Feliz Ano Novo!
皆様、あけましておめでとうございます。
今年も「歌って覚えるポルトガル語」をどうぞごひいきに!
と言いながら、年末年始、すっかりお勉強をお休みしまして、
Momokoは今、ブラジルはリオデジャネイロに来ています。
ブラジルは南半球。
クリスマスもお正月も夏なんですよ~
と、日本の友人知人に自慢していたのですが・・・
しかーし!
この時期のリオデジャネイロは雨ばかり(笑)。
大晦日のコパカバーナビーチのカウントダウン。
ブラジルでも大人気のパゴージバンド、Grupo Revelacaoのコンサートで
200万人のブラジル人&外国人ともみくちゃになりつつ踊って歌って、
雨の天然シャワーを浴びながら、
盛大に2009年を迎えました。
2009年。
コパカバーナ海岸に、ドカドカドドーンと上がった花火のように、
めでたい年にしたいですねえ!
さて。雨のリオデジャネイロで、Momokoはいったい何をしているか?
昼間は激安商店街でショッピングと食べ歩き。
夜は、ライブハウスが集まる繁華街、Lapaに繰り出して夜更けまで踊りました。
ブラジル人はパワフルです。若い子も、おじさんもオバサンも、飲んで、歌って踊って、今この時に生きる幸せを満喫する。
そんなLapaの夜でした。
ところで、今回の旅で、ひとつ感慨深い出会いがありました。
前回お勉強した歌、AQUARELA DO BRASILの歌詞の中にMae Pretaという言葉が出てきました。
Mae Preta. 黒い母。
これは、奴隷制の時代の黒人の乳母とのこと。
我が子よりも先に主人の赤ん坊に自分の乳を飲ませなければならない。奴隷の悲惨な境遇を象徴する言葉でした。
サンパウロで泊まった、Republica広場近くの安ホテルの向かい側に小さな教会があったのですが、その教会の前に何かの像が立っていました。
近づいてみると、赤ん坊を抱いて乳を飲ませている母親の像です。
もしかして?と思って台座の文字をたどると、やはりそれはMae Pretaの像でした。
新宿歌舞伎町と秋葉原をミックスしたような雰囲気の界隈の安ホテルの向かい側。
ホームレスさんが舗道にごろりと寝転んでいる傍らを、ブラジル人たちが闊歩する。
車のクラクション。バスのエンジン音。
雷と雨。
野外コンサートの大音響。
そんな界隈に、Mae Pretaの像はひっそりと立っている。
奴隷の母の像のすぐ傍にはゴミ袋の山。
Mae Pretaの像の前で、ブラジルの「今」をひしひしと感じました。
さてさて。これから荷造りをして、飛行機に乗って、イグアスの滝に突入です。
FALANDO DE AMORのお勉強は一月後半まで、もうひと休み。
皆様はどのような新年を迎えられましたか?
今年も、歌って歌って、たのしい一年にいたしましょう!
ではでは、またね! チャオ!
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