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2007年8月27日 (月)

O Barquinho 8

O Barquinhoの8回目。

E o barquinho a deslizar,
イ オ バルキーニョ ア ジスリザール

e a vontade de cantar,
イ ア ヴォンタージ ジ カンタール

●e(イ):《接続詞》そして。

●o(オ):男性形の定冠詞。英語のtheに当たる言葉。

●barquinho(バルキーニョ):《男性名詞》小舟

●a(ア):《前置詞)》

●deslizar(ジスリザール):《動詞》すべる

★前置詞のa + 動詞の原型 で、「~している」という、現在進行形のような意味になるみたいです。

 辞書の用例
 O bebe esta´ a chorar.
  (=O bebe esta´ chorando.)
  赤ん坊は泣いている。

●a(ア):女性形の定冠詞。英語のtheに当たる言葉。

●vontade(ヴォンタージ):《女性名詞》意志。意向。望み。

★「意志、意向、望み」と書くと、ずいぶん堅い言葉に聞こえますが、
このvontadeという言葉、日常よく使うみたいです。

 Fique a` vontade.
  フィキ ア ヴォンタージ
 どうぞお楽に。

 Estou com vontade de dormir o dia todo.
  エストウ コン ヴォンタージ ジ ドルミール オ ジーア トード
  一日中寝ていたい。

●de(ジ):《前置詞》~の。

★vontade de~で、「~したい気持ち」という意味です。

●cantar(カンタール):《動詞》歌う。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「滑りゆく小舟、そして歌いたくなる」

♪♪♪♪♪

公開中の映画、"Coisa Mais Linda"を見てきました。

Coisa Mais Lindaは、この映画の語り部でもあるボサノヴァミュージシャン&作曲家、カルロス・リラの曲。

「いちばん美しいもの」という意味です。

ボサノヴァというニュー・ウェイヴの音楽を創ってきたミュージシャンたちの証言と、貴重な映像でつづる、ドキュメンタリー映画。

ボサノヴァ物語、ともいえる映画です。

いろいろな興味深いエピソードがありましたが、

このメルマガでお勉強中のO Barquinhoがどんなふうにして生まれたか?という
作曲者自らの種明かし(?)に
ちょっぴり笑ってしまいました。

単に甘ったるいラブソングじゃなかったのですよ~
ブラジル人って、やっぱり茶目っ気たっぷりでかわいいですねえ~

え?

どんな話かって?

まだ映画を見ていない方には、「ネタバレ」になっちゃうので・・・
ぜひぜひ、映画をご覧ください。

邦題
This Is Bossa Nova
http://www.wisepolicy.com/thisisbossanova/

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2007年8月16日 (木)

O Barquinho 7

O Barquinhoの7回目。

Volta do mar,
ヴォウタ ド マール
desmaia o sol,
デスマイア オ ソウ

●volta(ヴォウタ):《動詞voltar(ヴォウタール)の現在形三人称単数》戻る。

●do(ド):「~の」という意味の前置詞のdeと、男性形の定冠詞のoが合体した言葉。

●mar(マール):《男性名詞》海

●desmaia(デスマイア):《動詞desmaiar(デスマイアール)の現在形三人称単数》色があせる。消えていく。

●sol(ソウ):《男性名詞》太陽

★"l"の読み方は要注意。

"l"の次に、a,i,u,e,oという母音が続くと
「ラ、リ、ル、レ、ロ」という発音です。

 longe(ロンジ):遠い
 feliz(フェリース):幸せな

"l"の次にa,i,u,e,oという母音が続かない時は、
"l"は「ウ」に近い音になります。

 volta(ヴォウタ):戻る
 alto(アウト):高い

ということは、単語の最後の"l"も、「ウ」に近い音になります。

  fa´cil(ファースィウ):簡単な
 Brasil(ブラズィウ):ブラジル
 natural(ナトゥラウ):自然な

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「(小舟が)海から戻る。太陽が消えようとする」

♪♪♪♪♪

voltarという言葉で思い出すこと。

3年前の8月。
初めて訪れたブラジル。
行く先々で地元の人たちと
よくこんなふうに質問されました。

どこから来たの?
日本から?
遠くからきたんですねえ。
どうしてブラジルに来たの?
音楽が好きだから?
ブラジルのどんな歌が好きなの?

ここまで来ると
わたしたち(音楽友達と二人での旅でした)は
張り切ってポルトガル語で歌っちゃいます。

ブラジル人たちは
びっくりして、喜んでくれて、
そして、最後には必ずこう聞くのです。

いつまでブラジルにいるの?
え? たった3週間?

そして・・・

Quando voce^s va~o voltar?

いつ帰ってくるの?

voltarはもともと「帰る」「戻る」という意味です。
ですから、この文は、「あなたたちがまたブラジルに来るのはいつか?」という文です。

けれど、voltarという言葉を聞くと、
「いつ帰ってくるの?」と聞こえます。

ブラジルっていいところでしょう?
大好きになったでしょう?
絶対また来るよね?
帰ってくるよね、ブラジルに?
で、いつ帰ってくるの?

こう聞かれているような気がしました。

Quando voce^s va~o voltar?

この暖かな言葉を、
3週間の旅行中、何度も何度も聞きました。

ああ、帰りたい、ブラジルに!

Quero voltar ao Brasil!

じゃ、またね。チャオ!

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2007年8月 9日 (木)

O Barquinho 6

O Barquinhoの6回目。

Beija o barco e luz, dias ta~o azuis,
ベイジャ オ バールコ イ ルース
ジアス タォン アズィス

●beija(ベイジャ):《動詞beijar(ベイジャール)の命令形》接吻する。軽く触れる。

★beijarは「接吻する」「キスする」という意味の動詞です。

ちなみに「キス」はbeijo(ベイジョ)です。

また、beijarには、「軽く触れる」という意味もあります。

 辞書の例文
 A aragem beijava as flores.
  そよ風が花にやさしく触れていた。

●o(オ):男性形の定冠詞。英語のtheにあたる言葉。

●barco(バールコ)):《男性名詞》舟。

●e(イ):《接続詞》~と~。英語のandにあたる言葉。

●luz(ルース):《女性名詞》光。

●dias(ジーアス):《男性名詞》日。昼間。日の光。

●ta~o(タォン):《副詞》非常に。あまりに。

●azuis(アズィス):《形容詞azul(アズウ)の複数形》青。

★azuisは、青という意味の形容詞、azulの複数形です。
azulは、最後の"l"を取って、"is"をつけて複数形にするんですね。

★このazuisは、diasを説明する言葉なので、diasにそろえて複数形になってるわけです。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「小舟と光にそっと触れてみて。
あまりにも青い日々」

♪♪♪♪♪

今日の歌詞も訳すのが難しいですね。

ナラ・レオンのCDの訳詩はこうなっています。

 ごらん 光の中の舟を
 こんなに青い日々を

この歌は、詩の言葉がロマンチックなだけではなくて、
響きが非常にきれいです。
それは、韻を踏んでいるからですね。

 sem intennc_a~o
  nossa canc_a~o

の二つの"a~o"とか、

今日の歌詞のluzとazuisとか、
同じ響きの音を配置しています。

歌ってみると、メロディとの相乗効果で
さざ波のような心地よさを感じます。

こういう響きの美しさを出すために、
ちょっと文法的には無理をしてでも
音のそろう単語を使っている、というところがあるかもしれません。

かくして、歌詞はますます詩的になり、
メルマガを書くMomokoは
ますます頭を悩ませる・・・

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2007年8月 6日 (月)

O Barquinho 5

O Barquinhoの5回目。

Sem intenc_a~o nossa canc_a~o,
セン インテンサォン ノッサ カンサォン
vai saindo desse mar e o sol,
ヴァイ サインド デッセ マール イ オ ソウ

●sem(セン):《前置詞》~なしで。

●intenc_a~o(インテンサォン):《女性名詞》意図。意志。

★sem intenc_a~o は、「うっかり」「不本意に」という意味だと辞書に載ってました。
「うっかり」というのは、ここの歌詞にはちょっと合わない気がしますね。
どんなニュアンスなのか、後で考えてみましょう・・・

●nossa(ノッサ):《代名詞》わたしたちの

★「わたし達の」は、次に続く名詞の性によって、
nossoとnossaと、二つの形を使い分けます。

 nosso pai´s(ノッソ パイース):わたし達の国
 nossa casa(ノッサ カーザ):わたし達の家

★ブラジル人はよく

 Nossa!!!

と叫んでます。これは、びっくりしたときに発する言葉で、「わー」ってなものらしいです。

●canc_a~o(カンサォン):《女性名詞》歌。

●vai(ヴァイ):《動詞ir(イール)の現在形三人称単数》行く。

●saindo(サインド):《動詞sair(サイール)の現在分詞》離れる。出る。

★現在分詞とは、英語でいえばing形のこと。
「している」「しながら」という意味になります。

●desse(デッセ):「~の」という意味の前置詞のdeと、「その」という意味のesseが合体した言葉。

★sair de~で「~から離れる」「~から出る」という意味になります。

 sair de casa:家を出る。

●mar(マール):《男性名詞》海

●e(イ):《接続詞》~と~。英語のandにあたる言葉。

●o(オ):男性形の定冠詞。英語のtheに当たる言葉。

●sol(ソウ):《男性名詞》太陽。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「その海と太陽からいつの間にかわたし達の歌が生まれてくる」

♪♪♪♪♪

sem intenc_a~ は、「うっかり」「不本意に」という意味だと辞書には書いてありました。
でも、うっかり歌が生まれるなんて、ちょっと変。
ここは無意識のうちに、知らず知らずのうちに、というニュアンスだと思います。

歌詞を訳すって難しいですねえ。

単語の意味が全部わかったとしても、それらの単語で何を伝えたいのかを読み取らないといけない。
それに、歌は詩ですから、言葉が映すイメージを感じなければいけない。

最終的には、読むひと、歌う人、ひとりひとりが、自分だけのイメージを持って歌を味わうのだと思います。

このメルマガの訳詩は、

 文法的にわかりやすく、
 Momoko流の解釈で

の訳です。

皆さんも、ご自分のオリジナル訳詩を作ってみてくださいね。

素敵な訳詩ができたら、Momokoにこっそり(?)教えてください。

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2007年8月 3日 (金)

O Barquinho

O Barquinhoの4回目。

Num barquinho pelo mar,
ヌン バルキーニョ ペロ マール
que desliza sem parar,
キ ジスリーザ セン パラール

●num(ヌン):「ドコソコで」という意味の前置詞のemと、男性形の不定冠詞のumが合体した言葉。

●barquinho(バルキーニョ):《男性名詞》小舟。

●pelo(ペロ):前置詞のporと男性形定冠詞のoが合体した言葉。

★porは、「~のあたりに」「~を通って」という意味があります。

●mar(マール):《男性名詞》海。

●que(キ):《関係代名詞》~する・・・。英語のthatやwhichと同じ働きをする言葉。

●desliza(ジスリーザ):《動詞deslizar(ジスリザール)の現在形三人称単数)》すべる。滑走する。

●sem(セン):《前置詞》~することなしに。

 辞書の用例
 sem querer:うっかり。そのつもりはなく
 sem pensar:考えずに
 sem saber:知らずに

●parar(パラール):《動詞》止まる。停止する。

★pararは「止まる」「やめる」という意味の動詞です。
この言葉で思い出すのは
ブラジルのライブのアンコールの掛け声。
pararの三人称の過去形parouを使います。

 Por que pqrou?
  ポル ケ パロウ?
 なぜ、やめたの?
 Parou por que?
  パロウ ポル ケ?
 どうしてやめちゃったの?
 ↓
 つまり、「やめないで~」っていう意味のアンコールの掛け声です。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「海をすべっていく小舟の中で(愛が生まれる)」

ではでは、またね。チャオ!

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