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2016.09.05

同級生にそっと拍手を贈った夜

90歳になる我が母は、娘が生まれつき視力が弱いことを最近お忘れらしく、
テレビの画面を指差して、
「何て書いてあるの?」と娘に聞いてくる。
「見えないよ」
「なんで、見えないの?」
「自慢じゃないけど、あたしゃあ、盲学校に行くほど目が悪いんだから!」
と、笑えるような笑えないような母娘喧嘩になる。

生後間もない我が子の目が普通ではないらしいと気づいた母は、
子育てや病院通い、小学校をどうするか、などなど
母親としてさんざん苦労したはずなのに、
半世紀も経つと、そんな苦労も忘れてしまうのだから、
歳を取るのは悲しいことばかりではないのかもしれない。

* * * * * * *

私は、小学1年から中学2年まで盲学校に通っていました。
小学時代は1学年7人、中学時代は1学年11人という超少人数クラスで、
子供から思春期へと共に成長した同級生達も、
中学部卒業後はそれぞれの進路をたどり、
連絡も途絶えがちになります。

先日、Facebookに投稿されたこの記事に目が留まりました。

盲導犬が全盲の私の世界を広げてくれた。
視覚障害のある志賀夫妻とトリトンがともに歩んだ8年間の日々

小学、中学時代の同級生の志賀信明さんと、
中学からの同級生、志賀道子さんご夫妻の物語。
(つまり、同級生結婚しちゃったわけです♡)

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学生時代は私と同じぐらいの視力だった志賀君が、結婚してしばらく経った頃、ほとんど見えなくなってしまったと知らされた時は、本当にショックでした。

その後、クラス会で再会したとき、志賀君はトリトンという名の盲導犬と連れ立って颯爽と登場したのです。
朗らかな笑い声を絶やさない“肝っ玉母さん”の奥さま、道子さんも、もちろん一緒。
同級生夫妻との再会に感激したのはもちろんですが、
その日、とりわけ印象に焼き付いたのは、志賀君とトリトンの姿でした。

お寿司屋さんでのクラス会。
久々の再会に弾む会話の傍らで、じっと待機するトリトン。
要所要所で的確にトリトンに指示を出し、面倒を見る志賀君。
なんてイカした”相棒”なんだろう!

その志賀君、道子さん夫妻と盲導犬トリトンの物語がネットニュースに掲載されたのです。

ブックレットになるほどの詳細な記事。
その行間には、記事には載らなかった涙と汗と笑い声が詰まっているに違いない。

一気に読み終えた時、パソコンの前からお二人にそっと拍手を贈りました。

そして、かつての同級生との気軽な情報交換を可能にしてくれるインターネットのありがたさを
しみじみと噛みしめたのでした。

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