら、モモミナちゃん

ももこ「モモミナちゃん、最近元気ないんじゃない?」
モモミナちゃん「このごろ出番がないんだよ」
ももこ「あらま、声を失くしたMomokoさんの代わりにモモミナちゃんが歌いまくってるんじゃなかったの?」
モモミナちゃん「それがさあ。このごろ、Momokoったら、アタシからマイクを取り上げて、自分で歌おうとするんだよ」
ももこ「え? Momokoさん、歌えるようになったの?」
モモミナちゃん「去年の2月末に声が出なくなってさ。「私の代わりにライブで歌って、ね、お願い!」ってMomokoが泣いて頼んできたからさ。アタシはアタシなりに一生懸命歌ってやったんだよ。」
ももこ「うん、うん。新橋ZZのはぁと集会ライブでも、青江三奈の姪っ子のモモミナちゃん、人気者だったもんね。」
モモミナちゃん「でしょー? 歌はアタシに任せておけばいいのにさ。この頃、自分で歌うって言って聞かないんだよ!」
ももこ「だって、Momokoさん、声帯を傷めて歌えないんでしょう?」
モモミナちゃん「それがさ。男性キーなら歌えるらしいんだよ。」
ももこ「男の声になっちゃったの?」
モモミナちゃん「低い声なら出るってんで、この間の土曜日には青森まで歌いに行ったんだよ!」
ももこ「青森で何、歌ったの、Momokoさん?」
モモミナちゃん「それがさあ。男の声になったからって調子に乗って“め組のひと”なんて歌ってさ。それも2週間で覚えて歌おうっていうんだから、ライブを舐めるにもほどがあるってもんよ。無様な出来だったって、しょげてるけどさ。ざまあみやがれってんだ!」
ももこ「それじゃあ、またモモミナちゃんの出番じゃない!」
モモミナちゃん「それがさあ・・・」
ももこ「どうしたの・・・?」
モモミナちゃん「青森の人達の張り切りっぷりがよほど心にしみたらしくてさ。生まれ変わったと思って一から音楽と向き合うとか、偉そうなこと言ってるよ」
ももこ「いい話じゃないの」
モモミナちゃん「男みたいな低い声で歌って何が楽しいって言うんだよ!昔作ったCDの声と全然違うのに、恥ずかしくないのかねえ?」
ももこ「それでも歌いたいんね、Momokoさんは・・・」
モモミナ「そんなに男声で歌いたければ勝手にしろってんだ!また泣いて頼んできたって、もう、代わりに歌ってなんかやらないよ!」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

2015年3月6日。
荻窪アルカフェの“ギターナイト”に参加した。
ライブ直前に声帯を傷めて、歌はおろか、会話もままならない状態。

急きょ書き上げたシナリオを音楽仲間のTedさんに読み上げていただきながら
ひと言も歌わず、語らず、拙いギターを弾いた20分のステージ。

20160307

あれからちょうど一年。
6本の弦をすべて1音ずつ下げたギターを抱えて、
青森A.A.I.のステージに座る。

おそるおそる弾き語り始める「どこかで春が」。
最高音のラ♭がきれいに出るか、おっかなびっくり歌った「瞳はダイヤモンド」。
青森行きが決まってからの2週間で覚えて歌うという無謀な挑戦曲、「め組のひと」は企画倒れに終わり。
Tedさんのオリジナル曲の中でいちばん好きな曲ですと紹介して歌った「錆びたガードレール」は、いちばん大事なところで歌詞を忘れてしどろもどろ。
アンコールで歌わせていただいたTedさんのもう一つの名曲「さくらひらひら」も危なっかしい歌いっぷりに終わる・・・

その夜集まった皆さんの真摯な張り切りぶりで最高に盛り上がった「80年代+オリジナル」@あおもりアーティスト市場。
その余韻に浸れば浸るほど、自分の演奏がふがいなかった。情けなかった。悔しかった。

けれど・・・

青森でのライブから二晩が開けた月曜の朝。
気がついた。

このあいだまでは、
1曲、2曲歌えるだけで満足していたけれど、
今は、本気で歌いたい。
すっかり低くなってしまった声で
本気で歌いたい。
変わってしまった声で、精いっぱい表現したい。

気づかせてくれたのは、
青森のみなさんの半端じゃない張り切りっぷり。
音楽は、本気でやってこそ楽しいのですよね?と、
愉快に、暖かく、教えてくださった。

以前のような声は出せないけれど、
今、持ち合わせているこの声で、
本気で歌おう。

というわけですから、
声変わりしたMomokoを
どうぞご贔屓に・・・

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