2008年5月 5日 (月)

Corcovado 6

Corcovadoの6回目。

Quero a vida sempre assim
ケーロ ア ヴィーダ セーンプレ アスィーン
com você perto de mim
コン ヴォセー ペルト ジ ミン

●quero(ケーロ):《動詞querer(ケレール)の現在形一人称単数》欲しい。~であって欲しい。

★queは「ケ」と読みます。

 例
 questa~o(ケスタォン):質問。
 queijo(ケイジョ):チーズ

●a(ア):女性形の定冠詞。英語のtheにあたる言葉。

●vida(ヴィーダ):《女性名詞》生活。人生。

●sempre(セーンプレ):《副詞》いつも。

●assim(アスィーン):《副詞》このように。そのように。あのように。

★ssa, ssi, ssu, sse, ssoは、「サ、スィ、ス、セ、ソ」と読みます。

 isso(イッソ):それ
 assado(アサード):焼いた、焼かれた。(carne assaqda=
焼肉)

★母音の次のsa, si, su, se, soは、「ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ」と読みます。

 asa(アーザ):翼
 ilusa~o(イルザオン):幻覚。

●com(コン):《前置詞》~といっしょに。

●voce^(ヴォセー):《代名詞》あなた。

●perto(ペルト):《副詞》近く。

●de(ジ):《前置詞》~の。

★perto de~で、「~の近く」という意味になります。

●mim(ミン):《代名詞》わたし。

★mimは、de, para, entreなどの前置詞の次に使う形です。

 para mim(パラ ミン):わたしにとって、わたしのために
 entre Maria e mim(エントレ マリア イ ミン):マリアとわたしの間

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「いつもこんな風に暮らしていたい。わたしのそばにはあなたがいて・・・」

皆さんはどんな連休をお過ごしですか?
明日の連休最終日、わたしは群馬県の大田、大泉方面に遊びに行ってきます。ブラジル料理を食べて、ブラジルグッズをお買い物の予定。とっても楽しみ。

いってきま~す!

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2008年5月 1日 (木)

Corcovado 5

Corcovadoの5回。

Da janela ve^-se o Corcovado
ダ ジャネーラ ヴェーセ オ コルコヴァード
O Redentor que lindo
オ ヘデントール キ リンド

●da(ダ):「~の」という意味の前置詞のdeと、女性形の定冠詞のaが合体した形。

●janela(ジャネーラ):《女性名詞》窓。

●ve^-se(ヴェーセ):《動詞ver(ヴェール)に、再帰代名詞のseがついた形》見える。

★ve^は、「見る、見える」という意味の動詞verの、現在形三人称単数。

★seは、再帰代名詞というものです。
いろんな意味で使われますが、ここでは、「一般に人々は~する」という意味合いで使ってます。

手元の参考書にはこんな例文が載ってます。

 No Brasil toma-se cafe´ depois das refeic_o~es.
   ノ ブラズィーウ トーマセ カフェー デポイス ダス ヘフェイソインス.
 ブラジルでは(一般に人々は)食事の後にコーヒーを飲む。

●o(オ):男性形の定冠詞。英語のtheにあたる言葉。

●Corcovado(コルコヴァード):リオデジャネイロのシンボル、キリスト像が立っている丘の名前。

●redentor(ヘデントール):《男性名詞》救い出す人。

★o Redentorと大文字で書くと、「救い主イエス・キリスト」を指します。
ここでは、コルコヴァードのキリスト像を指すわけですね。

●que(キ):何と~なんだろう!と感嘆文をつくる言葉。

●queは、「ケ」または「キ」と読みます。

★Que ~! で、「なんて~なんでしょう!」という感嘆文になります。

 Que bonita!
 キ ボニータ!
 なんてきれいなんだろう!

 Que bolo grande!
  キ ボーロ グランジ!
 なんて大きなケーキなんだろう!

●lindo(リンド):《形容詞》美しい。きれいな。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。

「窓からはコルコヴァードのキリスト像が見える。なんと美しいのだろう!」

ではでは、またね。チャオ!

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2008年4月23日 (水)

Corcovado 4

Corcovadoの4回。
お勉強のあとに、コルコヴァード初体験記の続きを載せますよ~

Muita calma pra pensar
ムイタ カウマ プラ ペンサール
E ter tempo pra sonhar
イ テール テンポ プラ ソニャール

●muita(ムイタ):《女性形の形容詞》多くの。たくさんの。

★男性形はmuito(ムイト)。

 muitos homens(ムイトス オーメンス):たくさんの人々。
 *homemは男性名詞。
 「男の人」という意味と、「人間。人」という意味があります。
 
●calma(カウマ):《女性名詞》日盛り。凪。無風状態。平穏。

★子音の前の"l"は、「ウ」のような発音になります。

★calmaは、このようにいろんな意味があるようです。
風の途絶えたけだるい夏の午後、を連想させません? この単語?

●pra(プラ):「~するために」という意味の前置詞、paraの簡略形。

●pensar(ペンサール):《動詞》考える。

●e(イ):《接続詞》そして。

●ter(テール):《動詞》持っている。ある。

●tempo(テンポ):《男性名詞》時間。

●sonhar(ソニャール):《動詞》夢を見る。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「平穏な中で物思いにふけり、夢みる時間がある」

♪♪♪♪♪

ではでは、コルコヴァード初体験記の続き。
視力の弱い弘美とMomokoが、
キリスト像の前で目をまん丸にしてしまったお話です。

*****

キリスト様へのお供えは。。。

ケーブルカーを降りると、エレベーターに乗り込んで、コルコバードの丘の頂上へ。
そこには。。。

ありました、ありました!!
リオの絵葉書に必ず登場する、有名なキリスト像。
大船の観音様みたいに大きい!!
しばし、見上げてしまった。

すると、突然、
ゴーーー!!っという音がして、
キリスト像の頭上、空中にきらきらと光る細かいものが舞っている。
何だろう? 紙ふぶき? 
ガイドのクララさんも、こんなのを見たのは初めてだと言う。

そして、キリスト像の前のテーブルの上には
一抱えもあるような大きなオブジェが二つ乗っている。
黒と白の不思議なオブジェ。
一つは四角く、一つは丸い。

これはいったい何だろう?
キリスト様へのお供え物???
クララさんも、こんなの初めてだと言う。

そして、そろそろ帰ろうか、と思ったそのときに、
白黒の縦じまのシャツを着た人々が、次々と丘の上に集結する。
太鼓を持っている人もいる!
何? 何? またまたサンバが始まるの?
クララさんも、こんなの初めて・・・
いや、この白黒軍団のことはクララさんは知っていた。
「ああー、ボタフォゴのファンの人たち!」

ボタフォゴとは、リオのサッカーチーム。
どうやら、ちょうどこの日は、ボタフォゴ結成100周年だかにあたっていて、
コルコバードのキリスト像の前で、これから記念セレモニーが執り行われるらしい。

ボタフォゴのチームカラーは白と黒。
だから、みんな白黒の縦じまシャツを着ているのだ。

「だから、ケーキも白黒なのねえ!」とクララさんが感心した。

ええ??? ケーキ???
どこにケーキがあるの???

クララさんが指差したのは、
なんと、キリスト像の前に設置されていた白黒のオブジェ!!
ええ??? これがケーキ???

弘美とMomokoは、自分の目で確認すべく、人垣をかき分け、かき分け、ケーキのそばへと近づいた。
そして、至近距離に目を近づけて、確認。
確かにケーキだ。
近くで見ると、白いクリームと、黒い(チョコレートかな)で
きれいに飾りつけされたケーキ。
ほのかに甘い香りもする・・・・・・ほのかにね。

それにしても、ウェディングケーキのように大きい!

ケーキに顔をくっつけんばかりにして、二人はボタフォゴ記念ケーキを鑑賞したのだった。

その日、クララさんは家に帰って、
ご主人にこのケーキの話をこんなふうにしたらしい。
「だって、キリスト像の前には人がいーーっぱい、いたんだよ。
あの二人は、どうしてケーキのそばまで行けたんだろう?
そして、あんまり顔をケーキに近づけるから,
回りのブラジル人は、あの二人、ケーキ食べる!と思ったね!!」

美味しそうなものに、文字通り「目がない」二人でありました。

*****

ボタフォゴの100周年記念イベントという珍しい日に
コルコヴァードの丘に登ってしまったというわけでした。

キリスト像のところに行くには、ケーブルカーを降りて、エレベータに乗り換え、
最後は石段を登ります。

丘の頂上からの眺めはすばらしい!

ひとしきりキリスト像と、すばらしい景色を眺めたら、
石段の途中にあるオープン・カフェでひと休みしましょう。
ここのマンゴージュースは、他で飲むマンゴージュースよりもさらに美味しいですよ。

ではでは、またね。チャオ!

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2008年4月16日 (水)

Corcovado 3

Corcovadoの3回目です。

Pra fazer feliz a quem se ama
プラ ファゼール フェリース ア ケィン セ アーマ

●pra(プラ):《前置詞》「~するために」という意味の前置詞、paraの短縮形。

●fazer(ファゼール):《動詞》・・・を~にする。

●feliz(フェリース):《形容詞》幸せな。

★単語の最後の"z"は「ス」と読みます。

 luz(ルース):あかり。

●a(ア):《前置詞》~に対して。~にとって。

★aは、この場合は、「~にとって」という意味の前置詞と思われます。

 辞書の例
  u´til a´ saude(ウーチウ ア サウージ)
 健康に有益な
 *a´は、前置詞のaと、女性形の定冠詞のaが一つになった言葉です。

●quem(ケィン):《関係代名詞》~するところの(人)。

 手元の参考書にこんなことわざが載っていました。
 Quem mais dorme, menos vive.
  ケィン マイス ドールミ、 メーノス ヴィーヴェ.
 ひとより多く眠る者は、ひとより少なく生きる。
 *寝すぎると早死にするってことかしら??
 いえ、たぶん、怠惰に時を過ごすと、生きている間に成し遂げられることが少なくなる、という意味ですよね?

●se ama(セ アーマ):《再帰動詞》愛し合う。

★再帰動詞というのは、「お互いに~しあう」とか、「(自分を)~する」という意味になる動詞の使い方です。
三人称の場合には、動詞にseという言葉がくっつきます。

 Meus pais amam-se.
  メウス パイス アーマンセ.
 わたしの両親は愛し合っている。

★また、再帰動詞には、「一般に~する」という意味もあります。

 No Brasil toma-se cafe´ depois das refeic_o~es.
  ノ ブラズィウ トーマセ カフェー デポイス ドス ヘフェイソインス.
 ブラジルでは(一般に、人々は)食後にコーヒーを飲みます。

★再帰動詞には、もうひとつ、強調するという使い方があります。

 Voce^ ja´ se vai?
  ヴォセー ジャ セ ヴァイ?
 もう、行っちゃうの???

★さて、今日の歌詞のse amaは、いったいどれにあたるのか?
悩むところですねえ。

では、悩みながらも。
今日の歌詞はこんな感じ。
「愛する人が幸せでいられるように」

ではでは、またね。チャオ!

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2008年4月 9日 (水)

Corcovado 2

Corcovadoの2回目です。
今日から歌詞のお勉強。

Um cantinho e um viola~o
ウン カンチーニョ イ ウン ヴィオラォン
Este amor, uma canc_a~o
エスチ アモール ウマ カンサォン

●um(ウン):《男性形の不定冠詞》ひとつの。英語のaやanに当たる言葉。

●cantinho(カンチーニョ):《男性名詞》角。隅。

★nhoは、「ニョ」と読みます。

 例 senhor(セニョール):紳士。

★cantinhoは、「角」という意味の男性名詞のcantoという単語に、「小さい」「かわいらしい」という意味を表すinhoがくっついてできた言葉です。
この歌詞では、「(部屋の)隅っこ」といった感じでしょうか?

●e(イ):《接続詞》~と。英語のandにあたる言葉。

●viola~o(ヴィオラォン):《男性名詞》ギター。

●este(エスチ):《男性形の指示形容詞》この。

★esteは、次に男性名詞が来るときに使います。
女性名詞が続く場合はestaを使います。

 este livro(エスチ リーヴロ):この本
 esta caneta(エスタ カネータ):このペン

●amor(アモール):《男性名詞》愛。

●uma(ウマ):《女性形の不定冠詞》ひとつの。英語のaやanにあたることば。

●canc_a~o(カンサォン):《女性名詞》歌。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「片隅にギター。この愛、歌がひとつ。」

お部屋のcantinhoにさりげなく飾られた絵のような歌詞ですねえ・・・・

♪♪♪♪♪

予告どおり、コルコヴァードの思い出話をご紹介。

これは、4年前の8月に、サンバ友達の弘美ちゃんと二人で、初めてブラジル旅行したときの旅日記です。

ブラジル初体験の興奮そのまんまの文章がちょっぴり恥ずかしいですが、
臨場感(?)をおたのしみくださいませ~。

********

  コルコバードはサンバの名所!!

リオ二日目も天気は完璧。
きょうは市内観光です。

リオ観光といえば、なんてったってコルコバード。
朝9時にガイドのクララさんが運転手さんつきのお車でホテルにお出迎え。
コルコバードの丘までドライブです。

丘のふもとで切符を買って、さあ、乗りましょう、コルコバードのケーブルカー。
観光客で満員のケーブルカーは、急勾配をぐんぐんと上ります。
岩の陰からときどきリオの海が見える。。。と思うまもなく。。。。

不思議なグループがどやどやと乗り込んできました。
(だいたい、なんで、ケーブルカーの途中から乗り込めるのか、不思議)
黄色いTシャツを着たブラジル人グループは、
乗り込むやいなや、サンバをやり始めるじゃああーりませんか!!

SAMBA DA AVIAO, AQUARELA DO BRASIL, GAROTA DE IPANEMA.....といった有名どころを、
カバキーニョ、パンデイロ、タンボリンにタンタンといった楽器でノリノリのサンバにして陽気に歌います。

おおーーー! 
さすがリオ!
サンバが似合うねえ!!!

弘美とももこは、窓の外の景色には目もくれず、
サンババンドといっしょに歌いまくっていたのでした。
(そんなヘンテコなサンバ好きの日本人を、
まわりの外国人観光客は、不思議そうに眺めていたそうな。。。)

ひとしきり歌うと、バンドのお兄さんが、やおらパンデイロをさかさまにすると、
「みなさーん! よろしくおねがいしまーす!」
ってな具合に陽気に投げ銭を集め始めます。
彼らは、こうして、ケーブルカーでコルコバードの丘を登ったり下ったりして
サンバを歌っては、稼いでいるのですねえ。
なんて、素敵な商売なんだろう! 
あこがれるなーーーー!!!
 
******

昨年の2月に再びコルコヴァードの丘を登るケーブルカーに乗りましたが、
陽気なサンババンドのお兄さんたちは乗ってませんでした。
コルコヴァードを訪れたという人に聞いてみても、そんなサンババンドを見たという人には会ったことがない。
もしかしたら、あのケーブルカーのサンババンドはあの夏限定のバンドだったのかもしれませんね。

コルコヴァード体験、続きは次回! チャオ!

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2008年4月 1日 (火)

Corcovado 1

4月1日。「歌って覚えるポルトガル語」も新学期。

しかも、記念すべき第200号!

毎回読んでくださる皆々様にあらためてお礼申し上げます。

というわけで、気分も新たに、ボサノヴァの超スタンダードをお勉強しましょう。

ジョビンの名曲、Corcovadoです。

初回の今日は、ポルトガル語の歌詞をまとめて掲載しますね。

♪♪♪♪♪

Corcovado

Um cantinho e um viola~o
Este amor, uma canc_a~o
Pra fazer feliz a quem se ama

Muita calma pra pensar
E ter tempo pra sonhar

Da janela ve^-se o Corcovado
O Redentor que lindo

Quero a vida sempre assim
com voce^ perto de mim
Ate´ o apagar da velha chama

E eu que era triste
Descrente deste mundo
Ao encontrar voce´ eu conheci
O que e´ felicidade meu amor

♪♪♪♪♪

ところで、Corcovadoとは何かはもうご存知ですよね。
リオ・デ・ジャネイロの観光名所、巨大なキリスト像・・・のことではなくて(こう早とちりしてる人が意外に多い!)、
その巨大なキリスト像が立っている丘の名前がCorcovadoです。

じゃ、巨大なキリスト像は何ていうのさ?
それはね・・・O Redentor(オ ヘデントール)です。
救い主キリストという意味です。

コルコヴァードのキリスト像は、ニューヨークの自由の女神のように、リオの象徴ですよね。

これも有名なジョビンの曲、「ジェット機のサンバ」では、
飛行機がリオに近づくと、グアナバラ湾に向かって両手を広げて立っているRedentorが見える・・・と、歌っています。

キリスト像のあるコルコヴァードの丘は観光名所です。
わたしも二度行きました。
歌のお勉強をしながら、コルコヴァードのキリスト像見物のエピソードなんかも
思い出して書いていこうと思います。

おたのしみに・・・・
ではでは、またね。チャオ!

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2008年3月29日 (土)

Travessia 16

Travessiaの16回目。
最終回の今日は、Travessiaのももこ的日本語訳を掲載します。

Travessia

Quando voce^ foi embora fez-se noite em meu viver
Forte eu sou mas na~o tem jeito,
hoje eu tenho que chorar

Minha casa na~o e´ minha,
e nem e´ meu este lugar
Estou so´ e na~o resisto,
muito tenho pra´ falar

Solto a voz nas estradas,
ja´ na~o quero parar
Meu caminho e´ de pedras,
como posso sonhar
Sonho feito de brisa,
vento vem terminar
Vou fechar o meu pranto,
vou querer me matar

Vou seguindo pela vida
me esquecendo de voce^
Eu na~o quero mais a morte,
tenho muito que viver
Vou querer amar de novo
e se na~o der na~o vou sofrer
Ja´ na~o sonho, hoje fac_o
com meu brac_o o meu viver

Travessia―ひとすじの道

あなたが去っていって
僕の人生は夜になった
僕は強いはず。
だけれど、どうしようもないんだ。
この家はもう僕の家ではない。
この場所も僕の居場所ではない。
僕は孤独。もう耐えられない。
語りたいことがたくさんあるんだ。

道の真ん中で大きな声で叫ぼう。
僕の道は石ころだらけ。
どうして夢などみていられるだろう?
夢は風。
風は止むときが来る。
泣くのはやめよう。
死にたくなるから。

僕はこうして生きている。
君を忘れようと勤めながら。
もう死にたいとは思わない。
生きて、やりたいことがみつかったから。
また誰かを愛したくなるだろう。
もし、愛が報いられなくても
もう苦しんだりはしない。
もう夢はみない。
これからは、自分のこの手で
人生を切り開いていくんだ。

♪♪♪♪♪

Travessia。
失恋の歌と思っていました。実際、ラブソング―失恋の歌として歌っても、じゅうぶんにいい歌です。

けれど、歌詞にこめられた苦悩は何なんだろう? ずっと不思議に思っていました。

Travessiaは、作曲がミルトン・ナシメント。作詞は友人のFernando Brantです。生まれて初めて作詞をしたFernandoは、苦労して書き上げた詩をミルトンに見せます。
タイトルの「Travessia」を見てピンときたミルトンはこう言いました。

「Grande Serta~o: Veredasだね?」

「Grande Serta~o: Veredas(大いなる奥地:道」は、20世紀ブラジルの代表的な作家、Guimarães Rosaの作品。ブラジル北東部のserta~oと呼ばれる奥地の文化のルーツをテーマにした作品のようです。
タイトルにあるveredasは、toravessiaと同じく「道」という意味。
やせた土地、苦しい生活を余儀なくされるブラジル北東部のserta~oと呼ばれる奥地にわけっていく小説の主人公の姿に、この世の中という荒野にあって、我が道―travessia―を切り開いていく人間の姿。
Fernandoは、この二つのイメージを重ね合わせたのではないでしょうか?

Travessiaが収められているミルトン・ナシメントのデビューアルバム、Travessiaの解説には、ミルトン自身が当時の思い出話を書いています。Travessia誕生の瞬間のエピソード、この歌が音楽祭で入賞し、デビューアルバムを出せることになったときの興奮などを語っていてなかなか興味深いです。

ミルトン自身が言っているように・・・「どの歌にもそれぞれ物語がある」んですね。

♪♪♪♪♪

さてさて。Travessiaのお勉強、無事終了です。

次回からは、ボサノヴァの名曲、Corcovadoをお勉強しますよ~

ではでは、またね。チャオ!

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2008年3月21日 (金)

Travessia 15

Travessiaの15回目。

Ja´ na~o sonho,
ジャ ナォン ソーニョ
hoje fac_o com meu brac_o o meu viver
オージ ファーソ コン メウ ブラーソ オ メウ ヴィヴェール

●ja´(ジャ):《副詞》(na~oといっしょに使うと)もはや~ではない。もう~しない。

●na~o(ナォン):~ではない。否定文を作る言葉。

●sonho(ソーニョ):《動詞sonhar(ソニャール)の現在形一人称単数)》(わたしは)夢を見る。

★nhoは「ニョ」と読みます。
 
 carinhoso(カリニョーゾ):愛情深い(というタイトルの有名な歌がありますね)

★sonhoは、「夢を見る」という意味の動詞が活用した形です。
「わたしは夢を見る」は、Eu sonho.
あなたは夢を見る」は、Voce^ sonha.

★ちなみに、sonhoは、「夢」という名詞でもあります。

●hoje(オージ):《副詞》今日。本日。

★hoは、「オ」と読みます。

 homem(オメン):男。人間。

●fac_o(ファーソ):《動詞fazer(ファゼール)の現在形一人称単数)》(わたしは)~する。~を作る。

★c_oは、「ソ」と読みます。

★fazerは、いろいろな意味のある動詞ですが、基本的には「~する」という意味です。
不規則動詞で、「わたしは~する」というときは、Eu fac_oとなります。

●com(コン):《前置詞》~で。

●meu(メウ):《代名詞》わたしの。

★meuは、次に男性名詞が続くときに使います。
次に女性名詞が続く時はminha(ミーニャ)を使います。

 meu pai(メウ パイ):わたしの父
 minha ma~e(ミーニャ マンイ):わたしの母

●brac_o(ブラーソ):《男性名詞》腕。

●viver(ヴィヴェール):《男性名詞》生活。

★viverは、「生きる」「生活する」という意味の動詞です。
が、辞書を引くと、「生活、生活様式」という意味の名詞としても載っていました。
ここでは、「わたしの」という言葉が前についているので、「わたしの生活」という意味ではないかと思います。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「もうわたしは夢は見ない。今日、わたしは自分の腕で自分の生活をつくっていく」

このあとは、Solto a voz....の部分の繰り返しですので、
あら、気がつけば、Travessiaの歌詞は一通りお勉強したことになりますね。

次回は歌詞全体のMomoko訳を書いてみます。

さてさて、次は何の歌をお勉強しましょうか?
これを考えているときがいちばん楽しかったりして。

では、では、またね。チャオ!

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2008年3月16日 (日)

Travessia 14

Travessiaのお勉強、ちょっぴり間があいてしまいました。ごめんなさい。
気を取り直してお勉強の再開です。

Travessiaの14回目。

Vou querer amar de novo
ヴォウ ケレール アマール ジ ノーヴォ
e se não der não vou sofrer
イ セ ナォン デール ナォン ヴォウ ソフレール

●vou(ヴォウ):《動詞ir(イール)の現在形一人称単数)》行く。

★ir は、「行く」という意味ですが、
「ir + 動詞の原型」で未来形を現します。
「~するつもり」とか「(これから)~します」という意味になります。

★irは不規則動詞。
「わたしは~するつもり」というときは、
 Eu vou + 動詞の原型
になります。

 Vou te contar
  ヴォウ チ コンタール
 わたしはあなたに話してあげよう。
 (Waveの歌いだしですね。)

●querer(ケレール):《動詞》欲しい。

★queは、「キ」または「ケ」と読みます。

★quererは「欲しい」という意味ですが、
「querer + 動詞の原型」で、「~したい」という意味です。

 Quero ver voce^ danc_ar.
  ケーロ ヴェール ヴォセー ダンサール.
 あなたがダンスするのを見てみたい。
 (No Cafe Titoという歌に出てきます)
 
 Eu na~o quero saber mais dela.
  エウ ナォン ケーロ サベール マイス デーラ.
 わたしはこれ以上彼女のことを知りたくない。
 (今、こういうタイトルのサンバの曲を猛練習中です・・・)

●amar(アマール):《動詞》愛する。

★ここまでの三つの言葉をつなげると、「わたしは愛したくなるだろう」という意味になりますね。

●de novo(ジ ノーヴォ):ふたたび。もう一度。

★novoは「新しい」という意味ですが、de novoは熟語で「もう一度」という意味です。

有名なサンバ、「トリステーザ」には

 Quero de novo cantar.
  (ケーロ ジ ノーヴォ カンタール)
 わたしはもう一度歌いたい

 という歌詞が出てきますね。

●e(イ):《接続詞》そして。

●se(セ):《接続詞》もしも。英語のifにあたる言葉。

●na~o(ナォン):~ではない。否定文を作る言葉。

●der(デール):《動詞dar(ダール)の接続法未来形一人称単数)》与える。

★derのもとの形は、dar(ダール)。
darは「与える」という意味ですが、口語では、「~ができる、可能だ」という意味があるようです。
それが否定文になって、Na~o da´となると、「できない」「だめ」となるようで。

★ここでは、これから起こるかもしれないことについて、「もし~ならば」と言っているので、darが、接続法の未来形のderという形になっています。

★sofrer(ソフレール):《動詞》苦しむ。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「わたしはまた誰かを愛したくなるかもしれない。
その愛がうまくいかなくても、苦しまないだろう」

 
じゃ、またね。チャオ!

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2008年2月29日 (金)

Travessia 13

Travessiaの13回目。

Eu não quero mais a morte,
エウ ナォン ケーロ マイス ア モルチ
tenho muito que viver
テーニョ ムイト キ ヴィヴェール

●eu(エウ):《代名詞》わたしは。

●na~o(ナォン):~ではない。否定文を作る言葉。

●quero(ケーロ):《動詞querer(ケレール)の現在形一人称単数》わたしは欲しい。

★queは、「ケ」または「キ」と読みます。
「クウェ」ではありません。

●mais(マイス):《副詞》(否定文で)もはや、もう、二度と、決して。

★maisは、もともとは「とても」「たくさん」という意味のmuitoの比較級です。

 Eu como mais do que minha irma~.
  わたしは妹よりもたくさん食べます。

★また、maisは、「もっと」「再び」という意味でも使います。

  mais uma vez(マイス ウマ ヴェス):もう一度
 cada vez mais(カダ ヴェス マイス):ますます。

★否定文では、「もう~でない」「二度と~しない」という意味になります。

 辞書の例文
 Minha ma~e na~o trabalha mais.
  わたしの母はもう働かない。
 Na~o quero mais nada.
  わたしはもう何もいりません。

●a(ア):女性形の定冠詞。英語のtheに当たる言葉。

●morte(モルチ):《女性名詞》死。

●tenho(テーニョ):《動詞ter(テール)の現在形一人称単数》わたしは持っている。わたしには~がある。

★nhoは「ニョ」と読みます。

★tenhoは、「持っている」という意味の動詞terが活用した形。

 例
 Eu tenho muitos amigos brasileiros.
  エウ テーニョ ムイトス アミーゴス ブラズィレイロス.
 わたしにはブラジル人の友達がたくさんいます。

●muito(ムイト):《代名詞》たくさんのこと。大勢の人。

●que(キ):《関係代名詞》前に出てきた単語の説明をつなげるための言葉。英語のwhichやthatと同じ働きをする。

 辞書の例文
 O livro que me ofereceu e´ muito interesante.
  君が僕にくれた本はとても面白い。

●viver(ヴィヴェール):《動詞》生きる。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「もう死はいらない。生きてやりたいことがたくさんある」

すぐ前の行で
Vou querer me matar.
(死にたくなるだろう」と言っているのに、
ここでは「もう死はいらない」と言っている。

生きていこう、と心に決めたものの、
実際に生きていくうちには
死んでしまいたくなるほどに辛いことがある。
それでも、生きていこう。
そういう意味かな?

ではでは、またね。チャオ!  

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