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2008年3月29日 (土)

Travessia 16

Travessiaの16回目。
最終回の今日は、Travessiaのももこ的日本語訳を掲載します。

Travessia

Quando voce^ foi embora fez-se noite em meu viver
Forte eu sou mas na~o tem jeito,
hoje eu tenho que chorar

Minha casa na~o e´ minha,
e nem e´ meu este lugar
Estou so´ e na~o resisto,
muito tenho pra´ falar

Solto a voz nas estradas,
ja´ na~o quero parar
Meu caminho e´ de pedras,
como posso sonhar
Sonho feito de brisa,
vento vem terminar
Vou fechar o meu pranto,
vou querer me matar

Vou seguindo pela vida
me esquecendo de voce^
Eu na~o quero mais a morte,
tenho muito que viver
Vou querer amar de novo
e se na~o der na~o vou sofrer
Ja´ na~o sonho, hoje fac_o
com meu brac_o o meu viver

Travessia―ひとすじの道

あなたが去っていって
僕の人生は夜になった
僕は強いはず。
だけれど、どうしようもないんだ。
この家はもう僕の家ではない。
この場所も僕の居場所ではない。
僕は孤独。もう耐えられない。
語りたいことがたくさんあるんだ。

道の真ん中で大きな声で叫ぼう。
僕の道は石ころだらけ。
どうして夢などみていられるだろう?
夢は風。
風は止むときが来る。
泣くのはやめよう。
死にたくなるから。

僕はこうして生きている。
君を忘れようと勤めながら。
もう死にたいとは思わない。
生きて、やりたいことがみつかったから。
また誰かを愛したくなるだろう。
もし、愛が報いられなくても
もう苦しんだりはしない。
もう夢はみない。
これからは、自分のこの手で
人生を切り開いていくんだ。

♪♪♪♪♪

Travessia。
失恋の歌と思っていました。実際、ラブソング―失恋の歌として歌っても、じゅうぶんにいい歌です。

けれど、歌詞にこめられた苦悩は何なんだろう? ずっと不思議に思っていました。

Travessiaは、作曲がミルトン・ナシメント。作詞は友人のFernando Brantです。生まれて初めて作詞をしたFernandoは、苦労して書き上げた詩をミルトンに見せます。
タイトルの「Travessia」を見てピンときたミルトンはこう言いました。

「Grande Serta~o: Veredasだね?」

「Grande Serta~o: Veredas(大いなる奥地:道」は、20世紀ブラジルの代表的な作家、Guimarães Rosaの作品。ブラジル北東部のserta~oと呼ばれる奥地の文化のルーツをテーマにした作品のようです。
タイトルにあるveredasは、toravessiaと同じく「道」という意味。
やせた土地、苦しい生活を余儀なくされるブラジル北東部のserta~oと呼ばれる奥地にわけっていく小説の主人公の姿に、この世の中という荒野にあって、我が道―travessia―を切り開いていく人間の姿。
Fernandoは、この二つのイメージを重ね合わせたのではないでしょうか?

Travessiaが収められているミルトン・ナシメントのデビューアルバム、Travessiaの解説には、ミルトン自身が当時の思い出話を書いています。Travessia誕生の瞬間のエピソード、この歌が音楽祭で入賞し、デビューアルバムを出せることになったときの興奮などを語っていてなかなか興味深いです。

ミルトン自身が言っているように・・・「どの歌にもそれぞれ物語がある」んですね。

♪♪♪♪♪

さてさて。Travessiaのお勉強、無事終了です。

次回からは、ボサノヴァの名曲、Corcovadoをお勉強しますよ~

ではでは、またね。チャオ!

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2008年3月21日 (金)

Travessia 15

Travessiaの15回目。

Ja´ na~o sonho,
ジャ ナォン ソーニョ
hoje fac_o com meu brac_o o meu viver
オージ ファーソ コン メウ ブラーソ オ メウ ヴィヴェール

●ja´(ジャ):《副詞》(na~oといっしょに使うと)もはや~ではない。もう~しない。

●na~o(ナォン):~ではない。否定文を作る言葉。

●sonho(ソーニョ):《動詞sonhar(ソニャール)の現在形一人称単数)》(わたしは)夢を見る。

★nhoは「ニョ」と読みます。
 
 carinhoso(カリニョーゾ):愛情深い(というタイトルの有名な歌がありますね)

★sonhoは、「夢を見る」という意味の動詞が活用した形です。
「わたしは夢を見る」は、Eu sonho.
あなたは夢を見る」は、Voce^ sonha.

★ちなみに、sonhoは、「夢」という名詞でもあります。

●hoje(オージ):《副詞》今日。本日。

★hoは、「オ」と読みます。

 homem(オメン):男。人間。

●fac_o(ファーソ):《動詞fazer(ファゼール)の現在形一人称単数)》(わたしは)~する。~を作る。

★c_oは、「ソ」と読みます。

★fazerは、いろいろな意味のある動詞ですが、基本的には「~する」という意味です。
不規則動詞で、「わたしは~する」というときは、Eu fac_oとなります。

●com(コン):《前置詞》~で。

●meu(メウ):《代名詞》わたしの。

★meuは、次に男性名詞が続くときに使います。
次に女性名詞が続く時はminha(ミーニャ)を使います。

 meu pai(メウ パイ):わたしの父
 minha ma~e(ミーニャ マンイ):わたしの母

●brac_o(ブラーソ):《男性名詞》腕。

●viver(ヴィヴェール):《男性名詞》生活。

★viverは、「生きる」「生活する」という意味の動詞です。
が、辞書を引くと、「生活、生活様式」という意味の名詞としても載っていました。
ここでは、「わたしの」という言葉が前についているので、「わたしの生活」という意味ではないかと思います。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「もうわたしは夢は見ない。今日、わたしは自分の腕で自分の生活をつくっていく」

このあとは、Solto a voz....の部分の繰り返しですので、
あら、気がつけば、Travessiaの歌詞は一通りお勉強したことになりますね。

次回は歌詞全体のMomoko訳を書いてみます。

さてさて、次は何の歌をお勉強しましょうか?
これを考えているときがいちばん楽しかったりして。

では、では、またね。チャオ!

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2008年3月16日 (日)

Travessia 14

Travessiaのお勉強、ちょっぴり間があいてしまいました。ごめんなさい。
気を取り直してお勉強の再開です。

Travessiaの14回目。

Vou querer amar de novo
ヴォウ ケレール アマール ジ ノーヴォ
e se não der não vou sofrer
イ セ ナォン デール ナォン ヴォウ ソフレール

●vou(ヴォウ):《動詞ir(イール)の現在形一人称単数)》行く。

★ir は、「行く」という意味ですが、
「ir + 動詞の原型」で未来形を現します。
「~するつもり」とか「(これから)~します」という意味になります。

★irは不規則動詞。
「わたしは~するつもり」というときは、
 Eu vou + 動詞の原型
になります。

 Vou te contar
  ヴォウ チ コンタール
 わたしはあなたに話してあげよう。
 (Waveの歌いだしですね。)

●querer(ケレール):《動詞》欲しい。

★queは、「キ」または「ケ」と読みます。

★quererは「欲しい」という意味ですが、
「querer + 動詞の原型」で、「~したい」という意味です。

 Quero ver voce^ danc_ar.
  ケーロ ヴェール ヴォセー ダンサール.
 あなたがダンスするのを見てみたい。
 (No Cafe Titoという歌に出てきます)
 
 Eu na~o quero saber mais dela.
  エウ ナォン ケーロ サベール マイス デーラ.
 わたしはこれ以上彼女のことを知りたくない。
 (今、こういうタイトルのサンバの曲を猛練習中です・・・)

●amar(アマール):《動詞》愛する。

★ここまでの三つの言葉をつなげると、「わたしは愛したくなるだろう」という意味になりますね。

●de novo(ジ ノーヴォ):ふたたび。もう一度。

★novoは「新しい」という意味ですが、de novoは熟語で「もう一度」という意味です。

有名なサンバ、「トリステーザ」には

 Quero de novo cantar.
  (ケーロ ジ ノーヴォ カンタール)
 わたしはもう一度歌いたい

 という歌詞が出てきますね。

●e(イ):《接続詞》そして。

●se(セ):《接続詞》もしも。英語のifにあたる言葉。

●na~o(ナォン):~ではない。否定文を作る言葉。

●der(デール):《動詞dar(ダール)の接続法未来形一人称単数)》与える。

★derのもとの形は、dar(ダール)。
darは「与える」という意味ですが、口語では、「~ができる、可能だ」という意味があるようです。
それが否定文になって、Na~o da´となると、「できない」「だめ」となるようで。

★ここでは、これから起こるかもしれないことについて、「もし~ならば」と言っているので、darが、接続法の未来形のderという形になっています。

★sofrer(ソフレール):《動詞》苦しむ。

というわけで、今日の歌詞はこんな感じ。
「わたしはまた誰かを愛したくなるかもしれない。
その愛がうまくいかなくても、苦しまないだろう」

 
じゃ、またね。チャオ!

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